『破壊と創造』〜真の美女を魅了する唯一無二の思考法〜

『破壊と創造』〜真の美女を魅了する唯一無二の思考法〜

どうもミカエルです。

美女に特化した口説き方を発信しています。

自分のところに会いにくる人でよく

お金キラキラ体験、地位などのスペックがないと口説けないのではないか?』

とよく質問をいただきます。

先に常識を壊してしまうようなことを言ってしまいます。

結論、それだけでは抱けないです。

確かに、一ミリも刺さらない訳ではありません。

ですが、これらのほんの小さな変数に過ぎないのです。

その狭い変数に囚われていると、

美女攻略において、とてつもなく「遠回りな道」を進んでしまいます。

金では経営者に勝てないし

顔は芸能人にも勝てない

スペックでは上には上がいるんですよね。
美女はそんなものを腐るほど見てきているし、日常的なものなのです。

究極、美女攻略において最も重要な要素、つまり『勝つ』ためには、

『経験値が上だと思われること』どこまでいってもコレでしかないです。

これに気づいてから今まで数々の美女を抱いてきました。

・六本木No. 1
・ラウンジ嬢×12
・六本木、歌舞伎、北新地×24
ファ○ザランキング1位A○女優
・バーレ○クダンサー
20万人越えインスタグラマー
・グラビアアイドル(ヤ○グマガジンの表紙)
・元乃○坂46アイドル

などなど、、今もなお記録は更新しています。

夜職を含む美女を抱き過ぎて港区に居づらくなってきました。

キャバクラにフリー(指名をつけずに入ること)で行った時に
既セク(すでに抱いた子)が3人中2人いたりしました。

正直、めっちゃ気まずいです。
基本的にフリーで入ると
初対面なのに抱いたことがある子がいると気まずくなります。



さて、戻ります。

なぜ、あなたが本当の美女を抱けないのか?

圧倒的美女を前に、

緊張したり本当の自信を身につけられなかったり、

知識はあるはずなのに結局負けてしまったり

勝つことができても再現性がなくムラがあったり、

どうしてこんなことが起こってしまうのか?その根本的な原因は、、、










『手段と目的』がごちゃごちゃになってしまうからです。




分かりづらいので少し解説しますね。

何のために金でマウントを取るのか?何のためのキラキラ体験なのか?何のためにスペックでマウントを取るのか?

全ては相手よりも上だと思われるため。

だが、前述の通り、その分野での格上やライバルなんて死ぬほどいる。

少し想像してほしいのですが、そもそも美女が経営者と絡んでないはずないですよね?

あなたにとっての『非日常』は、美女にとっての『日常』です。

例えば、高い焼肉屋さんにいったことを自慢するとして

「この間うしごろに行ってきたわ」

と言っても

キャバ嬢からしたら

毎日金持ちの経営者に同伴(出勤前に会うこと)をして食べに行ってますし、

あなたが『凄い』と思っていることは

相手からしたら『普通』かもしれません。

残酷なことを言いますが、、、
金を持ってるとか、キラキラ体験などというマウントは相手にどう思われているのか?

『ただただこの人すごいって思われたいんだな〜』
『無理しててしんどいな〜』
『すごいですね!って言っておけばいいか』

みたいな感じに思われてしまいます。

今までの美女攻略における全ての経験から言わせてもらうと、、、

このスキルで抱けるのは経験値の低いキャバ嬢のみです。

体感美女の5%くらいしか抱くことが出来ません。

他の95%を取りこぼしてしまいます。


では、何が美女に最高に刺さるのか?

どしてミカエルは、美女に泣きながら懇願されたり

たった20分で美女を仕上げて抱いたり

芸能人が口説けなかった嬢を持ち帰ったりできるのか?






それは



美女が価値を感じる分野で『自分よりも経験値が上』だと思われているから。
究極、、、全ての行動は、このためでしかないのです。『私よりも経験値が上なんだ』そう思われることが、美女を落とす最大の要因なんです。

そしてそのためには『連想』が最高かつ最強なのです。

この連想こそが、僕が他の人と違うと言われ、
そして美女を抱きまくっている最大の武器です。





連想力を使った口説きとは、、、

相手の性格など『本質部分』を捉え
それに合わせて自分の口説き方を柔軟に展開していくこと。

わかりにくいと思うので具体例を用いて伝えていきますね。

相手のキャバ嬢の性格を探ったときに価値観として

・お金持ちの経営者に関心がある
・刺激的な人が好き

みたいな価値観が出てきたら短い言葉で『連想させて』会話を展開します。


A子「ミカエルくんはタイプとかないの?」
ミカ「A子は?」
A子「優しい人かな」
ミカ「いや、優しいってありきたりすぎw」
ミカ「だってサラリーマンと付き合えないでしょ?」 
A子「確かにサラリーマンは無理かな」

このだってサラリーマンとは付き合えないでしょ?
という短いフレーズだけでも自分の価値証明はできる。

相手の視点になると
だってサラリーマンと付き合えないでしょ?
→そこまで自信満々に言えるってことは、ミカエルくんはサラリーマンではない
(金銭面での価値証明)

だってサラリーマンと付き合えないでしょ?
→キャバ嬢の世界観を知ってるってことは、ミカエルくんの周りには美人な彼女、友達、セフレがいるに違いない。
(モテの匂わせ)



というように短いセリフで相手に
お金の価値証明とモテの価値証明を相手に連想させることができる。

このように連想を意識することで
短い言葉で自分の経験値が高いことを示すことができます。


この例もノウハウのほんの一部に過ぎません。





連想を極めてしまうと、猫じゃらしで猫を弄ぶように、日本トップレベルの美女を思うがまま自由自在に操れるようになります。


経営者と自分2人でギャラのみでVIPの子を2人呼んだ時に
『連想』を使って目の前で2人とも口説いてその日に1人、後日にもう1人抱いたことでその経営者の方に3ヶ月200万払うから教えて欲しいと15歳以上下の自分に懇願してきたことがあります。



その方は一日に20万円ほどほぼ毎日使っていたけれども1人も抱けなかった。
それが『連想』を教えたところ
・ロイヤルVIP4人
・VIP 3人
を三ヶ月で抱いていった。

「今まで自分でやってきた口説きと180度違くて、あのまま進めていたら1人も抱くことが出来なかったと思う。本当にありがとう。」

と涙目で言われたこともあります。


誰もが街を歩いていたら振り返ってしまうような超絶美女を
短時間でかつ最小限のコストに抑えて口説くスキルが『連想力』です。




そもそも戦い方を間違えてしまっては、一生勝てないです。断言できます。

戦闘機相手に、必死に槍を改造しても、
剣を磨き続けても、勝てるわけがないですよね、

それと同じで、ズレたノウハウや、YouTubeやTwitterでよく言われている戦術で戦っていても、美女にはまず通用しないんです。

自分自身最初は独学でやっていてキャバクラに30連敗したこともあります。
一回のキャバ1万5千円だとしても、キャバ代だけで45万円も損しています。
アフター代タクシー代などを合わせたら200万円ほどは無駄にしました。


間違ったノウハウで進めていくと『莫大な時間とお金』を無くしてしまいます。
自分はその間違ったノウハウを続けたせいで毎月支出が引かれて、全財産が3000円になって、ギリギリで生きる地獄みたいなことを何回も繰り返しました。

キラキラ体験に使って頑張って貯めた貯金が数百万の単位で無くなり、心がボロボロになって自分のところにきたコンサル生もいました。


あなたには私やコンサル生のようなしんどい思いをしてほしくないです。



経営者や芸能人の経験値の高い部分(金、権力)で経験値の高さを示したとしてもその分野は希少性が少なく美女の心を動かすことができません。


心情理解や恋愛偏差値の高さ、人生観のレベル感など別の分野で経験値を示さないといけないのです。

そうは言いながらも、なかなかイメージしにくいと思うので、
ここから僕のストーリーを話していきますね。

あ、ちなみになんですけど、


今回の記事は正直、
死ぬほど書きたくなかったです。
いやーマジで書きたくなかったですw

なぜなら、自分が初心者時代失敗した恥ずかしい話を沢山含んでいるからです。w


失敗は自分の心の奥で閉まっておきたいものです。


ただこれを見せることによって

僕の試行錯誤で背景を知ってほしいです。
口説きの失敗の罠に引っかかったので
みなさんにはその分ショートカットしてほしいと思ったので公開します。


そして、美女攻略に重要なエッセンス
そしてヒントをたくさん散りばめています。


時には笑ってもいい。
自分自身に重ね合わせてもいい。


僕がしてきた恥ずかしい失敗を
試行錯誤の材料としてインプットしてください。


「僕がキャバ嬢に惨敗した話」
ご覧ください。

それではどうぞ。


重要なお知らせ

このTIPSの中に美女を攻略するための追加特典の無料受け取り方法が書かれています。読み飛ばしたりせずに、最後まで読み進めていただければと思います。




遭遇

枯れ葉がひらひらと舞い落ちる。少し肌寒い中僕は渋谷の少しオシャレなカフェに。今日も女の子が来るのを待っている。


今日の女の子は清楚系のJD。2,3日前、渋谷駅の近くでしつこくナンパした子だ。



iPhoneのバイブが鳴り響く。

ポケットからスマホを取り出すと「ごめん!10分だけ遅れる!何か飲んで待ってて!」とLINEが来ていた。

昔はドタキャンもよくされた。
でも、今回は事前にドタキャンされないよう仕込んである。そこの心配は大丈夫だ。



10分かかるみたいだから先に何か頼んでおくかとメニューを開く。なんでおしゃれなカフェってたかが1杯の紅茶を飲むのに1000円も取るんだろう。高すぎだろ。


そんなどこにやるでもない不満を抱きながら、アイスコーヒーの次に安いアイスティーを注文する。

「アイスティーを1つで」

「アイスティー1つですね。あ、あとお席が2時間制になっておりますのでそこだけご了承ください」

「わかりました。ありがとうございます。」


女の子が来るより先にアイスティーが届いた。まだナンパからデートに持ち出した数は少ない。数ヶ月前まで童貞だったわけだ。今回も緊張し胸が高鳴っている。


そんな忙しく動く胸を紅茶を飲んで落ち着かせる。1杯1000円か。やっぱり高い。まあ場所がオシャレだからしょうがないか。


そんな感じで自分に言い聞かせながら待っていると


「お待たせ!遅れてごめんね。」

と待ち合わせしていたJDが到着。


始めこそ緊張していたが、
過去ウケがよかったトークでペースを握ったらこっちのもの。
ルーティンみたいに話してると、



「ミカエルくん本当に面白いし、色々経験してるね。すごい。」

少し前のめりな姿勢、興味を持ってくれてる、声のトーン、



(うん、いける!!今日もこの子を抱ける。)


緊張から確信に変わっていく。金がないから痛いけどカフェは奢る。

そしてそのまま道玄坂を登りホテル打診をした。




部屋に入り各々シャワーを浴びる。

彼女がシャワーを浴びている間に自分のお財布を開き残高を確認する。

大丈夫。足りる。




ホテルに連れ込んでまで金の心配をしてる自分がひどく虚しかった。まあ結果を言うと、抱けた。ノーグダだった。カフェでもうすでに勝ちは決まっていたのだ。



最近はストリートナンパを共にする仲間たちから、
「ミカエルってほんと可愛い子抱いてるよな!」
などと言ってもらえるようになっていた。

これまで優れたことなんて一度もない凡人でつまらない人生だった。
だからこそ、努力し褒めて貰えるようになったことはたまらなく嬉しかった。

ただの凡人だけれども、
自分のポテンシャルが認められていく感じで心地がいい。

ただしかし、その反面、インスタを眺めればまだまだ可愛い子がいる。

それを認識しているからこそ悔しさもあった。

ホテルを出て彼女と、さっき登ってきた道玄坂を下る。



帰り道の方が行きよりも短く感じる。
遠足もそうだった。家族旅行も。いつも帰り道の方が早いと錯覚させられる。
それは1度通った道だからだと誰かから聞いたことがある。



そんなことをぼんやり考える。ふと気づくと前から美女が歩いてきた。



タイトなニットワンピを着ていて、歩くたびに、胸元が揺れる。

見ない方がおかしい。誰もが認めるそして振り向く美女だ。

手にはそういうのに疎い僕でも知ってるハイブランドのバッグ。一体いくらするんだろう。僕にはそのバッグの価格もわからない。わかるのはただ、高いってことだけだ。




その美女にはオーラがあった。普通だったら浮くような明らかに高いバッグが馴染んでいる。



街にいたら速攻話しかけてしまうレベル。いや、美人すぎて声すら掛けられないかもしれない。

その女性を視線で捉えていると、後ろから男が出てきた。


「は?なんでこんな奴が美人の隣に歩いてるんだ??!!」


身長の高いゴリラみたいな奴だ。
お世辞にも顔はかっこいいとは言えないし、肌は真っ黒で筋肉質。イケメンではない。

もうだいぶ肌寒いのに、この季節でも半袖を着ていた。
(うん、これは完全にゴリラだ。この季節外れな感じはゴリラ。)

そんな筋肉ゴリラと美女とすれ違う。フワッと香水の香りが漂う。

美女はこっちに目もくれずに前を真っ直ぐ向いて通り過ぎる。
真っ直ぐな姿勢で。モデルのような華奢な歩き方で。



一方、筋肉ゴリラはガニ股で歩きながら、俺の隣を歩く彼女の顔に目をやる。
そして、その後俺の顔を見てうっすらニヤついた。自慢げに、嫌な感じに。



今、完全に馬鹿にされた。時が止まった感じ。



何も言葉を交わしていない。
だが、相手がこちら側を馬鹿にしているのがわかった。


一言も発していない。

それでも、「そのレベルの女の子を抱いてるんだw」
という声が脳内に鳴り響いた。



「ぜっっったいあいつの隣にいた美女レベルを抱いてやる。」

これがミカエルの美女攻略を始めるきっかけになった瞬間だ。


抱けたのに悔しい。そんなむしゃくしゃする感情を持ち合わせたまま家に帰った。

寝ようと目を瞑る。
しかし、脳内であの美女の風貌、香りがフラッシュバックする。
そして、筋肉ゴリラの声が鳴り響く。「そのレベルの女の子抱いてるんだw」


結局その繰り返しだった。
睡魔と筋肉ゴリラに敗北したことからストレスが溜まる。

いつの間にか、カーテンの合間からあたりが明るくなるのが見えた。
もう朝だ。結局その日は、悔しすぎて一睡もできなかった。

一晩置いてもあの日の記憶が頭から離れない。
いつもの道でナンパをするが、あまり力が入らない。
ナンパも上手くいかない。全てが空回りだった。

これほど上手くいかないのは久しぶり。

いや、まだ初心者時代の方が反応は良かったかもしれない。


そんな調子だから休憩を挟む。コンビニで飲み物を買いベンチに腰掛けた。そして、惰性でTwitterを開く。今日は「〜即!」なんて呟きもできない。

ただ、タイムラインをスクロールするだけだ。もう日が暮れそう。そんな時、ふと指が止まった。



「今から時間できたんで会いたい人いますか?」




その方は、1度もあった事はない。ただ、美人を抱いていると噂で聞いたことがある。
この界隈では滅多に人に会わない。それでもその方にはなぜか惹かれた。
直感でいくべきだと感じたのだ。


直感がそうというならそうするしかない。
その日の女の子には申し訳ないが、アポをドタキャンした。(本当ごめん!)

一回会うのに5万円だった。
財布の中を見てみるとピッタリ5万円が入っていた。

自分の中で会うかどうか迷っていた。


人と会うだけで5万円もかかるのは自分にとっては高すぎる
誰でもそのように感じるだろう。


ただ、見方を変えてみた。
ここでノウハウを掴んで5万円払ったとしたら
そのノウハウを生涯一生使うことができる

1年間で日割りしたら一日に140円もいかない。
ほぼ無料である。


美人を抱いている経営者ににどうしたら美人にモテるか聞いてみたら

「リスクが取れる人がモテし稼げる。みんなリスク取らないからね。」

と言われたことがある。

一年後、二年後の未来の自分から見たときに
5万程度の自己投資にビビるか考えてみる。

いや絶対そんなことない!

来年の自分はもっとお金を持っているしこんなことで悩んだりはしない。

今の自分を変えたから行動と思考を変えないといけない。

そうしてそのままお金を握りしめて会いにいくことに。




そして、急いで改札を通り待ち合わせの六本木へ向かう。そこにはガタイのいい1人の男が立っていた。筋肉ゴリラほどじゃないが引き締まった身体。ジェルで整えたイカツイ髪。

そして、当時は気づかなかったが、今考えてみると全身ハイブランドに包まれていた。

「初めまして!ミカエルと言います!よろしくお願いいたします!」

と挨拶すると

「初めまして!よろしくね!」

と優しく返してくれた。


軽い自己紹介の後、ノウハウの話で盛り上がるとその方は丁寧に教えてくれた。

今まで何ヶ月もかけて1人でノウハウを培ってきた。
でも、今はレベルの違う美女を口説く方法が1時間も経たない時間で語られる。



その人が今まで積み上げてきたものを一瞬で知れている気がした。
今まで1人で何ヶ月もかけてノウハウを培ってきた自分がバカのようだ。
成功者に聞けば一瞬で知れるのに。


成功している人に話を聞いたらその人の思考をショートカットできるからお金を払ってでも聞いちゃった方が早い。この時にそう感じた。

そこに変なプライドとかはいらないと。

結局その後も仲良くしてもらえて、その日の夜、
人生初のキャバクラにいくことになった。

場所は、夕方に待ち合わせした六本木。
日本で一番美人が集まる場所だ。

服装もナンパ用のラフなものだったから一回家に帰ってから準備をする。
「何を持っていけばいいですか?」とLINEで聞いてみると、
「何もいらないよw」とだけ返ってきた。

キャバクラなんて初めてだ。皆どんな服装で行くんだろう。
スーツなのか?
右も左もわからない僕は、
先輩から貰ったディオールのパーカーを着て行った。


とりあえず、自分が持っている中で一番高い服を着て行こう。

あとは、香水も必要だな。



ZARAの安い香水を手首につける。
初キャバクラに緊張し、4プッシュくらいしてしまった。
きつい香水なので今考えるとどう考えてもつけすぎだ。
部屋のフレグランスくらい匂いがする。

ガチガチに緊張しながら初めてのキャバクラへ向かったのだった。


挑戦


心臓の音が聞こえるんじゃないか。
電車の中でそんな心配をしていた。それだけ緊張していたのだ。
普段のアポなんか比べ物にならないレベルだった。



あの方と六本木のドンキの前で合流することに。
集合時間よりも20分近く早くついてしまった。
緊張しすぎてドンキの歌が全く入ってこない。

そして合流してキャバクラへ向かう。
キャバクラ。。。

「どんな場所なんだろう。」
「こんな服装でいいんだろうか。」
「どんな美女がいるんだろう。」
「相手されるのかな。」
「ってかいくらかかるんだろ。」

色んな心配や不安が脳を駆け回っている。
まるで草原で駆け回る子供のように自由に駆け回っていた。



「ミカエル君大丈夫?顔強張ってるよ?w」
「だ、大丈夫です」いや全然大丈夫じゃない。

初のキャバクラでドキドキしながら入っていった。



お店に入ると黒いスーツでビシッと決まっているボーイさんが案内してくれる。「お客さまご案内します〜!」



そこには自分が見たことがない世界が広がっていた。

高い天井にキラキラと装飾されたシャンデリア。
それも1つじゃない。いくつもある。
壁もテーブルも全てが貴族の世界のようだった。


(なんやこの世界は、、、、)


僕らが2人で歩いていくと、
通りにいるボーイさんが察知してスッと道を開けてくれる。
あまりの異世界を目の当たりにし緊張で言葉も出てこない。


案内された席についた。なんか座り方も忘れそうだ。
どう座ればいいんだろう。先輩が「ハイボールで」とオーダー。



何があるか分からない。
とりあえず僕も真似して「じゃあ、ハイボールを」とオーダーする。



キャバ嬢はまだ来ないようだ。
周りを見渡すと皆お金を持っているのが見ただけでわかった。

成金みたいな人。明らかに経営者。
筋肉ゴリラが頭をよぎる半グレっぽい見た目の人。

今まで関わってきたナンパ師と呼ばれる人にはいない。
これまでの仲間とは違う高貴な人種だった。



イカツイ人か金持ちのおじさんばかり。
高そうな時計がキラキラ光っていた。
周りを見たもひと目で自分が一番年下だと察した。

そんな感じで周りの人にも雰囲気にも圧倒されているとキャバ嬢が隣に来ていた。名刺を渡しながら「〇〇です。」と言ってくれる。

まず名刺を見て顔に視線を移す。
「いや、美人すぎだろ。。。」

渋谷でストナンしてた頃には見たことがないほどの美人だった。



もし、道を歩いていたとしてもオーラに圧倒されて話しかけなかっただろう。
まあ、路上では出会えない層なんだけども。。。

ガッチガチに緊張しながら人生初のキャバ嬢と話していると、

「初めてなんだ!いいね!」
「ミカエルくん若くてかわいい!」
「ミカエルくんピュアだよね!」
「初キャバクラ楽しんでいってね!」

などという風に言われる。

ある程度街にいる可愛い女の子は抱きまくってきたのに
キャバ嬢は相手にされない。全くだ。

このキャバ嬢という生き物が未確認生物なのだ。

どんな思考をしていて

そんな世界に住んでいて

そんなルールで生きているのかわからない。

今まで口説いてきた人と美女ではルールが違う。

ましては、キャバクラなんて1人に対しての時間が短しぎてお話にならない。

世界が違いすぎる。

井の中の蛙状態だった。



キャバ嬢に褒められても上手く対応できない。
ただ、にやけるだけだった。
キャバクラに来ている搾取されるおじさんと全く同じ感じ。



舐められてるんだ。と会話の内容から察した。完全に格下として話をされている。



キャバ嬢に慣れてないというのもあるけど、
雰囲気にも飲み込まれいつも以上に力を発揮できなかった。



いや、力を発揮できたとしてもこの女性を口説けるシナリオが全く湧かない。

席についた瞬間に既にキャバ嬢に負けていた。
最初から勝負は決まっていたのだ。

そもそも美女を抱けるイメージが全く湧かない。全くだ。

「こいつら本当にセックスしてんのか?」

「コイツら処女なんじゃねーのか?」

そんな感じで格上で神聖なものに見えた。

今までのナンパで磨き上げてきたテクニックが通用しない。

今までの口説きの延長線上に美女の攻略はないことを瞬時に悟った。


これがミカエルのキャバ攻略「第1話」。

悔しい経験はこれだけに収まらない。
序章に過ぎなかった。

それから、先輩や色んな人たちとキャバに行く機会が増えた。
ただ、いつもどうでもいい会話のみで終わってしまう。
全く自分のペースにならず、テンプレ通りのトークであしらわれて終わり。

今ままで通用したことがしないと新しく変な行動や振る舞いをしだす。

価値を感じないフリをしてスカしてみたりもした。

それも全部刺さらない。失敗で終わる。

何度かキャバに連れていってくれた先輩たちとみんなでキャバに行ったとある日。
そこで、みんなでアフターに呼ぼうよという流れに。



その後各自抱けたらいいね。みたいな話で進んでいた。


同じキャバへ自分含め4人でいった。
皆で場内指名やお酒などを駆使し
なんとかアフターに行けるよう持ち込んでいく。

もちろん、自分も指名して相手にドリンクを入れた。
それなのに、自分の隣にいたキャバ嬢は「後で行くね!」と言い残すだけ。

「行けたらいく」その言葉くらい信用が無かった。

結局、早朝4時を回ってもこなかった。

別に先輩たちを立ててティーアップができているわけでもない。

それなのに、口説けてもない。何もできてねえ。
自分の実力の無さにイライラした。悔しかった。


何回同じメンバーで行っても自分だけアフターを取れない。
ただただ、金と時間がすり減っていくだけだった。
努力するべきベクトルを間違えるとただただ時間とお金を無駄にする。

『自分だけアフターを取れない』この現実を突きつけられ、毎回キャバに行けば絶望していた。

すり減るのは金と時間だけではない。メンタルも、だった。
毎回へし折られメンタルも消耗していた。

負けた夜、天井を眺めていると、「ただ歳が若い割に非日常のキャバクラという場所に通っている自分に酔っているだけだ」という現実を突きつけられる。


それでも、メンタルはボロボロ。
いつか絶対勝てると思い込ませキャバクラに通い続けた。

ただ、お金はそれほど持っていない。負け続けるうちにとうとうお金が尽きた。

それでも家族や友達から大量の借金をしてキャバに通い続けた。

自分はここで負けない。
絶対に美女を抱けるようになるんだという強い決心があった。

ただ、借りたお金もすり減っていく。なくなるお金。抱けるまでの距離。
これが全く比例しないのがキツかった。


周りから見たらただお金がなくなっていくキャバ好きの少年だ。
背伸びもいいところ。

とにかく必死にキャバ嬢を口説こうとしていた時期、
アフターをコンスタントではないけれども取れている先輩に出会った。



キャバ嬢が口説けるならもう無我夢中。
早速その人に話を聞いてみると『キラキラ体験』というワードを教えてくれた。



キラキラ体験とは、
「高いホテルや焼肉などの飲食店やバンジージャンプなどを経験することで普通の人ではない印象を植え付けること」

を意味する用語だ。



これによって一般人とは圧倒的な差別化を図ることができる。

(なるほど、だから自分はアフターや後日アポが取れなかったのか!)
(確かに、先輩たちはキラキラ体験の話をキャバでかなりしている。)



自分の中で足りないのはキラキラ体験なんだ!とはっきり分かった。

闇の中をひたすら彷徨っている感覚だったが、僅かながらゴールへの光が見えた気がした。やっと、希望の光が見えたのだ。





希望


キラキラ体験の教材を買い漁り「どんなキラキラ体験が有効なのか?」学びまくった。10周以上は教材を復習し頭に入れた。



様々な情報をインプットしたが、とりあえず高級ホテルだ。



コンラッド、リッツカールトン、ハイアット、アマン。
一泊何万もするってアホだろ。
渋谷のラブホテルでも安くていいところのコスパ重視で進めてきた。
自分にとってはあまりに非合理的。

と思いながらもキャバ嬢を抱くために、と回っていく。

ただ、アマン東京に関しては一泊十万を超えたので高すぎてラウンジしか行けなかった。



リッツに関しては、アフタヌーンティーもいった。
周りはインスタのために来ているような女子たちと、
パパ活であろう男女のカップルだらけ。
ハゲジジイの隣に美人がいるときはそれを見てイライラしていた。
結局金が全てなのか、、、

男しかいないアフタヌーンティーはしんどかった。
さらに出てくるスイーツも甘すぎて受け付けない。

浅漬けの方が圧倒的に美味しい。
こんなものを毎回平らげてる港区女子の恐ろしさたるや。

とてもじゃないけど甘ったるくて食べれない。
でもせっかく高い金を払ったんだから、と紅茶を飲みまくった。

紅茶も種類が多いだけ。
アフタヌーンティーのサンクコストにハマりに行っている。

香りが少し違うだけで味はほぼ変わらなかった。
貧乏舌の僕には良さがあまり分からない。
ぶっちゃけ緑茶の方が美味しいし、午後の紅茶で十分。

ただ1つ収穫があったとすれば、
インスタのストーリーにホテルを上げるとキャバ嬢からリアクションが来ると知ったこと。


こういうキラキラした世界に憧れる子はある程度いるんだなと。

調子に乗った自分は焼肉も行ってみる。
六本木、西麻布にある有名な焼肉屋さんをぐるぐる回った。
1日に2件ハシゴした事もある。バカみたいでしょ。



確かに肉は柔らかかった。
ただ、脂っこすぎる。地方の焼肉屋さんの方が油が少ない。
自分的にはそっちの方が好きだ。




ただ、そこでも発見があった。
周りにキャバ嬢とかパパ活?しているような人がいるのだ。
「あー、こういった人達もやっぱに食べに来るのか!」と
気づけたことは収穫だった。

寿司も食べに行った。
回転寿司しか行ったことがなかったが、今回は違う。
カウンターだ。回らない寿司ってやつ。
大将が一貫一貫丁寧に握ってくれる。


回転寿司なら次々くるけど
回らない寿司は一貫食べた後に空白の時間がある。
その空白の時間で結構お腹いっぱいになってしまう。
いつも間を空けずにガツガツ食べる僕にとっては新鮮な気持ちだった。

ハイブランドの服も買いに行った。
場所は駅から上品なマダムで溢れる銀座。
来慣れている先輩ときた。渋谷とは違い明らかにお金を持っている人が多い。
まるで違う人種のようだ。
そして、ゴミが少ない。東京の中なのにこうも違うのか。



高貴な街に違和感を感じながらも店舗に入る。
接客の女性も平均的に美人だ。
高っ。こんなペラペラしてるのに5万もするのか。
どっちもただの布なのに、、、


いつもきている服は一着高くても1万円くらいの自分にとって高すぎた。


ただ、キラキラ体験を増やせばあのキャバ嬢を口説ける。
最初店員の対応が悪かったが、服が欲しいと言われた瞬間に店員が優しく対応をしてくる。おそらく外見でお金があるかどうかを見極めていたのだと思う。
先輩の後押しもあり5万円のTシャツを買った。
これが初めてのハイブラでの買い物だった。


続けて10万円のFENDIの服も買った。
これも薄いTシャツ。

Fが並んでいるだけだ。
こんなにFを並べるだけで10万になるのはアホなんか?


そんな疑問を抱きながら、
普段入れてない10万円という大金を少し躊躇しながら払う。
あ、嘘だ、めっちゃためらった。手をぶるぶる振るわせながら買った。


たかが10万円の服を買っただけ。
でも、地元には数万する服なんてなかったから
銀座で勝ち組にでもなったかのような気分だった。
ハイブランドを買った自分に陶酔できる。

そんな感じで界隈の情報を信じ、
狂ったようにキラキラ体験をした。


ハイブラ店舗にも鮨屋にも焼肉屋にも高級ホテルにも美人がチラホラいた。
「だから、今自分がやってることが正しいんだ」そう思っていた。
いや、そう思い込みたかったのかもしれない。



報復

雨が降り注ぐ。靴から泥を落とした水が、地面を汚していく。
泥で汚れた水たまりを踏みしめながら歌舞伎町を歩く。


久々のキャバクラだ。しばらく行っていなかった。
なぜしばらく行ってなかったか?単純だ。


キラキラ体験にお金を割いたのでお店に行く余裕がなかった。

恥ずかしいけど、目の前のことに一杯一杯だった。
いけなかったが正しい言い方。

なんならキラキラ体験をするためにお金を友人から借りている。
お金がないのにお金を持っているように見せる。
ただただ矛盾している。

↑これに関してはアホすぎる。w
今自分で文章を書いていて恥ずかしくなった。



だが、その時の自分はそれに対して一生懸命だった。

今だって金はない。ワンタイフリーで勝負だ。
1時間に3人着くのでそこで話を展開していく。


キラキラ体験という武器を手に入れ、初のキャバクラ。
1人目は普通の大学生だった。顔は普通。
普通と言ってもこのキャバクラの中での普通だ。
自分は攻略したことのないレベル。歌舞伎町なら真ん中レベルの顔だった。

バッグを持ちながら隣に着く。
ちなみにこの時は気づかなかったが、レディーディオールのバッグだ。
バックは小さくてかわいいけれども値段は可愛くない。



まずはテンプレのどうでもいい雑談。



「よく歌舞伎町来るんですか?」
「何軒目ですか?」
「どこ出身なんですか?」


恥ずかしいが金はない。指名もドリンクも入れることが出来ない。

「飲み物頼んでも良いですか?」

この言葉で出ないことを怯えながら
20分で相手の脳みそに自分という存在を記憶に刻まなければいけない。
だから、こんなテンプレの会話をしてる時間はないのだ。


無理やりハイブランドの話につなげるために

「ってか普段どんな服着てるの?」

と遮りつつ話を変えるように仕掛けてみる。

「うーん、うちはあんまりハイブラとかは着ないかな」


本当にあんまり興味ないのか強がっているのかはこの時はよく分からなかったが、いい感じにつなげられそうだ。そして彼女が口を開く。

「ミカエルくんはどんな服着るの?」

そう、そう、そう、そう!それを待ってた!!!この質問を待っていたのだ。

僕は平静を装いながら、内心ニヤニヤしながら、
なけなしのお金で買ったFENDIの服を見せびらかす。


「最近だと、この服とこの服を買ったよ!」


平静を装っていた。
ただ、その時の僕は凄まじいドヤ顔であったと思う。
今思うと気持ち悪すぎて本当に救えない。
でもその時は一生懸命だ。自分では気持ち悪さには気づけていない。

「え!ミカエルくんお金持ちだね!若いのにすごい!」


と返事が返ってくる。
おぉ、今までにない感じの手応え。
これは今までやってきたことが実ってきたのかもしれない。

「最近はそのあたりを買ったかな。」

たった2枚しか買っていないのに
まるで毎月買っているかのような言い方をする。
価値証明するためだ。

「えーすごい!ねえ、ミカエルくん呼ばれちゃったからLINE聞いてもいいかな?」

相手から結構いい感じにLINEを聞いてくれた。
LINEを開こうとポケットに手を伸ばすと、

「話面白いからここにいてもいい?」

と場内指名のアクションが相手からくる。
ただ、このキラキラ体験の効力他の人でも試してみたい。

「また後で飲もう。」

と返事をしながら軽く打診してもいいようなジャブを打っておいた。
と自分では思い込んでいた。

客観的に見たら自慢してスカしている若い奴。


ここにいてもいい?と言う発言は楽だし歳近いから、
手抜きして指名を取れる舐められた発言なのにこの時は知る由もなかった。。。


2人目が来る。これもまあこの歌舞伎では平均レベルの顔だ。
キラキラ体験で価値証明してやろう。
そう意気込んでいたが、始まってみれば20分間相手のマシンガントーク。

話を聞いているだけで呆気なく終わった。


そして3人目。やばい。最後だ。
ここで勝てなければ今日は終わり。背水の陣。


前から歩いてくる。姿勢なのか、顔なのか、1人だけオーラが違う。
まだ、自分の隣に座ってくるかわからない。
目線を合わせないようにするためiPhoneを開き急ぎでLINEのトークを開く。

そこにはさっき隣にいた2人からのラインだけ。
既読無視して隣の嬢の顔を見る。

整形しまくっているに違いないスラッとした高い鼻。
二重幅もかなり広い。
まるで赤ちゃんのように毛穴がない肌。
顔だけ見たら金がかかっているのが一瞬でわかる。

「どうもえみ(仮)です。」

iPhoneをまだいじっていた。価値を感じないふりだ。
えみは画面を見る僕を気にせずテーブルに名刺をそっと置いた。

「何飲んでるんですか?」

敬語だけどえみのノンバーバルが強くて敬語っぽく聞こえない。

「ハイボールです」

まずい。。。

相手の雰囲気に圧倒されてこっちが敬語になってしまった。

グラスに付着する水滴をえみがおしぼりで拭いてくれる。

1人目でどうでもいい会話をしてタイムロスしてしまった。
今回はそれを防がなければ。まずはえみのバッグをほめてみる。

「このバッグかわいいね。」

「あ、これ、ピコタン可愛いよね」

ピコタン…?ハイブランドはある程度回った。
ただ、レディース向けのバッグなどは調べてないため全くわからない。

ピコタンという謎の固有名詞を出され上手く対応できない。そんな僕の事情などお構いなしにえみは会話を続ける。

「ミカエルくんはバッグとか持たないの?」

「そこまで持っていく荷物ないから手ぶらで来てる。
荷物ある日はバッグ使うかな。VUITTONとか使うかも。」


もちろん、VUITTONのバックなんて持ってない。
嘘をついたのだ。そんな金はない。
ただ、お金の価値証明をしようと必死だった。



そして一番の目的であるキラキラ体験の話に移していく。


ただ、えみは言われたら覆いかぶせるようにマウントを返してくるタイプだった。マウントを返す行為が自信のない証明だなんてそんなことは見抜けていない。

ただ、マウント返しに対応することで精一杯だ。

自分がキラキラ体験を話す度にさらに上のキラキラで返される。
今度は、カルティエのフルダイヤのブレスレッドを見せつけられた。

「私がつけてるこれもいいやつなの!いくらだと思う?」

(試してきている。少し高めに言っておこう。。。)

「200万くらい?」

「いや、これ600万くらいするよw」


いくらだと思う?なんて馬鹿にされた感じだ。
高めに言っても値段も全く当たらなかった。
そんな自分にもイライラした。


首元を見ると小さい石がシャンデリアの光を反射する。
ダイヤモンドだ。このでっかい乳の上に乗っかている。

この豊胸かどうか分からん乳に触れるネックレスも高いんだろうな。
小学生が見ても金持ちかおじさんに貢いでもらったのがすぐわかった。



このえみと出会い、少しキラキラ体験したくらいで
経済レベルでは全然勝てないことを悟った。

キラキラ体験でマウントを取った後に、鮮やかにカウンターを見舞われる。
そんな自分は側から見たらかなり惨めだっただろう。

その後もえみの倍返しカウンターは続く。
出てくるグルメの話も知らないところばっかりだ。
自分が興味ない高い飯の話を永遠にしてくる。

「ここのお寿司は半年待ちで、、」
「ここの焼肉屋さんはオーナーさんと仲良くなったから行けたの」

「そんなんや、」


価値を感じないふりしながら適当に返事する。

ただ、心の中ではこいつどんだけグルメやねん、
ホットペッパーかよと価値を感じ続けていた。

20分が過ぎた。
体感では1時間くらいマシンガントークを聞いてた感じだ。
えみからLINEだけ打診が来る。


考えてみると、相手から見た自分は

最近お金を持ち始めて、調子に乗っている夜の世界を知らない若い子。
お客にしたら少しお金を使ってくれるんじゃないか?
みたいな感じだったんだろう。

そんなことを考えてる矢先、

「すみません、お時間になりました、延長いたしますか?」

ボーイが膝を突きながら催促しにくる。


「チェックで」

先輩たちが口を揃えてそう言い放った。

キラキラ体験という新たな武器を手に入れ、一発目のキャバが終わった。
手応えはほとんどない。
確かに、少しリアクションがいい子もいる。
前よりは反応いい。
ただ、基本的にみんなそんなに刺さらない。

店を出る。時間は12時45分。
お店終わりまであと15分しかない。


周りの先輩に目をやるとアフター場所を探していた。

「いやー、2人目の子可愛かったわー!」

「3人目のギャルもいい感じでしたわー!」

そんな感じで盛り上がっている。
みんなアフター先ににキャバ嬢を呼べるみたいだ。

「ミカエルは?キャバ嬢呼べるっしょ?」

(やばい、、、)

「あ、はい、ただ他のアフターに行くみたいでその後来るみたいです!」

見栄を張り嘘をついた。

本当は来れない。というか来れるほど興味づけを出来てない。
そのくらい俺でも感覚で分かる。
だけど、アフターを取れなかった事実が恥ずかしくて嘘をついた。

「たまたまアフターが長引いてこっちに来れなくなってしまった」
という嘘のストーリー作りをしていた。
自分の実力がないのがバレるのが怖かった。
ただただ自己防衛のために、
都合のいい嘘のセリフをを咄嗟に放ったのだ。

自分の嘘が自分の首を絞める感じがした。

アフターの話で楽しんでる先輩たち。
それを横目に呼べないことが意外に見えるように振る舞った。
虚勢を貼るための嘘をついていた。とても虚しい。
人間って言い訳の天才だなと改めて思った。

スマホを見ると時間は3時を表示している。
結構酔いが回ってきてしんどくなってきた。
ちなみに、ミカエル自身お酒が本当に飲めない。
死ぬほど弱い。テキーラ一杯で酔っ払ってしまう。


お酒が入り口調も荒くなる人もちらほら。

そんな時、ある先輩が

「ってかミカエルは女呼べないの?ww」

少しいじってくる言い方だ。

心に鋭い槍が刺さった感覚だった。
周りは女の子を呼んでいるのに俺だけ呼べてない。
あれだけなけなしの金を払ってキラキラ体験をしたのに
結果が出ていない。


この認めたくない事実。
目を背けてきた事実を突きつけられた気がした。


いじったような口調にイライラしたのではない。
何も成長できてない自分にイライラしたのだ。
成長したふりをしていただけ。金があるふりをしていただけ。
モテるふりをしていただけ。

虚しかった。ただただ虚しかった。

そんな悲観的な気持ちに浸っている中、
そのアフターの場所で先輩の1人がキャバ嬢を持ち帰ったと報告を貰う。

(どうしてだ。どうしてここまでお金と人生を賭けている自分が抱けず
というかキャバ嬢のアフターも取れず、
自慢話でトークが上手くない経営者が抱けるのだ。
意味わからん。キャバ嬢って本当にセンス無いわ。)

勝てない自分にイライラしてそれを誤魔化そうと心の中でキャバ嬢に当たる。

やってることが非モテと同じ。ほぼ童貞だ。

悔しくて眠れない。あの日と同じだ。
筋肉ゴリラとすれ違った屈辱のあの日。
ゴリラがフラッシュバックする。

結局、太陽が登ってから1、2時間した時に寝た。
時間は、わからない。多分朝の9時とかだろう。

そんなことはどうでも良くなるくらい、とにかく悔しく虚しい屈辱の日だった。


覚醒


ある日、西麻布で飲み会があった。
女の子はパト(ギャラのみアプリ)の人たちがメイン。
顔のレベルもかなり高く、ギャラのみの中でもハイレベルだった。
全部で8人くらい。


キラキラ体験をする以前のキャバのように変なマウントも取らないでやってみよう。アルコールが入り、雰囲気が和む。
みんなでゲームをやったりして場の雰囲気が盛り上がっていた。



しばらくその熱気に包まれた。
高揚した雰囲気が徐々にほぐれ、落ち着いてきた。
トークの量が明らかに減り、静かになった。

そんな頃、経営者がiPhone片手に話し始めた。
若いのに月に数百万稼いでいた敏腕経営者。
その時の自分からしたら、稼ぎまくり、
色んな高級体験をしている成功者だった。

「次はどこのホテルに泊まろうかな〜リッツはもう何泊もして飽きたし、
フォーシーズンズはグレードを上げたから対応がよかったわ!」

ん???突発的に自慢だ。なんであそこまで露骨な自慢するんだ?


俺と仲のいい友達は疑問だった。明らかに不自然だったのだ。

タイミングのおかしい自慢で悪くなった場。
先輩が気遣ってゲームで盛り上げる。

ただ、微妙に盛り上がりきらないまま、
2時間くらいダラダラ飲んでお開きとなった。



この後は自分の隣にいたパトの子たちと仲の良い先輩とラーメンを食べにいく予定。時計の針は深夜を回る。
凍るような風が、アルコールで高揚する体を冷ましてくれた。


そんな道中、女の子が唐突に話し始める。


「ってか一個きいていい?内緒にしてほしんだけど…」

「ん?どうした?」

「あの経営者の人いつもあんな感じなの?いつもあんな感じで自慢してるの?」

「いつもはしてないかな。多分最近稼ぎが増えたから変わっちゃたんだよね。」

「あれ普通に気持ち悪かったわ〜ww」

「なるほどな〜」

彼女たちの愚痴を他人事のように聞いていた。
何か考えようとしたが、酔いのせいで少し頭が回らない。
そんなこんなしてるうちにラーメン屋に着いてしまった。


ラーメンを啜る。この後のことしか考えていない。
一瞬で食べ終わり、仲良い先輩と目で合図してセパレートした。


自分の家まで近かったのでそこまで搬送しようと帰路に着く。
すると彼女が「どこ向かってるの?」などと聞いてくる。

「え、家だけど」

少し強めに言ってみた。

「今日は行かないよ、犬に餌をあげるから」

港区にいる80パーセントは食らったことがある犬に餌あげないといけないグダだ。

ただ、この子はどうしても抱きたい。
だから、「1万円あげるから30分時間ちょうだい」
とタク代の一万円で釣ろうとした。
(原則パトはタクシー代を払わなくていいアプリ)

1万円で30分なら来てくれるだろう。

しかし、彼女は「いや、要らない、別にお金困ってないもん。」

(くっっっそ、俺の魅力は犬の餌ごときに負けるのか。。。)

ドッグフードに負けた。。。

少し意外で顔を見る。続け様に彼女は


「ミカエル君たちと延長せずにラーメン来たのは話とかが面白かったから来たんよ。別にミカエルくんの”お金に惹かれたわけじゃない”

ハッとした。自分もさっきの経営者と同じようにキラキラ体験で
マウントをとり女の子を口説こうとしていたんだ。


金だけで釣ろうとしていたんだ。
やってたことが全く同じ構図だった。
見え方が違うだけで全く同じ。

頭を後ろから鈍器で殴られた感じ。
それは、彼女が素で発した言葉。
ただ、だからこそずっしり重い言葉だった。



飲み会の経営者のことを「あの口説き方はないわ〜」なんて嘲笑っていたけど
結局自分も同じことをしていたのだ。
酷いブーメランだ。
恥ずかしさも通り越し自分に呆れた。

そもそも俺は自分の劣等感を払拭したいというのが潜在的にあって、

女に価値を与えてイケてる男になりたかった。
自分がいると周りがプラスになるような人になりたかった。昔の自分は他の人に比べて自分が突き抜けて優れているところがなくて、自分に自信がなく存在意義がわからなかった。

だけれども、キラキラ体験とか、真の自信とは程遠い、
メッキを張る作業ばかりをしてしまっていたんだ。。。

そんなものは、本物ばかりと連んでいる美女に当たった時にぶっ壊される。

美人には「あ、この人無理してるんだ」とあっさり見抜かれる。

自分達の何倍も美女はイイ男イケてる男を見てきている。

えみから小馬鹿にされたのもこの間違った方向への背伸びが原因だった。

そして気づいた。お金では上には上がいると。
というかこの資本主義社会の構造上、上がいすぎるのだ。

お金なら自分よりも遥かに稼いでいる人が山ほどいるから数字で比べられて終わり。

キラキラ体験だってそれが日常の人もいる。
このライバルが多い経済のフィールドで戦うのは不利だ。


金持ち自慢では代替可能になってしまう。というか金持ちの当たり前の口説き方。代替しかいない。位互換が死ぬほどいる土俵なのだ。

地位も同じようにもっと凄い人がいる。
地位で戦えば、ライバルは経営者と芸能などの外見がバカほど優れているやつや、大きな組織のトップになる。


そんな奴らに表面的なステータスで勝てるわけがない。そんな土俵で見れば、自分なんて1人の一般人に過ぎない。

ステータスや体験量を増やそうとするのは圧倒的に優先順位が違う。

これをやっていても永遠にお金だけ消耗して美女は抱けないんだと彼女のお陰で気づくことが出来た。

また、この失敗が相手から見た自分の印象はどんなものか?
を考えるきっかけとなった。
ちなみにこの時は少しお金持ち始めた刺激好きな人という感じだ。
一言で言うと、「若い」。

間違ったベクトルに向かって努力しても結果は出ない。

正しいベクトルの方向でかつ正しい努力の仕方をしないといけないのだ。

間違った口説きの方法をいつまでやっても間違ったフォームが身について
逆に勝てなくなってしまう。

いろんな情報を取り入れるとやるべきことが分散されて成果が出ない。

例えば、塾や予備校を変えたり、いろいろな参考書に浮気をしている人は中々優れた結果を出さないでしょう?
攻略の対象が異なるだけで、美女攻略も口説きも一緒。正しいノウハウ・マインドセットを持っている1人に絞って習うのが最短で最強なんだ。
そう身に染みて感じた。

終焉

ダサかった。クソほどダサかった。
あのキラキラ体験について考察するといつもこう感じる。

金持ち体験でマウントを取る時点で自分自身が価値を感じているってことだ。
自慢するということは、すごいと思っているからしていることだ。



例えば、年商1億円の経営者に対して
「月に100万稼いでます!」と言うと、自分の
レベルの低さが伝わってしまう。

これはキャバ嬢にも同じことが言える。
キャバ嬢、特に人気のトップキャバ嬢になれば、
ほぼ毎日金持ちの人たちに
高い料理、寿司、焼肉などに連れて行ってもらっている。



キャバ嬢にとってキラキラ体験は『日常』なんだ。

一方、自分たちは『非日常』だと思ってるから自慢している。
自慢自体も自信がないからしてしまう行為。
自分が口に出さないとすごいのが伝わらないのはレベルが低い。
だから、下に見られてしまう。

もちろんキラキラ体験が効かないわけではない。
話して通用する層もいる。
但し、それはキャバの中でも経験値が低い人のみ。
数打ちしていれば刺さるが打率が極端に低い。体感5%くらいだ。

つまり、キラキラ体験は他の95パーセントを取りこぼし、
膨大なお金と時間を無駄にする非効率な方法だということ。


僕自身かなりのお金と時間を無駄にした。かなりの量の借金もした。
借金したのも間違った努力へ進んでしまっているから結局マイナス。

美人抱いてる人にお金を払った方が何倍も楽に攻略できたと今では反省している。
今だったら速攻美人を抱いている人に会いに行って教わりに行く。
長期的に見てその方が効率がいい。

キラキラなどのマウントで勝負するのではなくて、

相手が価値を感じる分野を『連想して』
適切に価値提供できれば勝てるのではないか?

相手から自慢しなくてもすごい、
経験値が高いと伝わるようにするならどうすればいいか?

相手に伝わる印象を操作して『連想させる』ことで
口説きの幅を変えることができるのではないか?

このままじゃ勝てないと思って自分よりもモテている人にお金を払って学びに行った。大谷翔平でさえもコーチをつけて習っている。自分1人でメタ認知するよりも誰かに見てもらった方が成長速度が格段に早いからだ。

今となってはみんなが羨望の眼差しを向けるような美女を口説けるようになった。夜職の美人と言われている人たちも50人以上抱いてきた。




ただ、少し前までは一生美人は口説けないんじゃないか?
このままお金と時間だけ消費して終わるんじゃないか?


という不安に襲われていた。




ただ、今回パトの子に負けて
ちゃんと言って貰えたおかげでそこから脱出する機会を得ることができた。
女の子って偉大だ。自分を変えてくれる。
今でもダサい自分を振ってくれたその子には感謝してる。


最後に

キラキラ体験という間違った方向への時間とお金を消費してきた。
『2年間と半年』口説きのことだけに試行錯誤してきた。

間違った同じ道は歩む必要はない。

俺の思考を盗んで、成功までショートカットしてほしい。

地位やお金などの表面的なマウントではいつか限界が来る。
自分のところにくる方も一日に80万円もほぼ毎日使って抱けなかった。
全体で1億円ほど損をしていた。

だが、自分が教えてたった2ヶ月でキャバ嬢を”フリーの料金”で抱いていった。
正直、レベルの高いキャバ嬢なんて普通なら100万円の口説きコンサルを受けたら半年でも3人、いや一年で3人でも抱けたらすごいと言われる世界線。

「ミカエルくん、教えてくれてマジでありがとう。俺どんだけ遠回りしていたんだろう。
初めから、このノウハウと思考を知りたかったなぁぁぁ...!」

と言ってくれたのは、本物の質の高い口説きが、
美女、スト高攻略を本気で求めている人間に浸透してほしいと考える俺からすると死ぬほど嬉しかった。

(あ、俺は別に「詐欺撲滅!みんな救うんだ!」みたいな善人なんかじゃない。ただ、自分の周りや、自分を信じてくれる人間が圧倒的に成長すればそれでいいと思っている。)

間違ったノウハウに振り回されず、正しい攻略本を手に入れて、素敵な女性と関わって欲しいと切実に思う。




間違ったTwitterのノウハウに騙されないでほしい。

どうしたら経験値が高く見られるか?
時間をかけて自分が考え続けて辿り着いたのが

『連想力』

というもの。

相手の本質を見抜きその性格に合わせて
トークや振る舞いを展開していく力。

相手を見極めずにルーティン的なトークや振る舞いをするのではなくて、相手に合わせた最適解を提示する。

この能力が一番大切なのである。

そうすれば美人でも会う機会さえもらえれば

ほぼほぼ抱けるようになる

(なんなら20分で、極めれば3分で勝負は決まっている事もある)

ここまで読んでくれた方は、正直センスがいいと思う。

一般人は、この一見地味に見えるノウハウ『連想力』に興味は持たないからだ。

実際、一緒にキャバに行った人もナゼ、全員の食いつきが自分に集まっているのか?に気付かない人が沢山いる。

(食いつきが全て持っていかれるので、コンサル初回でコンサル生が萎えていたりするのは秘密)

裏を返せば、”連想"とは誰にも気付かれずに主導権を全て得てしまう物。

反対に、キラキラ体験はお金と時間を使えばある程度いけるが、

それでは美女にまるで歯が立たない。

それが「めちゃめちゃ簡単」とは言わないけれども、

そこまでシンプルかつ一辺倒な戦い方で抱けてしまったら

Twitter上に美女を抱きまくってる人で溢れているに違いないからね。

(本当の美女を抱いている人は、体感一握りもいない)

ここまで読んでくれるフォロワーさんはお気づきかもしれないが

『連想力』という誰もがやらない方法で口説くことが一番の近道である。

連想力という一見地味に見えるかも知れないが、

本質的な力を身につけてほしい。




特典の案内




あなたの思考が、あなたの振る舞いや言葉に変換されます。
そして、あなたの振る舞い、発する言葉から女はあなたに抱かれるか抱かれないかを無意識に判断しています。

99.9%の男は、
「表面的な言葉や振る舞い」を無理やり変えようと頑張って爆死しますが、

根本的なあなたの思考回路を変えてしまえば、
振る舞いや言葉は変わります。

だからこそ、既にモテて抱けている男の”思考回路”をインストールする必要があります。
ていうか、インストールしてしまえば速攻で抱けるようになります。
枝葉のテクニックではなく『脳』をコピーするのです。

今回の特典では、

僕がどのような思考回路で女を口説いているのか?が一撃でわかる

”ロジックツリー” という、美女攻略において必須の概念を特別に配布します。

というか、『必須なのに、誰もできてないやん』って感じのものです。

本来はコンサル生にしか教えていないような
言語化が鬼難しい部分も書いているので、
ぶっちゃけ有料にして5万円くらいのコンテンツで販売しようかなと思っていました。
というか、これを書いている今でも悩んでいますw

ですが、これだけの長い文章を、熱量高くここまで読んでくれたあなたには特別にお渡しします。

世の中、センスがある人はどんどん突き進んでいくべきですからね。



〜条件〜

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⚠️特典の配布は後日になります⚠️

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この記事のライター

【美女の口説きを言語化】美女を抱き過ぎて港区に居づらくなった人 ●21歳まで「童貞/引きこもり/ニート」の超底辺男→兄に土下座して借金しコンサルを受講→口説きを研究し続けて6ヶ月で超絶美女をGET👉ラウンジ嬢×12/六本木&歌舞伎&北新地キャバ嬢×24/六本木No.1キャバ嬢/某ランキング1位AV女優(ガチ)/バーレスクダンサー/元乃○坂46アイドル/グラビアアイドルetc...