あなたは「USJ」ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに、どれくらいひんぱんに行きますか?
僕の親がディズニー・フリークだったので、僕は小さいころから今でも、よくテーマパークに行きます。
テーマパークって楽しいですよね^^
USJもこの夏、ワンピースのイベントがあるらしく、めっちゃ楽しみにしています。
でも......
年間入場者数が「世界第3位」という、あのすごいUSJが2010年頃には最盛期の半分くらいしか入場者がいなかった、という話はあなたも知っていると思います。
そんなドン底のUSJを短期間で立て直したのが超有名なマーケッター、森岡毅さんです。
そう、ドン底のUSJを世界3位のテーマパークに押し上げたのは「マーケティング」の力だったんです。
「マーケティング? なんかプロフにマーケティング、マーケティングって書いてる人多いけどさ、結局マーケティングってなんなの?」
じつは心のなかでそう思っている方、多いのではないでしょうか^^
......と思いましたか?ww
そこで今回な、あなたにマーケティングについて詳しくなっていただこうと思います。
マーケティングってそもそも何?
少し前までは「マーケティング? 市場調査のことでしょ」と言う人がいたようです。
今ではさすがにそんな人はいないと思いますが(市場調査はマーケティングの一部です)、それでもかなり分かりにくいものです。
森岡さんはご著書のなかで当時小学生のお子さんに
「マーケティングとは”売る”というより”売れるようにする”仕事だよ」
というような説明をしたと書いていらっしゃいます。
なんかテンションあがりますがww、でもやっぱりわかりにくい。
僕は師匠たちに「マーケティングとは”売れる仕組み”を作ること」と教わりました。
「売る」という行為は「販売」とか「セールス」です。でも人は売り込まれるのが嫌いです。
人に嫌われることをしなくても、本当に欲しい人が集まってきて、こちらは軽い労力をかけるだけで売れていく。
そのような仕組みを目指して活動していくことがマーケティングだと僕は考えます。
じつを言うと、マーケティングに精通している方はめちゃめちゃ稼いでいます。というか、
Webビジネスで稼いでいる方で「マーケティングの勉強したことない」「マーケティングに興味ない」なんていう人はいない
と断言できるでしょう。
個人で年商5億10億生み出している方は僕の知る限り全員、マーケティングを勉強していますし、マーケティングの研究を続けています。
さあ、あなたもマーケティングに詳しくなって、年商10億円への扉を開いていきましょう!
僕らが活用できるマーケティング
- コンテンツマーケティング
もともとの英語の「content」は「中身、内容物」を意味する言葉です。何かの容器に入っている中身であれば、それが野菜であれ木材であれ「content」です。
ただ、現代の日本で「コンテンツ」といえば、情報の中身のことです。
「コンテンツ」の形態はさまざまで、文字、画像(写真、イラスト)、音声、動画などがあります。
昔はモノを売るときには「広告」をするのが当たり前でした。広告というのは「商品がいかに良いか?」を説明しているのがふつうです。
一方、「コンテンツマーケティング」では、売りたい商品に関連する有益コンテンツや、売りたいコンテンツの一部を無料で見込み客に提供します。
「広告」だと、見込み客が買ってくれるまで見込み客との接触はほとんどありませんが、「コンテンツマーケティング」では、商品に興味をもってくれているお客様との距離が近いです。
販売者側は「たくさんの人が興味もってくれてる〜」とか「あれ、思ったほど反響ないな」とか事前に分かりますし、
購入者側も、商品がどんな内容なのかある程度分かる、
という双方Win-Winのメリットがあります。
僕らも、商品を販売する前に、関連する無料記事を配布したりする人がいますよね。
そしてそもそも僕らが売っている商品は、オンラインで読む教材であることが多いですから、僕らがやっていることがすなわち「コンテンツマーケティング」なんです。
- ソーシャルメディアマーケティング
「ソーシャルメディア」とはSNSのこと。そしてXはSNSです。
SNSを通じてマーケティング、つまり「売れていく仕組み」を構築していくこと、これが「ソーシャルメディアマーケティング」です。
Xで集客してコンテンツを売ろうとしている僕らがやっていることは、まさに「ソーシャルメディアマーケティング」です。
SNSで集客していると、それ以外の集客方法が目に入りにくいかもしれませんが、あります。それが「広告」です。
昔はどんな小さな企業でも、小さな商店や個人ビジネスでも「広告」をしなければ集客ができませんでした。
小さな商店の場合、「広告」はチラシを印刷して、ポスティングしたり街頭で手渡し配布したりしていました。
僕もチラシ配布をやったことありますが、これメッチャ大変なんです。ポスティングは体力消耗するし、街頭ではチラシを受けとってもらえないし......。
で、無料で集客ができる「ソーシャルメディアマーケティング」って、もうむちゃくちゃ神マーケティングなんです^^
しっかりと使いこなしていきましょう!
- ブランドマーケティング
グッチやヴィトン(古いなぁ笑)じゃなくても、「〇〇買うなら〇〇」とか「ちょっと贅沢ランチ行くなら〇〇」という”お気に入り”がありませんか?
それがつまり「ブランド」。
そういうブランドを意図的に作り出して売れる仕組みを作るのが「ブランドマーケティング」です。
これじつは、
Xで集客している人があまりうまくないというか、この概念がすっぽり抜け落ちちゃっている人が多いのが実情なんです。
SNSがそもそも「仲間と交流する場」という性質のものですから、「ブランドマーケティング」つまり”自分ひとりだけ目立つ”ということが、考えにくいしやりにくいのかもしれません。
でも、ビジネスをしたいならお客様から大切なお金をいただかなくてはなりません。
自分がいかに他者より優れているか(お客様にとって、ですよ?)、これをしっかりと伝えていくことが大切です。
「ブランドマーケティング」はもちろん企業がやっていることなんですが、SNSで集客する個人ビジネスでも非常に必要な考え方です。
- BtoCマーケティング
Bは「Business」の頭文字、ここでは「企業」を意味します。
Cは「Customer」あるいは「Consumer」の頭文字で、ここでは「一般の個人消費者」を指します。
よって、「BtoCマーケティング」とは、「企業 to 一般消費者」。
つまり「企業が一般個人に向けて行なうマーケティング活動」のことです。
この企業のお客様は「個人」だということですね。食品とかアパレルとか家具とか。
そして、「BtoBマーケティング」となると企業を顧客としているビジネスということになります。工場機械を扱う会社や広告代理店などはこれに当たります。
多くの会社が「BtoB」部門と「BtoC」部門があります。自動車メーカーならばトラックは「BtoB」ですし、スポーツカータイプの車は「BtoC」となります。
ここまで聞いてくると「ふぅん、じゃあ『CtoC』や『CtoB』もあるのかな」と思った方がいるかもしれません。
僕のビジネスの場合、売っているのは個人ですから、『CtoC』なの?と一瞬思うかもしれませんが......
じつは「CtoCマーケティング」とは消費者間の商取引のことを指します。つまり、メルカリやヤフオクのことです。
そして、「CtoBマーケティング」という言葉はありません。まあ、個人が企業に向けて「マーケティング」を仕掛けるということがないからでしょう。
要するに、個人が大規模なビジネスを展開するということがまだあまり一般的に認識されていない、ということです。
これ、僕はものすごいチャンスだと考えています。
どんなことでも黎明期には、バグって大成功する人って出てくるじゃないですか。
日本で株式会社というものができ始めた頃には「500社設立」なんて言われている人も出現していますww
ですから僕らは、ものすごいチャンスの時代に生きています。
僕の周辺にも1年や2年で「億」のレベルに達したり、ひとりで年商10億円なんていう人がゴロゴロいます。
僕もまだまだこれから上を目指していきます。
あなたも一緒に行きましょう!^^
- モバイルマーケティング
「モバイルマーケティング」という言葉は、もう「死語」だと僕は思っています。
「モバイルマーケティング」という言葉は、大多数のユーザーがパソコンを使ってネットにアクセスしていた時代に
「最近はモバイル(=スマホ)でネットを見る人が増えてきたらしいよ。だからスマホで見て分かりやすくしておかないといけないよ」
ということで「モバイルマーケティング」にみんなが注目した、というわけです。
もう10年近く前のことじゃないかと思います。
でも、ユーザーのほとんどがスマホで見ているということを忘れているような人はいまでもいます。
たとえば、無料コンテンツをPDFで配布している人。
スマホで見ると「文字ちっさ!」。ところがパソコンで見てみると今度は文字が大きすぎて逆に読みにくい......。
昔は無料コンテンツをPDFで出すのはよく使われた手なんですが、最近は相手がスマホで読むのかパソコンで読むのか不明な場合はPDFはよくありません。
そのように、相手の状況や環境を考慮しての「モバイルマーケティング」は、「意識するのが当たり前」というのが現状だと思います。
- インバウンドマーケティング
「インバウンド」とは「入ってくる」という意味です。
「インバウンドマーケティング」とは、自社サイトを作ったり、YouTubeやAmazonなどのプラットフォームでお客様を獲得するマーケティング手法です。
SEOで集客するアフィリエイトブログもこれですね。
言い方は悪いですが「待ち」のマーケティングです。
そして「インバウンド」があるので「アウトバウンドマーケティング」というものもあります。
「アウトバウンドマーケティング」は売り手が買い手に積極的に働きかけていくことで、セールスマンの飛び込み営業が一番分かりやすい事例でしょう。
昔は、「アウトバウンドマーケティング」がガンガン売る手法だと理解されていたのですが、情報あまりモノあまりの時代になって、大多数の人々が
「必要と思っていないものを売り込まれるのはイヤ」
と思うようになりました。
そこで、「インバウンドマーケティング」が注目を浴びるようになった、というわけです。
「インバウンドマーケティング」とは、要するに良いコンテンツを置いておけばお客様は集まってきてくれる、という考え方です。
そのために「コンテンツマーケティング」と非常に相性が良いですし、実際にやっている施策の一部分を見れば「インバウンドマーケティング」だし、ほかの部分を見れば「コンテンツマーケティング」だ、と言えるようなケースも多いです。
- ダイレクトレスポンスマーケティング
「インバウンドマーケティング」と「アウトバウンドマーケティング」のあいだくらいにあるのが「ダイレクトレスポンスマーケティング」だと言えるでしょう。
「ダイレクトレスポンスマーケティング」では、一般消費者に「〇〇について興味ありますか?」と呼びかけて、「はい」と手を挙げた人にだけ、その後の施策を進めていきます。
最初に興味あるかないか、聞いているわけですから、「興味ない人に無理矢理売り込む」ということにはなりません。
そして興味がある人だけに商品説明をしますから顧客理解も高く、販売しているほうも気分が良いです^^
「ダイレクトレスポンスマーケティング」の対極にあるのが「マスマーケティング」です。「マス広告」とも言います。
不特定多数の消費者にテレビ、新聞、看板、雑誌などのマスメディアを使って広告で売っていく手法です。
僕が駅を歩いていると、男性アイドルグループのでかでかとした広告が目に入ったりします。駅の広告ってものすごく高額なんです。ポスター貼るだけで何十万、何百万とかかります。
でも、僕がその広告を見て男性アイドルのライブのチケットを買う確率はほぼゼロ。
マス広告は「成約率」がものすごく低いんです。
まあ、駅広告なんかは成約率が低くても広告を出す理由がほかにもありますから、広告主に同情する必要もありませんが(笑)
一方、「ダイレクトレスポンスマーケティング」は成約率がとてつもなく高いです。
成約率70%、80%なんていう人はゴロゴロいます。
たくさんの人に声をかけてたくさんの人に「やっぱり買いません」という態度を示されると、心が折れますよね。
でも「ダイレクトレスポンスマーケティング」ならば、興味をもってくれたお客様ひとりひとりにていねいな対応をして、購入まで誘導することが可能です。
ですから、個人ビジネスの場合、「ダイレクトレスポンスマーケティング」が一番有効ですぐれているマーケティング手法なのです。
いかがでしたか。
じつはマーケティングの種類はもっともっとたくさんあります。
今回ここでご紹介したのは、Xで集客してオンラインで販売する個人ビジネスオーナーにとって、知っておくと何かと役に立つマーケティング手法だけをとりあげました。
「マーケティング手法」という視点からご自身のビジネスをぜひご覧になってみてください。
「俯瞰」というやつですね。
どうもXでは「目の前にある、自分にできることからコツコツとやっていく」という近視眼的な人が多いように見受けられます。
その結果、毎日がんばっているのに収益が発生しない、という方はその典型です。マーケティング視点でご自身がやっていることを俯瞰して見れば、収益が発生しない理由は自然と分かるものです。
最後にひとつ、
マーケティング手法ではないのですが、多くの人が「目からウロコだ!」と叫ぶお話をあなたにシェアしましょう。
- つるはしビジネス
1848年1月24日、アメリカのカリフォルニア州でジェームズ・ウィルソン・マーシャルという男が、川沿いの製造所の放水路のなかに輝く石を発見します。
じつはカリフォルニア州がアメリカの31番目の州になったのは1850年なので、当時、サンフランシスコは開拓者のテントがあつまった小さな村があるだけでした。
ところが「金が見つかった」というニュースがまたたくまに全米に広まってために、カリフォルにはには30万人の人が押し寄せたそうです。
ここでもちろん、金をたくさん見つけて大金持ちになった人たちもいたのでしょう。
でも、以下のような商売をして大金持ちになった人たちもいました。
・流入してくる坑夫とその家族のための宿舎を経営した人
・坑夫家族のために日用品を販売した人
・坑夫のための酒場や賭博場を経営した人
・採掘の衣料を開発した人(ご存知リーバイ・ストラスですね)
・つるはしやスコップなど採掘の道具を販売した人
金がとれるかどうかはある程度「賭け」の部分がありますが、30万人も増えた人口をターゲットとして行なうビジネスは、金採掘よりも安定していたでしょう^^
なにか”あるもの”に人々が殺到しているとき、自分はその”あるもの”を追わないで、「”あるもの”に殺到している人たち」をターゲットとするビジネス。
これを「つるはしビジネス」といいます。
まったくの「発想の転換」ですね。
この言葉と概念を知っていると「後発組」でも稼ぐチャンスを見つけることができるかもしれません。
どこか頭の隅に置いておいてくださいね!