官能表現を脳内に入れておくと、セックスの解像度が爆上がりします。
例えば、このような官能表現
バスローブ姿の優子がベッドに来ると、バスローブを脱がし、乳房から下腹部に唇を這わせてシックスナインの恰好になり、互いに性器接吻をする。優子の女性器は身長一五七センチのぽっちゃりした体つきにふさわしくふっくらとしていたが、そのサイズは小ぶりであった。色白で皮膚がうすいせいか、唇との相性がよく、大陰唇にしても小陰唇にしても愛撫しやすい。「あァ~、あァ~~……」 と濁りのない声をもらす。子供がいないせいか、三十半ばとは思えない若々しい声をしていた。電話で話していると、入庁したばかりの若い女性職員と間違われると言っていたし、俊樹はその声に惹かれるところもあった。その声をもらしつつペニスを咥える。亀頭からカリ首を舐め、なにも言わなければカリ首をねちねち舐める。優子の陰裂を強弱をつけて舐めあげると、優子の臀部がもそもそし、「うぅ~ん、も~ぅ……」 と挿入をうながす。正常位になって優子の脚をひらき、挿入すると、「あぅ、あァ~……」 とやはり若い声をもらす。────花小路夕一『人妻不倫:花唇のささめき』
どうでしょうか、この描写力・表現力。
官能小説のごとく自身のセックスを実況中継すると、とんでもなく面白いですよ。
マンネリ化したセックスが新鮮で豊かなものになります。
官能小説を即興で作る────脳内で実況中継するには────多くの官能表現を知っておく必要があります。
そこで今回、忙しい皆様に代わって、秀逸な官能表現を探し、選びました。
ご紹介する官能表現は、草凪優『最高の愛人 』からの引用です。
それでは、豊かな官能表現の世界にいってらっしゃい!