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初めまして!!
えむです。
本書を手に取り読んでくださってありがとうございます!!
早速ですが、あなたに「コスメを買って失敗した経験」はありませんか?
その時のことを思い出してみてください。
あなたはなぜその商品を買おうと思ったのか。
- SNSでバズっていたから
- インフルエンサーが使っていたから
- 新商品だったから
- 店頭でおすすめされていたから
など、さまざまな理由があったと思います。
実際、多くの人は「自分の力」で自分に合うコスメを見つけることができず、人のおすすめやSNSで流行っているものを買うことが多いです。
そして、それにあやかるように、知識がなくてもバズったコスメをそれっぽく紹介してみたり、自分が良いと感じた主観でコスメについて発信する人が多く見受けられます。
自分に合わない情報に惑わされないためには、今までよりも「どの情報なら信じても良いのか」を自分で精査することが必要です。
後悔とは
- 記憶力
- 想像力
の2つによって起こります。
つまり、正しい情報を記憶し、それに基づいて未来を想像することさえできれば、あなたは後悔しないわけです。
では、コスメにおいて正しい情報とは何でしょうか。
間違いなく、SNSでのバズやインフルエンサーのPRではないでしょう。
少なくとも私は、これからお話していく本記事の情報を知ってから
- 失敗を恐れてデパコスを避けることがなくなる
- コスメへの無駄遣いが減る
- 自分に合うか合わないかが買う前からわかる
- 根拠を持って人にコスメをお勧めできる
など、こんなにも大きなメリットを得られました。
そこで、私が持つこの知識を1人でも多くの方と共有し、コスメへの浪費や購入への躊躇いを少しでも減らしてほしいという思いから本書を発売する運びとなりました。
したがって本書は、30,000字以上にわたってコスメの抽象部分を解説しながら、8,800円という破格で販売しています。
詰めすぎて、1日で読むのは疲れると思います。
それくらいに私の知識を詰め込んだ最高傑作です。
コスメは、値段の張る商品が多くあります。
本書をこの価格に設定したのは、正しい知識を身につけてほしい、そして、1円でも多くコスメにお金をかけて欲しいという願いからです。
デパコスのアイシャドウ一つ我慢するだけで、今後死ぬまで一生、コスメ選びに困らなくなります。
コスパ最強すぎませんか??
他の外見改善やメイク系のTipsと比較すれば硬い内容ではあるかと思いますが、必ずあなたのタメになるはずです。
先述した通りSNSにはコスメに関する多くの情報が流れており、私のタイムラインにも時々誤った情報が流れてきます。
私は知識があるから間違いだと切り捨てることができますが、知識がないと悪意なく発信された誤情報を信じて行動し失敗してしまうことも少なくありません。
自分にはどんな成分を含んでいるものがいいのか、自分は何を求めているのか、考えながら読むことで、購入時の無駄を減らせると思います。
かくいう私も、最初から全てを知っていたわけではありません。
私は高校生ながら化粧品に100万円以上を溶かし、実際に自分の目で見て、手で触れ、使用し、経験と知識を積んできました。
購入してみたものの肌に合わず、1度使用しただけで捨ててしまったものも数え切れないほどあります。
特にアイシャドウ。
ちゃんと成分を確認してから購入していれば目のかぶれや腫れにつながることもなかったのかな、と今でも後悔しています。
私は知識がないがためにたくさんのお金を捨ててきました。
当時の自分と同じようにコスメについて右も左もわからないような人たちに、間違った知識に踊らされて貴重なお金をドブに捨てるようなことはしてほしくない。
実際、外見改善の講習や記事は値段の張るものが多くあります。
それらはもちろん講師や執筆者の経験の上に成り立っているものだからこその金額です。
しかし、全くの初心者の方にとっては、どれから始めればいいのかわからないという方もいるのではないでしょうか。
どの講習がいいのか、誰の記事を買うべきなのか、決して安くない分野であるからこそ慎重になってしまう気持ち、とてもわかります。
私もメイクを覚えたての頃は「無料」の知識に縋り、自分と肌質から何から全く違うYouTuberの動画を未漁り、おすすめされていたものを購入しては失敗を繰り返してきました。
だからこそ今の知識があり、技術があります。
しかし、目の前の情報が真実なのか否かを判断する基礎知識すら持ち合わせていない初学者の方に情報を発信する中で、間違った記事を見るたびに「これはデマだ、実際はこうだ」と訂正していてはキリがありません。
また、人によってコスメに求めるものも、メイクをする肌の質も何もかもが違う中で、この製品がおすすめだと一概に発信することも難しいです。
そこで本書では、分子レベルまで分解した化粧品の抽象部分の解説をすることにしました。
例えば、酸化亜鉛について例を挙げてみましょう。
「酸化亜鉛フリー」という言葉、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
酸化亜鉛には紫外線を跳ね返してくれる効果があります。
他にも酸化チタンや酸化鉄など紫外線を跳ね返す性質を持つものは様々ありますが、それぞれ跳ね返すのが得意な波と苦手な波が存在し、お互いの短所をうまくカバーすることで補い合っています。
そして、酸化亜鉛と同じ得意分野を持つ成分の中で1番肌に悪影響を与えにくいのがこの酸化亜鉛です。
つまり、酸化亜鉛を使用していないのに紫外線をカットする効果があるということは、余計に肌に悪い影響を与えるものを使用していることになります。
酸化亜鉛が毛穴につまりやすいと言われる理由、これほどに酸化亜鉛フリーが流行する中でなぜ自分がそれを推奨しないのかは、記事内の第14章にまとめてあります。
そしてもう一つ、シクロペンタシロキサンについてです。
シクロペンタシロキサンはトリメチルシロキシケイ酸の溶媒で、シリコーンオイルの中でもトップクラスに安全性が高いものです。
具体的には、2022年度時点で5,000以上の化粧品に使用されており、安全性も汎用性も高いことがわかります。
確かにデメリットとして毛穴につまりやすいという問題はありますが、それでも長い時間の中で使われ続けてきたのにはちゃんとした理由があります。
シクロペンタシロキサンと同じ効果を持つ成分は存在しますが、他の成分との相性、更なるデメリットが見込まれるため、総合評価としてこれが使用されている現状があるわけです。
ある視点から見たら不使用の方が肌に優しそうな印象を持ちますが、これらのデメリットを踏まえても尚使用され続けているのはなぜか、そこを理解して精査しないと、結果的に更なる悪影響をもたらしかねません。
これらの知識がなければ、おそらく多くの人は信用性を感じて情報を鵜呑みにしていたことでしょう。
一度読んだだけでは落とし込むのは難しいと思いますが、何度も繰り返し読んで理解できれば、タイムラインに流れてきたコスメの知識が本物なのか否か、誰か発信者がお勧めしているコスメが本当に質がいいのか否か、自分で判断できるようになります。
それだけでなく、化粧品を購入する際、自分の目的に応じて成分を見て選ぶこともできるようになるはずです。
この2つの成分表示はどちらもアネッサの日焼け止めで、その違いはミルクタイプかジェルタイプかどうかだけです。
塗りやすさだけで選んでいるかもしれませんが、同じ商品でもその液状が違うだけで成分が変わってきたり、両方に含まれている物もその含有量などが変わってきます。
第1章の成分表を見ながら改めてこれを見返してみれば、どちらがミルクでどちらがジェルか、すぐわかるようになるはずです。
調べれば情報がいくらでも出てくるこの時代に成分の一つ一つを暗記する必要なんてありません。
なんとなく聞いたことあるな程度で十分です。
ただ、そのままで放置せず、その都度調べて欲しいなと思います。
最低限、自分のためになる知識は自分で精査して自分で手にできるようにしてほしいという願いを込めて本書を書きました。
初学者の方にはもちろん、メイクの講習をされている方、知識があるという方にも自信を持ってお勧めします。
この1冊でメイクを完成させることもできますし、誰かのメイクの講習を受講するにあたり、少しでも多くのことを吸収するための前段階として最低限の知識だけはインプットしておきたい、という方にもぜひ手に取っていただきたいです。
- 化粧品検定の内容と被る部分が多かったので、検定の勉強を始める前に読んでおけば勉強しやすかったなと感じた
- 成分表の説明部分など、化粧品検定のテキストよりも詳細に書かれていた
という感想もいただいております。
本書をお勧めする方
- メイクの0→1を学びたい方
- メイクに少しでも興味のある方
- メイクを始めたいが何から手をつけて良いのかわからない方
- どのコスメが合っているのかわからない方
- 化粧品の知識を身に付けたい方
- 自分で自分に合う化粧品を選べるようになりたい方
- 化粧品検定を受験予定の方
信じたいものだけを盲目に信じて自滅へと向かうか、未来の自分のために自分の手で正しい選択を掴むか、それは皆さんにお任せします。
内容の転載等が発覚した場合には法的措置を取らせていただく場合も考えられますので、予めご了承ください。
0、化粧品とコスメの違い
タイトルにもある通りですが、「化粧品」と「コスメ」の違い、すぐに答えることができますか?
言語の違いも確かにそうですが、詳しく見てみるとその指す内容は少し違います。
それぞれの言葉の定義を検索してみると
化粧品(けしょうひん、英語: cosmetics)は、体を清潔にしたり、外見(容貌)を変える目的で、皮膚や髪などに塗布や散布したりするもので、なかでも人体への作用が緩和なものをいう。いわゆる基礎化粧品、メイクアップ化粧品、シャンプーなどである。 化粧品 - Wikipedia
コスメとは英語のcosmetic(化粧用の)の略。一般的に、化粧品の総称として使われる言葉。コスメも化粧品も、容姿を整えるアイテムに対して使われる言葉。そのため、化粧品も基本的にはコスメと同じ意味をもつ。「コスメ」の意味とは?基本の種類とジャンルをチェック | Domani (shogakukan.co.jp)
と出てきます。
「化粧品」とは、いわゆる総称です。
基礎化粧品(化粧水や美容液など)、頭髪化粧品(シャンプーなど)、メイクアップ製品(コスメ)など、その全部を意味に含みます。
それに対して「コスメ」とは、メイクアップ製品全般と基礎化粧品のみを指す言葉です。
ですから、例えばシャンプーや制汗剤は「化粧品」ではあるけど「コスメ」ではないわけです。
つまり、「化粧品」という言葉の中に「コスメ」があることになります。
英単語ではこの2つはイコールの存在ですが、それが含む意味は若干違うことがわかります。
もし機会があれば、買い物をする際にこれらの表記に注目してみてください。
特にドラッグストアだとわかりやすいと思いますが、化粧品コーナーとメイクアップ製品コーナーがそれぞれあると思います。
そして、私がこれからお話していく内容は、この「メイクアップ製品」と「基礎化粧品」にフォーカスを当てた「コスメ」の部分です。