皆さまごきげんよう!
元No.1キャバ嬢のエロメスです。
19歳から風俗世界にドップリ沈みこんでいましたが、現在2児のママとして普通に暮らしております。
キャバクラ、クラブ、デリヘル、セクキャバ、スナック、最近トレンドのメンズエステまでも経験済み。10代、20代の青春は、完全に捨てました。
もうこうなったら全ての風俗をコンプリートしてやろう、ゲーム感覚で挑戦しました。
世間では誇れない経歴ですよ。
「ママって昔どんな仕事していたの?」と子どもに聞かれても言えません。
他人様にはもっと言えません。
自分の数年間が空白なわけです。嘘をつかなければならないわけです。
履歴書も困ります。
さらに、風俗界から抜け出して、再スタートしようと起業して、残ったのは多額の借金。どん底まで落ちました。
電気代が払えず暗闇で過ごした夜も。
――もう生きる価値なんてない。プライドもクソもない。失うものなんて何もない。
【今、何かを失うことに恐怖している人】
- 人間関係に疲れた
- 会社をやめたい
- 仕事のやりがいがない
- 給料が低くて将来が不安
それって選択肢があるからの悩みです。幸せな悩みです。
私を見てください。
どん底まで落ちた人間には選択肢なんてなく、ただひたすら這い上がるしかないわけです。
だから何も心配することなんてない。悩まないで欲しい。
そういう気持ちで本書を書き上げました。
ちょっとだけ私の過去を覗いてみませんか?
相当やばい環境で育ったんでしょ?そう思います?
残念ながら、父親は経営者、母親は善良な看護師、裕福な家庭で育ちました。
進学校出身で、国公立大学の看護学部へ入学。
裕福な家庭、ハイスペックな私、だったわけです。
人生って何が起こるか分からないものですね。
ジェットコースターのように急降下した私のような人もいれば、成功する人もいる。
だから面白いんでしょうね。
そうして夜の世界へと足を踏み入れます。
何でかって?最近流行りの学費稼ぎ?
今思えば、完全に騙されて売られたようなものかな…。
ある男の「俺の女になってくれ!俺を助けてくれ!」
そんな言葉から私は大学生、キャバ嬢、デリヘル嬢の3足のわらじを履くことになったのです。
夜の世界に1度のみ込まれてしまったら、何もかも自由でギラギラして見えました。
たくさんのお金が行き交うその世界は、ダイヤモンドが散らばった街のようでした。
若かりし私は、教科書の世界しか知らず、愛の判断なんて付きません。
俺と付き合ってくれなんて軽い言葉にごまかされ、男の借金を返すために働きだしました。
しかし、幸いにも早い段階で、こんなの変だと気づき、お別れします。
というか、薄々は分かっていたんです。
が、面白半分で乗った舟でもあります。
その男は大きい風俗店グループの社員で、女の子集めをしていました。
彼とはその後も男女ではなく、いい意味の知り合いとして付き合いは続きます。
業界のいろはを知らない私に、関わらないほうがいいグループや、良くないお店の情報などを教えてくれました。
業界から足を洗うまで、困ったことがあれば相談に乗ってくれる、私にとって信頼できる情報屋さんみたいなものでした。
じゃあ私の稼いだお金はどこに行ったかって?
全部自業自得。自分で使い果たしてしまったのです。
ホストに貢いだ?ブランド買い漁った?
そんなんじゃありません。
裕福な家庭のエリートDNAちゃんは、アパレルショップをスタートしました。
しかし経営の知識ゼロな人間が、成功できるほど甘いわけがありません。
夜職で働いたお金で仕入れて、売れなくてもまた稼いで仕入れたらいっか!
そんな甘えから、どんどんドツボへハマっていきます。
いつの間にか仕入れ先に支払いを待ってもらうことが増え、
スタッフへのバイト代が払えず、
家賃は滞納、
金額は莫大になっていき、働いても働いても追いつかなくなりました。
その頃の私は、
好きな物に囲まれたくてお店を始めたはずなのに、
現実の私はオジサンに囲まれ、
働けど働けどお金は消え、
何のためにお店をやり?何のために夜の世界で働いている?
全く分からなくなってしまいました。
ダイヤモンドタウンで1人踊り狂う女はいつしか石になってしまいました。
そしてそんな自転車操業に疲れ果て、数年でお店は畳みました。
今まで手にしたことのない金額を、夜の世界では一晩で簡単に手にできます。
欲しいものは次々に買えて、若い私はチヤホヤされて気分が良く、
色々なスリリングな出来事も、若さゆえに恐怖は感じませんでした。
今こうして生きていられるのは、ただのラッキーなんじゃないかと思うような出来事にも何度も遭遇しました。
モンモンの入った完全あっち系のおじい様の女になってみたり・・・。
ヤク中の注射器持った気の狂った奴に追いかけ回されたり・・・。
何を勘違いしたか、お客様の奥さんにトンカチで殴られたり
毎晩ハプニングバーに入り浸り、ろくに家も帰らず・・・。
生きているのか、死んでいるのか、ここに居るのがまるで自分じゃないような…
そんな毎日を過ごしていました。
そうこうしつつも、
キャバクラ、高級クラブ、ラウンジ、ガールズバー、
ソープ、デリヘル、箱ヘル、イメージクラブ、マットヘルス、メンズエステ、セクシーキャバクラにノゾキクラブ、ピンサロ…
どうせなら全部やってやろうと一通り経験してきました。
因みに個人的に気に入って長く勤めたのは、マットヘルスとメンズエステです。
あ、色々とありましたが、AVには出ておりません。
そこが私の中での超えちゃいけないような“一線“でした。
そして、そんな私も今は二児の母です。
生きたまま死んだような過去を生き返らせて、子どもに誇れる人生のスタートを切りたい。
例えあなたに辛いことがあっても、歩き続ける勇気を持って欲しい、そんな思いを込めて、書いています。
しんどい時には、私をみたいな人間が居ることを思い出してもらい、
あんな底辺からでも登っていけるんだ。
今の悩みなんて後で思い出せば、大したことないかもしれない!って笑ってもらえますように。
そうそう
普段は色々と“X”にて呟いているんだけど、
そこでは言えないようなこと、業界の裏話やオンナの本音、モテ技術などなど
こちらで随時更新していくので、チェックしてくださいね。
【1】ごめんね、私は商品~お金をくれない男とは会えないのさ
あなたは水商売のこと、どれだけ知ってる?
風俗は恋愛と違って、お金を払わないと関係が持てない商売。
ビジネスは商品を価値化しないと成功できません。
水商売は自分を価値化する必要があります。
“お金を払ってでも会いたい”と思われる人間にならなければいけません。
これってすごく難しいことです。
あなたは、あなたの周りにお金を払ってでも会いたいと思える人がどれくらいいますか?