例えば君はある時、激しい恋をする。
心砕かれても、忘れられない恋をする。
その時、一つの事象が、問いかける。
相手をコントロールするには、どうしたらいいのか?
どうしたら世界は思う通りに、動くのか?

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女性ならば主に人間関係、男性ならば主にビジネスにおいて、
自分の思う通りに世界が展開していく方法を、知りたくなる。
俺はある夏、ある人と、運命的な出会いをした。
運命的な出会いは、それまでビジネスの場で起こったことは多々あったけれど、
困惑するに、心をとらえて離さなかった出会いは、
強い恋愛感情を引き起こす、たったひとりの人とのものだった。
その人との出会いによって、
自分の内面が曝け出され、
コントロールできない状態が続いた。
そしてこの記事のテーマとは関連はないが、現実離れした事象も次々に起きた。
俺にとっては、それ程惹かれる相手との出会いは初めてだった。
それがビジネスなら、そのビジネスから手を引き新しい場を開拓すれば、
関係性は終了する。
しかしそんな風に手を引ける状況ではなく、
相手から離れようとしても離れられないというのが、
本気の恋愛感情を抱いたという、証拠だったのかもしれない。
自分の心が動機ならば、逃げようがない。
心から、本気でほしいものがそこにあり、その相手には感情があり、心がある。
相手に逃げ場を与えなければ、相手が崩れるとわかっていても、
自分が大人にならなければ、と思っていても、
簡単に感情を、止められなかった。
俺はそのうち、相手をコントロールすることを考え始めた。
しかし相手はかつてないほど好きになった対象で、
その心は自分のそれと同様、
先が読めないように動く。
さらに自分の感情すらコントロールできないのだから、
状況は常に不確実性との闘いになった。
やがて理解した。
これは、恋愛感情というものに名を借りた、”何か”なんだと。
そういった人物に出逢ったからこそ、世界が丸ごと変わることが起こりうるのだ、と。
俺は相手をどうにもならないほど好きになったことによって、
何をもってして感情をコントロールできるのか、
そして自分を取り巻く世界を、微々たる量であっても動かせるのか、
考えに考えるようになった。
今までのビジネスの場においては、やればやるだけ成果が上がり、
結果が返ってくる。
それが当たり前だった。
しかし「本気の恋愛」という不確実性が支配する世界の中では、
そんな風に相加法則によって物事は動かない。
俺は、その状況をとらえなおし、徹底的に自分の感情を見つめなおすことにした。
それによって、
莫迦者だった自分から、多少なりとも飛躍することができた。
そのうち、
奇妙な成り行きによって、
俺は、自分の体験をベースにした記事に携わることになった。
何か恋愛観を綴るという行為は、
正直不本意かつ不得意だった事柄だけど、
成り行きによって記録を綴るうちに、
それを読む人たちが、ある人生の課題を抱えていることに気づいた。
課題とは?
ーーそれは、
「自分が乗り越えるべき壁に出逢っているが、越え方がわからない」という事だった。
激しい恋をした対象者が、
他の異性と結ばれたり、
相手の感情がこちらへ向かない、ということで苦しむのは、
人間ならよくあることだし、その経験が素晴らしい成長の糧にもなり得る。
しかし相手への想いを断ち切れず、
とうとう世捨て人のように、半分狂ってしまう人も存在する。
俺はその現象を目の当りにした時に、どうすればいいのか?、と考えた。
それが運命の相手であろうがなかろうが、
相手の感情がこちらに向かないとするのなら、
別の道を探さなければならない。
けれどその想いを捨てられない、という事態は、何が原因なのか?
それは、まるで何かと似ているのではないか。
その時、俺が未熟者なりに伝えようと思ったことはー-
相手が自分の何であるかということよりも、
相手と結ばれることよりも、
「もっと目を向けるべき場所は、自分の中にある」という真実だった。
自分を心から憎み、
自分を心から愛せるのは、
自分自身しかいない。
自分を現実として仕合せにしてくれる人間は、自分しかいない。
では、自分自身を心から好きになるためには、どうすればいいのか?
つまりそれは、
恐怖心を制御し、感情をコントロールする方法を見つけ出すことでもある。
感情をコントロールできれば、莫大な潜在的能力を開花させることが、可能だからだ。
そのためには、どうすればいいのか?
答えはとてもシンプルなものだった。
日々、スキルを向上させ、努力<トレーニング>を続ける行為のなかに、
道がある。
そして最も大切な事は、自分の意思で判断し、選択すること。
自分の意思で判断するフィールドにおいては、失敗は存在しない。
すべてが投資となり、すべてが経験とフィードバックのリソースとなる。
一見、陳腐かもしれないけれど、
<トレーニング>と<自分の意思>による選択、ーーこれ以上の投資は他にない。
人間は、
自分のスキルを鍛え、投資するだけで、
最高の笑顔で微笑む日を、手に入れられる。
本来の自分を磨きあげたら、
自分にとって最高の人物が、必ず現れる。
引き寄せられるように、必ず現れる。
だから、
もしも本当の答えが欲しかったから、
自分が今逃げているものに立ち向かい、
心を磨いていくことを、最優先にすることが近道かもしれない。
その時、鍵になる大切な視点がある。
スキルを向上させる訓練と、
心<精神性>を研鑽する訓練は、
「別のカテゴリー」にある。
どちらもそれぞれ、別の課題となって、自分の前に現れる。
スキルがある一定量高くなった時、それに見合う場が与えられると同時に、
心を試される変化も、起きる。
だから一見、自分のスキルに見合わない状況が、立ちはだかる。
主には人間関係といったところかもしれない。
その思う通りにいかない場面をもってして、
人間は、さまざまな感情を味わう。
自分らしくない姿に向き合わされるが、ブレイクスルーの方法は簡単に見つからない。
俺の場合は恋愛だったけれど、
人によってはライバルだったり、足を引っ張ろうとする人物だったり、
壁となって現れる存在は、さまざまだろう。
どうして思う通りにいかないのか、と困惑したり、
立往生する日々が続く。
しかしそこから逃げずに、向き合っているうちに、やがて気づき始める。
「それはその人に課せられた、心のトレーニングの場だ」という事実に。
つまり、そういった者が現れるのは、
自分のスキルが、まずまず一定の水準まで成長した証でもある。
つまり人間は成長の段階に応じて、
そのスキルを所有する者の、
心を試されるような相手が、現れる。
どんなにすごい能力を持っていても、
その意思が間違った方向に働けば、その人をつぶしかねない。
人間世界を取り巻く秩序も、破壊されるだろう。
だからある程度の段階に達した時には、
技術ではなく「心」を試す出来事が、起こるようになっている。
それを引き起こす相手は、
愛する者、ライバル、邪魔者、尊敬する者など、種々多様いろいろだと思う。
自分の壁に応じて、
それを具象化したような人物が、現れるという訳だ。
ここで相手を非難すること、ライバルを非難することに時間を費やすと、
<貧困のエネルギー>に巻き込まれる。
逆に言えば、そういう風に君を非難し、足を引っ張ろうとする人間には、
相手を自分と同じ<貧困のエネルギー>に、巻き込もうとする隠れた意図がある。
”貧困”とは何か?
それは、輝くさまざまな『リソース』から目を背ける行為のことだ。
経済的なものというよりも、
自身を向上させる機会・人物・資源から遠ざける、心の貧困だ。
つまり非難する者は、
豊かさを与えるリソースから恩恵を受ける「意欲と時間」を自ら放棄し、
マイナス側で生きる選択にとらわれている人、とも云える。
本当に自分の価値を知っている人間は、
一秒一秒を、
自分の手でどれだけの富に変えられるか、わかっている。
だからこそ、
自分を磨けば、きっと最高の出会いが、訪れる。
これについては若輩者ながら、いろんな人間を見てきたけれど間違いはない。
自分を磨いたときには、
必ず新しい出会いと場所が、用意される。
このルールは絶対だ。

最高の舞台が用意されるのは、どんな人物だろう?
君が、最高の舞台を用意してやりたい、と思う人物は、一体どんな人なのか?
その人が、
最高の力を磨き上げるために、
日々孤独に努力し、壁を越えようと懸命に進んでいるからこそ
君はその力を貸し、資本を分け与えたい、と思うはずだ。
これはいつでも同じで、
人間の潜在エネルギーはそんな風に働いていく。
世界に隠されたエネルギー・世界に隠された秘密の『力』は、そこにある。
つまり世界は、自分の力を基準にして展開される。
現実を動かすということは、そういうことだと俺は思う。
”世界を動かす『力』”は、君の中にある。
そのことに気づいた時が、
人生の幕開けだ。
このルールのもとでは、
遅すぎることは、絶対にない。
自分の力を信じ、
一瞬を大切に生きれば、
人間は、いつからでも、新しい世界を迎える事ができる。

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この記事を読んで下さったあなたに、心より感謝します。
SYUーYA
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