恋愛とはマーケティングである
とは常日頃から思うところです。
では、そもそもマーケティングとは何か。
ビジネスにおいてはマーケティングとは「モノが売れる仕組みをつくること」と言われます。つまり、消費者のニーズを把握し、そのニーズに合った商品を、適切なターゲットに届けていくプロセスとも言えます。
これを恋愛に当てはめてみるとどうなるか。そう言えばセックスがしたい。
恋愛におけるマーケティングとは「モテる仕組みをつくること」、つまり、相手のニーズを把握し、そのニーズに合った自分を、適切なターゲット(層)に届けていくプロセスではないかと思います。
こう言うと、「じゃあサラリーマンとの出会いを求めているOLを口説くには洒落たスーツを着てコリドー街に行けばいいのか」など思う人もいるかもしれません。
しかしこれは非常に浅はかです。なぜなら、これは非常に合理的な考え方だからです。
すでにご存じのように、私たち人間は必ずしもいつも合理的な選択をするわけではありません。例えば、たばこは体に有害であると理解しつつも禁煙ができない、痩せればモテると分かってはいてもついつい甘いものを食べてしまう。
こうした人間の非合理的な考え方を理解せず、「サラリーマンを求めているOL=サラリーマンが多いコリドー街に行く」という合理的かつ短絡的な考え方をしていては、恋愛の結果は思うように付いてきません。
なぜなら、私たち人間が合理的ではない行動をしてしまう最も顕著な場面の一つが、恋愛を含む男女関係だからです。
浮気や不倫など、世間では好ましくないとされていることを、離婚や訴訟のリスクを背負ってまでする非合理的な理由は何でしょうか?
あるいは、追いLINEをするべきではないのに、我慢できずに非モテコミットしてしまう、その非合理的な行動を抑制するにはどうしたら良いのでしょうか?
本Tipsのタイトルにもなっている行動経済学では、こうした合理的ではない人間の行動に焦点を当てて、人が合理的でない行動をしてしまう原因、そして合理的ではない誤った行動をしないためにはどうすればよいかを分析します。
「行動経済学」という言葉をご存じない方も多いと思いますが、「行動経済学」とはわかりやすく言えば「経済学と心理学を足したような学問」です。人々がなぜそのように選択、行動し、その結果どうなるのか?を分析する学問であり、ビジネスではマーケティングなどに広く応用されています。消費者の深層心理をうまく読み解けば商品がたくさん売れる、ということでマーケティングと相性が良いからです。
こうした「行動経済学」を恋愛に応用し、恋愛における不合理な私たちの行動原理を分析することで、恋愛をハックする方法を示すことが本Tipsの目的となります。
筆者は男性ですので、基本的には男性目線、つまり男性に向けた内容が多く含まれますが、行動経済学の範疇は性別に限定されるものではありません。
したがって、女性の読者が読んでいただいても、恋愛において大いに参考になると自負しています。ぜひ、男女問わず広く読んでいただければ幸いです。
とはいえ、有料の読み物ですので、読んでみようかどうか迷っている人は、
このTipsを通して何を得たいのか、をある程度考えたうえで購読された方が、期待と内容のミスマッチを防げるので良いかと思います。
本Tispは主に下記のテーマについて扱いますので、もし自分の購読目的に合致していたらぜび読んでみてください。
本Tipsで扱うテーマ
- 行動経済学(人間の不合理な行動分析)の恋愛への応用
- 人はいかに物事や相手を選択し、意思決定しているのか
- 女性に搾取されないための考え方
- 行動経済学を応用した、アポで相手の満足度を最大化する方法
- 行動経済学を応用した、不誠実な相手(異性)を見抜く方法
- 行動経済学を応用した、大切なパートナーとの関係構築論
一つでも気になるテーマがあればぜひ読んでみてください!