【序章】なぜ「マーケ思考」が女遊びを変えるのか
- セックスに困っていた頃の自分
- モテは”戦略”で作れる
- このTIPSが目指すゴール
- モテは「才能」ではない。考え方だ。
「女遊び」と聞くと、どうしても軽薄なイメージが付きまとう。下心、遊び人、飽きっぽい——そんなレッテルに支配されて、正面から語られることが少ない。でもぼくは、“いい女遊び”は人生において必要な経験であり、学びだと思っている。
なぜなら、女遊びにはコミュニケーション・人間理解・自己ブランディング・交渉・信頼構築など、社会人としても人間としても磨かれる要素が詰まっているからだ。そしてそのすべてに共通するのが、実はマーケティングの思考法だということに、ある日ふと気がついた。
セックスに困っていた頃の自分
かつてのぼくは、完全に「求める側」だった。とにかく出会いを探し、チャンスを探し、アプリで何人もスワイプして、毎日のように誰かとやりとりしていた。返信が返ってこないと落ち込んだし、既読スルーされれば「自分には魅力がないのか」と自信を失った。
女性に会えても、関係が続かない。自分をよく見せようと頑張っても空回りするばかり。「ああ、やっぱりイケメンじゃないと無理なんだな」と思ったこともある。
でもあるとき、ぼくは仕事でマーケティングの基本を学ぶ機会があった。「顧客を理解し、適切な商品を、適切なタイミングで、適切な場所に届ける」——この当たり前のような考え方が、女遊びにもそのまま使えることに気づいた瞬間だった。
モテは“戦略”でつくれる
マーケティングの考え方を応用しはじめてから、ぼくの女遊びは変わった。いや、人生そのものが変わったと言ってもいい。出会いは自然に増え、無理してアプローチしなくても「向こうから来る」ようになった。
これは偶然じゃない。たまたまのモテ期でもない。戦略でつくった“仕組み”だった。
・どんな女性に惹かれるかを明確にする
・その女性たちが“普段いる場所”を調べる
・自分の見せ方を変える
・相手が安心し、興味を持つ発信を続ける
・そして、無理に口説かない
こうしてぼくは、「探す側」から「選ばれる側」へとポジションを変えていった。
このTIPSが目指すゴール
このTipsでは、「女遊び×マーケティング」という視点で、あなたの恋愛・セックス事情を根本から変える考え方と実践法をお伝えする。
いま現在、モテたいけどうまくいかない人も。 マッチングアプリが疲れてしまった人も。 出会いの場がないと感じている人も。 「口説くこと」に必死になって空回りしてしまう人も。
すべての男性にとって役立つ考え方になるはずだ。
モテは「才能」ではない。考え方だ。
このTipsの最大のメッセージはここにある。 モテは、顔でも、年齢でも、金でもない。 「考え方」と「設計」で、誰でも手にできるものだ。
この先の章では、ぼくが実際に使ってきた思考法・設計図・リアルな工夫を余すことなく共有する。 マーケ思考を身につけることで、「探さなくても女性が寄ってくる男」へと、あなた自身も変わることができるはずだ。
さあ、始めよう。 “いい女遊び”は、人生のクオリティを上げる最強の学びだ。
第1章|探すな、連れてこい「女を探す」は時代遅れ
あなたもこんな行動をしていないだろうか?
- マッチングアプリで毎日10人以上に“いいね”
- インスタで可愛い子を見つけてはDM送信
- 合コンやバーに行って、とりあえず声をかける
このような“探す”スタイルは、確かに昔は機能した。
でも今の時代、女性側の選択肢は圧倒的に増えている。
アプリでもSNSでも、常に男からのアプローチが飛んでくる世界。
つまり、“自分から探しに行く男”はその他大勢に埋もれてしまうのだ。
一方で、ぼくが出会いに困らなくなったのは、「探す」のをやめたからだった。
代わりにやったのは、「連れてくる仕組み」を作ること。
マーケティングで言えば、“プル型”への転換である。
モテる男は「集客導線」を持っているマーケティングでは、見込み客を集めることを「リードジェネレーション」と言う。
これはそのまま女遊びに応用できる。たとえば、こんな男性がいたとする。
- Instagramで趣味や日常を発信している
- Twitterで共感されやすい「恋愛観」や「人間性」を発信している
- 飲み会では女性の前に出るより、自然と人が集まる立ち位置にいる
- コミュニティや趣味のサークルで中心人物になっている
彼らは“探しに行っていない”のに、女性の方から「この人、何者なんだろう?」と興味を持たれる。
ここが重要だ。探さなくても“来る”状態は、自分で設計できる。
これをぼくは、「遊びのための導線設計」と呼んでいる。
自分が“商品”なら、それをどうやって見つけてもらうか、興味を持ってもらうか、買いたくなるかを考えるのがマーケ脳だ。
「市場のニーズ」を理解することが先。例えばあなたが、20代後半のちょっとサブカル女子が好きだとする。
彼女たちはどんな服を着て、どんな音楽を聴いて、どんな投稿に惹かれて、どんな男に警戒するのか──。
それがわかっていないまま闇雲に動いても、反応されることはない。
どんな商品も、“どこに売るか”“誰に売るか”で成果が変わる。
つまり、「自分のターゲット像(=理想の女性)」を明確にした上で、その人が好む空気感、言葉遣い、雰囲気を発信していく必要がある。
モテない男ほど、「俺はこういう人間だから」と、自分本位で動いてしまう。
でもマーケ的思考では、「相手の欲しがっているものを、自分の魅力とどう重ね合わせるか」がカギになる。
接触回数を増やす → 信頼残高を増やす人は、接触回数が多い相手に安心感と好意を持つという心理法則がある(単純接触効果)。
これは女遊びにおいても非常に重要な要素だ。たとえば:
- SNSで定期的に目にする
- 友達の投稿にたびたび登場している
- オンラインコミュニティで何度かやりとりした
- 街中のカフェで何度も見かけた
──このように、“繰り返し出現する男”は、女性の中で「なんか気になる存在」に変わっていく。
ここでのポイントは、「直接のアプローチをしない」こと。
ただ自然に、視界に入り続ける。
これをぼくは「じわじわ型」と呼んでいる。
逆に、1回きりの声かけ、いきなりのLINEアタック、強引な誘い──これは“警戒心を煽るだけ”の典型パターンだ。「連れてくる仕組み」の基本は3つ。ぼくが実践している導線設計は、以下の3ステップに整理できる。
- 可視化:自分という“商品”を、SNS・話題・趣味でわかりやすく見せる
- 共感:言葉・雰囲気・立ち振る舞いで「この人、わかってる」と思わせる
- 接触:何度も目にする機会をつくる(投稿、タグ付け、参加型イベント)
この3つが揃って初めて、「探さずに寄ってくる状態」が完成する。
つまり、あなたがすべきは、“声をかけること”じゃない。
“声をかけられるように仕組むこと”だ。
次章以降のテーマ:「誰に、何を、どう届けるか?」を解剖する。
ここまでで、「女遊びは“探す”時代から“連れてくる”時代へ移った」という前提は伝わったはずだ。
でも、じゃあどうすれば“連れてこられる男”になれるのか。
それには、自分と女性とライバルを俯瞰する「3C分析」が必要になる。
次章では、マーケティングの基本フレームワークをベースに、女遊びを可視化していく。