恋バナになると聞き役に徹してしまう私
女子会って、どうしてあんなに「恋バナ」で盛り上がるんでしょうね。テーブルに料理が並び、お酒が入って雰囲気がほぐれてくると、必ず誰かが口火を切ります。
「そういえばさ、うちの彼氏がね……」
「この前デートで〇〇行ってきたんだけど!」
みんなが笑顔で次々と話を広げていく中、私はといえば、決まって聞き役に徹してしまいます。「へぇ~!」「わかるわかる!」と頷きながら、笑顔で相槌を打つ。でも内心では、
(みんなのこと、羨ましいな・・・)
いつも少しだけしょんぼりしていました。だって、私には語るネタがないのです。
20代からずっと聞き役の私
思い返せば20代の頃から、ずっとそうでした。
友達が「告白しようか迷ってる」と真剣な顔で相談してくれれば、私は必死に励ましの言葉を探しました。「きっと大丈夫だよ」「こんなふうに伝えてみたら?」
また別の友達が「彼氏の誕生日にサプライズしたい」とワクワクした顔で打ち明けてくれたときも、一緒になって計画を立てました。
気づけば女子会が終わる頃には、みんなすっきりした顔で「やっぱり相談してよかった~!」と笑顔。そんな様子を見て嬉しい気持ちにもなるのですが、帰り道、ふと一人になるとこう思ってしまうのです。「あれ、私の話は一度も出なかったな……」
30代、痛感した「話せることがない自分」
特に忘れられないのは、30代前半の頃の女子会でした。
周りの友達が次々と結婚や出産を経験し、話題は当然その方向に進みます。「旦那がさ~」「子どもがね~」みんなが笑い合う輪の中で、私はただ「すごいね!」「羨ましい!」と笑顔で返すのが精一杯でした。
恋愛経験も少なく、結婚どころか恋人の話さえできない。会話の中に入っていけず、ただ場を壊さないように明るく相槌を打つばかり。結局その日も、私の話題は一度も出ませんでした。
家に帰り、布団の中で一人泣いた夜のことを今も覚えています。
「私だって誰かと恋バナしたいのに……」
「どうして私は話せないんだろう」
聞き役ばかりの自分を責めて、何度も悩みました。
心の奥の方から気づいたこと
でも、長い時間をかけてようやく気づいたのです。
「聞き役でいること自体は、悪いことじゃない」
むしろ、人の話を丁寧に聞けるのは私の強み。友達が安心して話せるのは、私がしっかり耳を傾けてきたから。だから、聞き役であることを否定する必要はなかったんです。
問題は、「自分のことを全く話さない」ことでした。私の場合、恥ずかしさや自己肯定感の低さから、最初から自分の話を封じ込めてしまっていたのです。
少しずつ変わるために実践したこと
じゃあ、どうすればいいのか。私が実際に試して、女子会での居心地が少しずつ変わっていった方法を3つご紹介します。
とっても簡単なので、私と同じように悩んでいるあなたには、ぜひやってみて欲しいんですよね。全部じゃなくてもいいんです。どれかひとつ、あなたが言いやすいこと、やりやすいことをやってみて!ドキドキ・・・だけど、大丈夫。みんなあなたの話すのを待っていますよ、