【検証記録】「プライムコンボシグナル(PCS)」× ゴールド5分足をフィルター最適化してPF6.42まで引き上げた話 — AI壁打ち検証
chappi
はじめに
あぶさん公式の 「プライムコンボシグナル(PCS)」 の自動エントリー構成を使って、ゴールド(XAUUSD)の5分足でエントリーフィルターと決済ロジックの最適化を行った検証記録です。
※本記事は個人の検証記録であり、投資勧誘・投資助言・推奨ではありません。FX・EA運用は自己責任でお願いします。
※今回の記事内容については、開発者 あぶさんに内容を確認していただいております。

なお、この構成では**「天と地の山」を決済側として組み込んでいます。山はPCSの決済フィルターとして重要な役割を果たしており、本記事の後半で「山なし」との比較検証も行っています。
結論から言うと、デフォルト設定のPF2.69から、フィルター調整だけでPF6.42まで引き上がりました。
本記事は「推奨戦略の提示」ではなく、「どの条件が効いて、どの条件が効かないか」を一つずつ検証した過程の記録です。PCSをお持ちの方の最適化のヒントになればと思います。
この記事の作り方について
本検証は、AIとの"壁打ち"形式で進めたものです。
具体的な進め方は:
- 私がバックテストを1回走らせる
- 結果のスクリーンショットをAIに共有する
- AIが数字を分析し、次に試すべき条件・時間足・組み合わせを提案
- それを受けて私が次の検証をまた走らせる
- この往復を繰り返してベスト構成に収束
一人で試行錯誤すると「なんとなく良さそうな組み合わせ」で止まりがちですが、AIに客観的な数値分析と次手の提案をさせることで、感覚ではなく数字ベースで条件を潰していくことができました。PFが2.69 → 4.71 → 5.37 → 6.42と段階的に改善していった過程は、一つひとつの変更に論理的な根拠があったことの結果です。

同じやり方は他のEAの最適化にも応用できると思うので、検証プロセスそのものも含めて参考にしてもらえると嬉しいです。
⚠️ ご購入前に必ずお読みください — 注意事項とこの記事の前提
購入後の "こんなはずでは…" を防ぐため、先にデメリット・限界・前提を正直にお伝えしておきます。
1. MTF・更新遅れ・リペイント・強制決済について — 公式情報の整理
本記事の構成は、マルチタイムフレーム(MTF)フィルター を組み合わせた設計です。MTFを使う以上、避けて通れない仕様がいくつかあります。
ここに書く内容は以下の 公式情報 に基づいています:
- PCS公式取扱説明書(ver4.4) — あぶさん公式の購入時のマニュアル
- あぶさん認定講師 知楼(しろうさん) の公式ブログ解説(https://color-code.jp/)
※ 知楼(しろうさん)は あぶさん公認の「天と地シリーズ」認定講師で、運用上の注意点や仕様について非常に丁寧なブログ解説を継続的に発信されている方です。ぜひフォローしてみてください。
主観ではなく公式根拠のある"事実" としてご理解ください(私個人の見立ては最後に分離して書いています)。

① リペイントと「更新遅れ」は別物です
まず、サイン自体は基本的にリペイントしません。プライムコンボシグナルの "点・オシレーター" などのサインは、原則ノーリペイントです。
ただし、フィルターとして使用するインジケーターでMTF(マルチタイムフレーム)機能を使用する場合、「更新遅れ」という現象が発生します。
この区別は取扱説明書でも強調されている重要ポイントです。
② MTFを使うと「1ティック分の遅れ」が必ず発生する
自動エントリーEA(DSATEA)と組み合わせた場合、仕様上、必ず1ティック分の遅れが生じます。
処理の流れはこうです:
気配値変動 → プラコンサイン発生 → 1ティック更新 → DSATEAがエントリー
これは不具合ではなく 設計仕様 です。知楼(しろうさん) のブログでもこの仕様が明確に解説されており、「DSATEA6.00ver」のアップデート記事で詳しく整理されています。
③ デイスイング自動運用ならプライムコンボの設定は「確定足」を選ぶべき理由
取扱説明書では、運用スタイル別に以下の推奨が示されています:
- 裁量判断を入れられる方 → エントリー「ラインタッチ(瞬間 or 確定)」/フィルター「MTFタイプ(瞬間)」
- 無裁量でEA化したい方 → エントリー「ラインタッチ(確定)」/フィルター「確定」または『current』
デイスイングでプライムコンボを自動運用する場合は、必ず確定足での運用 が推奨されています。理由は単純で、確定足を選ばない限り「更新遅れ=検証結果とリアルタイムの乖離」が発生しうるからです。
④ 強制決済が起こりうる2パターン(しろうさんの解説より)
デイスイングでPCSシグナルを自動運用する場合、エントリーだけでなく決済側でもサインの変化が起こりうる ことを知っておいてください。しろうさんのブログでは、この現象が発生しうる具体的なパターンが2つ整理されています:
- 急騰・急落による足の抜け・滑り指標発表や突発的なボラ急増時、価格が想定範囲を超えて動くとサイン判定と実執行にズレが出ます
- MTF更新遅れによるサイン消滅時上位足が確定したタイミングで、直前まで表示されていたサインが消える場合があります
これらは「バグ」ではなく MTFを使う以上避けられない構造上の現象 です。しろうさんの解説を一度読んでおくと、実運用で戸惑わずに済みます。
⑤ インジ種別で「更新遅れの幅」が違う
取扱説明書では、MTFによる更新遅れの幅がインジケーター種別によって異なることも明記されています:
- 更新遅れが少ない(位置情報あり):オシレーター/オシレーターDX/ABUADX/ABUDMI
- 更新遅れが多い(位置情報なし):ヒストグラム/ヒストグラムDX2/ABUADX_DX
私の構成(本記事のフィルター設定)では、オシレーター系とABUDMIをメインに使っており、更新遅れが比較的小さいインジケーター群 で固めています。
⑥「MTFを必要以上に多用しない」という公式警告
これは取扱説明書で特に強調されている一文です。
「MTF機能は必要以上に多用しない」(公式取扱説明書より)
"MTFを使ってはいけない" という意味ではなく、多重に使うほど更新遅れの影響が重なる、ということ。
ごめんなさい、先にあやまっておきます。今回の検証結果はMTFを使用した設定です。
⑦ ブローカー(FX会社)差にも注意
取扱説明書で明記されている事実として、ラインタッチ(瞬間判定)設定では、ブローカーごとのレート配信の微差によって「触れた/届いていない」の判定が変わり、結果として勝率・pips数に差が出る場合があります。
本記事のPF6.42は私の検証環境での数値であり、別ブローカーでは同じ数値が再現される保証はありません。これは公式の注意事項でもあります。
⑧ 公式の推奨時間足と、本記事の5分足検証について(正直な断り)
取扱説明書では、PCSの 推奨時間足は日足で4時間足環境認識・1時間足執行足 と明記されています。5分足はどちらかというと「短期スキャル」の領域として位置づけられており、公式の"日足、4時間、1時間のあぶさんの推奨の使い方"とは異なった時間足で応用範囲 です。
本記事で私が検証したのは ゴールド5分足 で、これは 公式推奨より一段下位の時間足 です。この選択の理由は:
- 私のライフスタイル上、1時間足の確定を待つ運用よりも、5分足で完結するデイトレスタイル の方が自分に合っていた
- 5分足で運用するからこそ、フィルター側で執行足(5分)の順張り圏を絞る 設計(三方よし)が必要になった
- 5分足でもPFを引き上げられる構成があるなら、公式の枠組みを拡張する実験 として価値がある、と考えた
…という経緯です。
なので、本記事の設定をそのまま持ち帰って公式推奨で使うと、数値も挙動も変わります。 「5分足+この特殊なフィルター構成」というセットで成立している数値だと理解してください。
公式推奨から外れる運用である以上、より一層「自分の環境での再検証」が大事 になります。この断りは、公式を否定するためではなく、公式の推奨と私の検証範囲がどう違うかを正直に共有する ためのものです。
2. これは "プライムコンボの無限パターンのうちのひとつ" です
PCSのエントリー・フィルター設定は組み合わせが文字通り無限です。本記事の構成はその1パターンに過ぎません。
- この設定が万能というわけではありません
- 別の通貨・別の期間・別の時間軸では、同じ数値(PF6.42)は再現されません
- 「この設定をコピーすれば誰でも勝てる」という記事ではありません
PCSの可能性を引き出すための "考え方の事例" として読んでもらえると一番フィットします。
3. 5分足運用は "完全自動" ではなく "裁量併用" 前提です
公式推奨は日足・4時間足・1時間足ですが、私はあえて 5分足 で運用しています。5分足という時間軸の特性上:
- 完全放置の自動運用ではありません
- 場面によっては 裁量目線で判断 を加えています
- 含み益が伸びている場面・転換が見えた場面など、手動決済 をかけることもあります
- 「ボタン1つで稼げる魔法のEA」ではありません
機械的なエントリー判定はEA側に任せつつ、最終的な判断や決済の一部に自分の目を入れている という前提で読んでください。私自身、これを 「機械的にならない」ことの利点 として運用しています(ロットを張りすぎる・思い込みで入る等の余計な行動を防げる)。
4. こんな方にはオススメしません(購入をご遠慮ください)
正直にお伝えします。以下に当てはまる方は 購入されないことを強くおすすめ します:
- ❌ ボタン1つで完全放置の不労所得を期待される方 — 本構成は裁量併用前提です
- ❌ PF6.42 という数字だけを見て「絶対勝てる」と思われる方 — 限定条件下の検証結果です
- ❌ MTFの更新遅れ・リペイントを「不具合」と捉える方 — これは公式仕様です
- ❌ 公式推奨時間足以外で使うことに強い抵抗がある方 — 本記事は5分足での応用です
- ❌ 自分の環境で再検証する手間をかけたくない方 — ブローカー差・期間差で結果は変わります
5. こんな方には刺さると思います
逆に、以下のような方には実用的な内容になっています:
- ✅ PCSを持っているが、もっと活かしたい方
- ✅ 天と地のインジケータに興味がある方
- ✅ MTFの考え方や 「三方よし(大局×中位×執行)」のフィルター設計 に興味がある方
- ✅ レンジ回避をどうしたらいいのか悩んでいる方
- ✅ AIを使った検証プロセスそのものを参考にしたい方
- ✅ 5分足 × 裁量併用 のスタイルが自分のリズムに合いそうな方
- ✅ 「数字(PF)」よりも 「考え方の型」 を持ち帰りたい方
あぶさんの公式の情報は投資ナビをご確認いただくのもおすすめです
投資ナビ(あぶさんの解説記事、毎週更新): https://www.gogojungle.co.jp/finance/navi/authors/152681
以上の前提をご了承の上、続きをお読みいただけると嬉しいです🙏
天と地シリーズ 商品情報
各ツールの詳細仕様は、それぞれの販売ページにてご参照ください。
天と地のインジケーター(天と地の点+自動利確/天と地のオシレーター+自動利確/天と地のヒストグラム+ライン)🔗 販売ページはこちら
天と地のデイスイング🔗 販売ページはこちら
天と地のダッシュボード🔗 販売ページはこちら
プライムコンボシグナル ~天と地の総合サイン~🔗 販売ページはこちら
天と地の山🔗 販売ページはこちら
ℹ️ MT5版について:「天と地のインジケーター」はMT5版も別商品として「天と地のインジケーター」購入者は無料で使用可能です。MT5環境の方は別途ご確認ください。
天と地のフルセット(インジケーター+デイスイング+プライムコンボシグナル+ダッシュボード)
段階導入なら単品、最初からシリーズ運用を見据えているならフルセットが割安です(※フルセットには「天と地の山」は含まれていません)。
