
「いつか旅行に行きたい」
「いつか新しいことを始めたい」
「もう少し余裕ができたらやろう」
僕もよく考えます。
今じゃなくてもできる。お金に余裕ができてからでもいい。
だから、
「あとでやればいい」
と思ってしまう。
でも『DIE WITH ZERO』を読んでいて、ひとつ気づきました。
僕たちは、
「あとでもできるか?」
は考えるのに、
「あとでやっても、今と同じ価値なのか?」
は、あまり考えていないのかもしれません。
?QUIZ
ずっと行ってみたかった旅行に、5万円かかるとします。
あなたならどちらを選びますか?

A|今、5万円を使って行く
B|5年後、お金に余裕ができてから行く
少しだけ考えてみてください。
僕なら、かなりBに引っ張られます。
5万円は残るし、旅行なら5年後でもできそうだからです。
でも、
「5年後でもできる」ことと、「5年後でも同じ価値がある」ことは、本当に同じでしょうか?
5年後、場所は同じでも「自分」は違う

5年後でも、同じ場所には行けるかもしれません。
同じ景色を見ることもできる。
でも、
そこへ行く“自分”は同じではありません。
年齢が変わる。
体力が変わる。
仕事が変わる。
興味が変わる。
一緒に行きたい人の環境も変わるかもしれない。
場所は残っていても、
「今の自分で経験できる時間」は、残っているとは限らない。
💡 後からやっても、同じ経験にはならない

『DIE WITH ZERO』の読書メモに、印象に残った話があります。
若い頃、ヨーロッパを旅するためのお金が足りず、お金を借りて旅に出た人がいました。
帰国後は働いて、そのお金を返します。
それでも、その旅を後悔しませんでした。
一方、その旅に行かなかった人物は、後になってその選択を後悔します。
そして30歳になってから、似たような旅をします。
旅行そのものは、後からでもできた。
でも、
「もっと若いときにすべきだった」
と感じた。
僕はここがかなり引っかかりました。
やりたいことは、後からでもできるかもしれない。
でも、
“あの年齢の自分でやる経験”は、後から買い戻せない。
お金には「あとで」がある。経験には「今しか」がある。
もちろん、
「若いうちに貯金せず、全部使え」
という話ではありません。
将来への備えも必要です。
僕が面白いと思ったのは、
何かを「やるリスク」は考えるのに、「やらないリスク」はあまり考えていなかったこと。
たとえば5万円の旅行なら、
「5万円減る」
という損失はすぐ分かります。
でも、
行かなかったことで失うものには、値札がありません。
だから、見落としやすい。

「やらない」も、ひとつの選択
何かを始めようとすると、
「失敗したらどうしよう」
「お金がもったいない」
「もう少し余裕ができてから」
と考えます。
やった未来
お金を使う。時間を使う。失敗するかもしれない。
これは想像しやすい。
でも、もう片方があります。
やらなかった未来
その年齢でしかできない経験を逃すかもしれない。
誰かと過ごせる時間を逃すかもしれない。
新しい世界を知る機会を逃すかもしれない。
つまり、
「やる」にはリスクがある。
でも、「やらない」にもリスクがある。
ここまで考えて、
僕自身のことも振り返ってみました。
読書。
水泳。
noteなどの情報発信。
どれも今では、
「もっと早く始めればよかった」
と思っています。
でも、その理由を考えてみると、
単純に、
「もっと上手くなっていたから」
「もっと長く続けられたから」
だけではありませんでした。
むしろ僕が先延ばしによって失っていたのは、
「時間」より、もっと見えにくいものだったのかもしれません。
そして、ここに気づいてから、
僕の中で「あとでやればいい」の見え方が少し変わりました。
では、
先延ばししている間に、僕たちは何を失っているのか?
そして、
「今やるべきこと」と「後回しでいいこと」は、どう見分ければいいのか?
ここからは僕自身の経験も使いながら、
「いつかやりたいこと」の中から、今動かすべき1つ
を実際に決めていきます。
この記事を読み終える頃には、
「いつかやりたい」
で止まっていたものが、
「今やる」「準備を始める」「後回しでOK」
のどれかに変わっているはずです。
