女性を心の底から感動させる「価値証明トーク」と言うトークをご存知だろうか?
価値証明トークとは
話者が話すことによって、話者の価値を上げ、相手から尊敬などのポジティブ感情を集めることにより、口説きの質をあげるトークのこと。
そんな価値証明トークだが、分解すると以下のように分類することができる。
**①キラキラトーク。刺激系。**
⇨20代前半くらいの経験値の少ない女性や遊び始めた女子等に有効。
⇨有名レストランや高級ホテルなどの体験。
⇨激辛巡りやバンジーなどの刺激体験。
⇨有名人や芸能人などの知り合いの多さ。
などなど…
**②価値観トーク。仕事論・思想系。**
⇨自立した女性や、遊び終えた女性等に有効。
⇨仕事や人生での挫折体験や、そこから立ち直った体験など。
などなど…
どちらのトークも用意するべきだが、実はこの2つは分けて考えるべきではなかったりする。
①のキラキラトークをする人たちのよくある間違い
👩「最近の休み何してるの?」
👨「ああ、この前はアマンに泊まって、その前は友達とバンジー飛んできたよ。」
👩「へえ〜すご〜い」
このような形で、**事象や体験のみ**を話してしまいがちである。
女性の、へえ〜すご〜いは只の社交辞令なのに、
(刺さってるかも…)
と勘違いしてしまっていたりする。
ただすごいだけの事象を喋っていても仕方がない。
!https://assets.st-note.com/img/1654590141304-wYDjuUiLfh.png
事象だけを喋るというのはこんな感じである。
じゃあ、どう改善すれば良いか。
その話の前に②でつまづく人を見てみよう。
### ②の価値観トークをする人たちのよくある間違い。
👩「どんな仕事をしてるの?」
👨「ITかな、大変だけどやりがいがあって楽しいよ」
👩「へえ〜大変そう。なんでその仕事を選んだの?」
👨「まずは成長分野だから選んだってのがあるんだけど、それより前に学生時代に就活してた時、自分が一番適している仕事の仕方ってどうなんだろうと思った時に、1人で黙々と進められる作業をやるのが得意ってことに気づいたんだよね。だから、この仕事を選んだんだけど、実際入ってみたら、人と人とのコミュニケーションが一番大事だってことに気づいて、今はIT自体のスキルもそうだけど、人とコミュニケーションをとって円滑に組織としての仕事を進めることにやりがいを感じてるかな」
👩「へえ〜すご〜い」
なんだかすごそうだし良い人そうだし、よく考えてはいそうなんだけど、あんまり話が入ってこない。
①と②の話のどちらも欠けている要素がある。
①については、キラキラ・刺激体験をしようとした理由・思想・哲学**が抜けている。**②については、思想や哲学にたどり着く前の感情・葛藤**が抜けている。
### ①キラキラトーク改善
例えば①の事象や体験に理由や思想、哲学を付け足すとどうなるか。
👩「最近の休み何してるの?」
👨「ああ、この前はアマンに泊まって、その前は友達とバンジー飛んできたよ。」
👩「へえ〜すご〜い」
👨「恥ずかしいんだけど、正直アマンって俺にとってはちょっと背伸びするくらいのホテルなんだよね。じゃあ何で行くのって話なんだけど、俺の尊敬する先輩が**『人は背伸びしなきゃ背は伸びない』**っていう意味わからんこと言う人でさ、その人は今ではかなりの実業家なんだけど、マジで金ない時から、月一で背伸びするような体験を必ず自分に課してた人なんよ。だから、俺もそれを真似して背伸び活動してる感じ。背伸びを意識してから、仕事とか他のことでも、もう少し何かできないか?って考えるようになったから、めっちゃ真似してよかったわ。
あ、ちなみにバンジーはマジで行きたくなかった。」
なぜ、贅沢や刺激、キラキラ体験のようなことをやるのか、行動の理由づけや背景、思想や哲学があるとスネ夫のようなことにはなりにくい。
もちろん、思想や哲学の理由づけは相手にとって尊敬されるようなものが良いだろう。
②価値観トーク改善
②について、感情や葛藤を付け足すとどうなるか。
👩「どんな仕事をしてるの?」
👨「ITかな、大変だけどやりがいがあって楽しいよ」
👩「へえ〜大変そう。なんでその仕事を選んだの?」
👨「いや、マジで大変。なんかITとかって1人で黙々と作業ができそうだなって思って、この仕事選んだんだけど、入ってみたら自分の作業よりも、スケジュール調整とか、人と人とのコミュニケーションがめっちゃ必須でさ。
〇〇ちゃんの仕事もそういうことってない?」
👩「わかる、会議の日程調整とかめっちゃだるいよね」
👨「そうそう。でさ、俺若手の時、自分のやることだけやってれば、それで良いじゃん。って考え方だったんよ。でも、ある時どうしても自分だけじゃ解決できない事があってさ、でもその時の自分は"自分の事は自分だけでやり切る事が正義"って考え方だったから、締め切りギリギリまで自分でやろうとしたんよ。で、最後の最後、締め切りギリギリになって、やっぱり自分じゃやりきれねえ。って思って、先輩に頼ったのよ。で、俺めっちゃ怒られるんだろうなって思ってたら、『ようやく、お前も人を頼れるようになったな。どうにかするから心配すんな』って先輩が言ってくれたんよ。
俺さ、なんかその時、マジで恥ずかしいんだけどボロボロ泣いちゃってさ、それから何故会社組織でチームで働くかっていうの気になり出して、今はどうやったらチームが気持ちよく成果を出せるか考えて仕事してる。」
感情や葛藤が入ることにより、相手を共感させ、さらに話者の話に説得力を持たせている。
以上、簡単に改善してみたが、価値証明トークにとって一番大事なことは
相手が興味を持っている/価値を感じている点において、自分が先を行っている(経験値がある)**ということだ。
つまり、今回の①については、相手が高級ホテルに興味ありそうだったり、バンジーなどの遊びに興味がある場合において有効だし
②については、相手が仕事においてコミュ力が足りない場合において有効だったりする。
**相手が価値を感じている分野において、先を行っている。**
という前提条件をなさないまま、喋っても相手は何の価値も感じないし
👩「へえーすご〜い」
で終わることだろう。
相手が価値を感じる分野のリサーチは、価値証明トークをする前の、
属性合わせトークの中でリサーチしていくことが有効だ。
学生に、仕事トークをしても全然刺さらないし
仕事に熱中している人に、飲みのトークをしても全然刺さらないだろう。
だが、世の中の多くの人間は**遊び切っていない**ため、
ある程度のキラキラ・刺激トークは多くの人間にとって有効だったりする。
よって、
**キラキラ・刺激体験を価値観・感情・葛藤などを入れて話してあげたりする**と、相手は退屈することもなく楽しく話を聞いてくれるし、
**(やってることは面白くてキチガイだけど、根っこは案外マトモな人なのかも?)**というちょうど良い塩梅のイケてる人間像が出来上がることだろう。
以上です
ここまで読んでくださった皆さんの人生に救いとなるような記事であることを祈っております
最後まで読んでくれたあなたへ、幸あれ。