個人物販クラファンのやり方
物販の教科書
個人でブランドを持つことが容易になってきた昨今、問題として残るのは仕入れと発送だけです。仕入れのための仕入れ費用を調達できない人も多い世の中で、クラウドファンディングで集める手法を紹介します。
当コンテンツはこのような方向けです。
- 具体的なプランニングが決まっている
- 商品は決まっているが資金がなく仕入れができない
- ブランドをやりたいけど、市場にフィットするかわからない
- とりあえずクラウドファンディンをやってみたい
- D2Cに参入したい
そんな方にぜひクラウドファンディングに挑戦してもらい、たくさんからの応援を集めるプロジェクトを立ち上げていただければと思います。
クラウドファンディングとは
クラウドファンディング（英語: crowdfunding）は、群衆（crowd）と資金調達（funding）を組み合わせた造語である。多数の人による少額の資金が他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを意味する。ソーシャルファンディングとも呼ばれ[1]、日本語では「クラファン」と略されることもある[2]。
クラウドファンディングという言葉はカタカナ語としては新しい言葉ではあるが、後述の通り古くから使われている言葉である。また、全く同じ意味としてロシア語由来のカンパという言葉もある。
wikipedia
クラウドファンディングとは、昨今台頭してきた、多数の主に個人を対象にした資金調達手法です。その内容は、古民家再生や地方創生、新商品開発など多岐にわたります。
国内のファンディングサイトとしてはCAMPFIREやMakuakeなどの有名サイトがありますが、こちらに掲載しているプロジェクトでは数千万単位で調達できている事例も存在します。
もちろん全てのクラウドファンディングがうまく行っているわけではありませんが、それはひとえに「コツ」を押さえれば良いというだけなのです。今回はそのコツについて紹介します。
クラウドファンディング成功のコツ
クラウドファンディングをする際にはこのようなコツがあります。ここを意識するとクラウドファンディングは成功させやすいです。
①ストーリー
②差別化商品である（市場にまだない）
③クラファンで買う必要がある
④lot仕入れが少ない商品を扱う
⑤1商品販売価格でlotで仕入れられる
少しずつ解説します。
①ストーリーとは
クラウドファンディングをする際に特に重要視されるのはストーリーです。これは端的に「誰が何をなんのためにどうやって」という「Who」「How」「Why」「What」の概念です。
この構成は化粧品などのランディングページを参考にするとより解像度が高まり作りやすくなります。
化粧品のLPはほとんどが
商品キャッチコピー（アイキャッチ）
既存の課題
世の中的な不満
既存の解決方法
その解決方法における課題
それを全て解消する商品
機能性
改善した未来の姿
特徴
具体的な補足説明
おおよそこの構成で成り立っています。※状況によって順番は前後します。
このストーリーに合わせて画像の制作、全体の構成やブランドイメージを構成すると非常に伝わりやすくなっていきます。
②差別化商品であること
この差別化商品であるというのは、もちろん「今までにない商品」であることが一番わかりやすいです。しかし、なんでもそうである必要はなく「既存ジャンルの新しい商品」というみせかたであればOKです。
例えば外反母趾のためのサポーターであったりはクラウドファンディング上で成功していたり、ターゲットを変えて見せ方を変えることによって成功しています。
参考に「外反母趾」「サポーター」「リュック」など調べてみてください。ありそうな商品が並んでいます。
③クラファンで買う必要がある
クラファンで買う理由というのは主に２つです。
1.応援したくなるほどストーリーに価値がある
2.今クラファンで買うのが得
1は前項までに説明していますが、２についてはつまるところリターンのお得感です。
リターンをどれほど下げられるか、お得に見せられるかが１つの手段となります。
クラファン前提で商品を確定させるのであればOKのために通常価格を設定し、通常販売価格は高めに設定しても良いかもしれません（市場の価格感と比較してください）。
④lotの少ない商品を仕入れる
lotというのは仕入れの際に必ず仕入れなければいけない最低個数を指します。
例えば香水を作りたいとなった場合、最低限200個仕入れなければいけないなど、工場によってルールがあります。
もしあなたが仕入れをするのであれば、1個から仕入れられる方がリスクもなくコストもかかりません。理想はlotの少ない商品を扱うことです。
⑤商品販売価格でlotで仕入れられる
これはlotが少ないことに紐づきます。
今回大前提仕入れの予算がないことを前提にしています。例えば1商品の仕入れ値が1個1000個だとしても、lot100個だった場合10万円必要になります。
そもそもクラファンは、この10万円を集めるために始めるようなものなので、支援が確定した場合にしっかりとlotで仕入れられるかどうかが重要です。
例えばlot10個で、1個の仕入れ価格が1万円だった場合、1商品が10万円の売値になるようなジャンルで戦うと、非常にやりやすくなるのではないかなと思います。
高い商品を売るのはハードルが高いと思いがちですが、クラウドファンディングには意外とそういった商品に興味を持つ層がおり、支援を賜りやすいというのも特徴です。
最後に
今回は仕入れ、販売、商品開発、ブランド開発といった観点の一部分を紹介しました。今何か取り組んでいる人はぜひ参考にしてください。
これからクラウドファンディングする人は、一度担当者に問い合わせスケジュール館などを確認してあげると、より解像度の高い計画ができるようになると思います。
頑張ってください。
この記事のライター
