□「私みたいな人間と付き合いたい人が、本当にいるのだろうか」
婚活を始める前から、そんな気持ちがありました。
バツイチで、自分に自信がない。ほかの人と比べては、自分を下に見てしまう。マッチングアプリで素敵な人を見つけても、「どうせ私なんか選ばれない」と思ってしまう。
相手から連絡が来れば嬉しいのに、返信が途絶えると「やっぱり私には魅力がないんだ」と落ち込む。そんな状態で婚活を続けていました。
もちろん、うまくいかないことばかりだったわけではありません。やりとりが続くこともあったし、実際に会えた人もいました。それでも、なかなか自信を持てなかったのです。
今振り返ると、私が婚活で苦しんでいた理由は、単に出会いが少なかったからではありませんでした。
自己肯定感が低いまま婚活を続けることで、うまくいかなかった事実以上に、自分自身を傷つけていたのです。

この記事では、自己肯定感が低いまま婚活をした私に何が起きたのか、そして、自分への見方が少しずつ変わるまでに何をしてきたのかを、正直に書いていきます。
「婚活がうまくいかない」「マッチングアプリで相手と自分を比べてしまう」「好意を示されても、素直に喜べない」「自分に自信がなく、恋愛に前向きになれない」
そんな悩みを抱えている方に、読んでいただきたい記事です。
□ 自己肯定感が低いと、婚活はうまくいかないのか?
最初に、ひとつ伝えておきたいことがあります。
自己肯定感が低いからといって、婚活ができないわけではありません。
ただし、自己肯定感が低いまま婚活を続けると、必要以上に傷つき、疲れてしまうことがあります。私自身、そうでした。
返信が来ない。2回目のデートにつながらない。相手から好意を示されても、信じられない。
ひとつひとつの出来事を、自分の価値と結びつけてしまうのです。相手とうまくいかなかっただけなのに、「私には魅力がない」と考えてしまう。そして、自信をなくした状態で、また次の出会いを探す。
この繰り返しが、婚活を苦しいものにしていました。
私が必要だったのは、無理に自分を好きになることではありませんでした。
婚活で自分の価値まで否定しないための考え方を身につけること。
そのことに気づくまで、少し時間がかかりました。
□ 自己肯定感が低いまま婚活すると、何が起きるのか
婚活を始めてしばらくの間、やりとりが続く相手もいました。実際に会えた人もいましたが、2回目のデートにつながるとは限りませんでした。
それなのに、私は毎回、うまくいかなかったことばかりを気にしていました。返信が来なかったことは、いつまでも頭に残る。
一方で、返信が続いたことや、実際に会えたことは、いつの間にか忘れてしまう。
うまくいった事実より、うまくいかなかった事実のほうが、自分の中に積み重なっていきました。
そして、マッチングアプリを開くたびに、ほかの人のプロフィールと自分を比べてしまうのです。
「この人のほうが明るそう」「この人のほうが仕事ができそう」「この人のほうが見た目がいい」
比べた結果、いつも同じ結論にたどり着きました。
「私より、こういう人を選ぶよな」
たくさんのプロフィールが並ぶマッチングアプリ。その中から相手に選んでもらおうとしているのに、私は最初から自分を一番下に置いていました。
これでは、出会いを楽しむ余裕もなくなってしまいます。
□ デートが楽しかったのに、帰り道には不安になる
一番しんどかったのは、デートの帰り道でした。特に何か問題があったわけではありません。
楽しく話せた。笑うこともできた。
それなのに、電車に揺られていると、こんな考えが浮かんでくるのです。
「今日の私、変なことを言わなかったかな」「2回目はあるのかな」「どうせ来ないか」
ひどいときには、「来ないほうが傷つかなくていいか」とまで思っていました。
次も会いたいと期待して、もし誘われなかったら落ち込んでしまう。それなら、最初から期待しないほうがいい。そうやって、傷つく前に自分の心を守ろうとしていたのです。
ところが、「どうせうまくいかない」と思いながら過ごすデートと、「また会えたらいいな」と思いながら過ごすデートでは、自分の気持ちも、相手への接し方も変わってきます。
自分では気づかなくても、不安や自信のなさは、表情や言葉の端々に表れていたのかもしれません。
自己肯定感の低さは、気づかないところで婚活の邪魔をしていました。
□ うまくいっているときほど、怖くなる
もうひとつ、気づいたことがあります。それは、うまくいっているときほど、不安になることでした。
やりとりが続けば、「いつ終わるんだろう」と考える。デートが楽しかったら、「次はないかもしれない」と思う。相手から好意を示されても、「本当にそう思っているのだろうか」と疑ってしまう。
せっかく嬉しいことが起きても、その嬉しさを素直に受け取れませんでした。傷つきたくないから、先に心を守ろうとする。
でも、その行動が、せっかくの出会いから自分を遠ざけていたのです。
振り返ると、自己肯定感の低さによって起きていたことは、主に3つありました。
- うまくいかない事実を、自分への否定として受け取ること
- うまくいきそうなことまで、信じられなくなること
- 傷つく前に、自分から距離を置こうとすること
□ 婚活がうまくいかない原因は、相手ではなく自分への見方にあった
転機は、あるデートの後に訪れました。その日は、珍しくうまくいった気がしていました。
話も弾んだ。笑うこともできた。帰り際には、相手から「また会いたいです」と言ってもらえました。素直に嬉しかったのです。
ところが、家に帰ってから、こんなことを考えていました。
「あの人、本当に私のことが好きなわけないよな」「また会いたい」は、ただの社交辞令かもしれない。本当は誰でもよくて、たまたま私に言っただけかもしれない。
嬉しいという気持ちが生まれた直後に、疑いが押し寄せてくる。私は、せっかくの好意を自分で打ち消していました。
そして、初めてこんな疑問が浮かびました。
「もし、この先どんなにいい出会いがあっても、私は同じことを繰り返すのではないか」
どんなに素敵な人と出会っても、「本当は私のことが好きなわけがない」と思う。
どんなに楽しいデートをしても、「どうせ2回目はない」と考える。どんなに好意を示されても、「社交辞令かもしれない」と疑う。
これでは、相手が変わっても、同じことを繰り返してしまいます。マッチングアプリを変えても、プロフィールを工夫しても、メッセージの送り方を変えても、「どうせ私はダメだ」という気持ちが残っている限り、婚活の苦しさは変わらないのではないか。
そう気づいたとき、問題は相手や出会いの数だけではなく、自分自身への見方にもあるのだと思いました。
□ 「自分を好きになろう」が、どうしてもしっくりこなかった
自己肯定感を高めよう。自分を好きになろう。もっと自信を持とう。
そんな言葉を、何度も目にしました。言っていることはわかります。でも、実際には難しかったのです。
自分を好きになろうと言われても、好きになれない自分がいる。自信を持とうと言われても、自信の持ち方がわからない。ありのままの自分でいいと言われても、ありのままの自分を信じられない。
いい言葉なのに、うまくいかない。そんなことを繰り返していました。
変わり始めたのは、「自己肯定感を高めよう」とすることをやめてからでした。
自己肯定感を高めることよりも、これ以上、自分を否定しないこと。
その考え方に切り替えたとき、少しだけ気持ちが楽になりました。
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ここからは、私が自己肯定感の低さと向き合いながら、婚活で自分を傷つけないために実際にやってきたことを紹介します。
自分を好きになろうと頑張る必要はありません。
まずは、自分を否定してしまう癖に気づくこと。そして、うまくいかなかった出来事と、自分の価値を切り離して考えること。
私がどのように考え、行動してきたのか。その具体的な方法を、順番にお話ししていきます。
