こんにちは。チビ画伯ママです。
今日はガス代も完全に無料でフリーミントできるNFTの作り方を解説します。(長いのでガスレスフリーミントとよびますね)
まずはじめに、この方法自体はわたしが考えたものではなく、thirdwebとOpenzeppelinというオープンな技術を利用したものです。ご自分でわかる方はこの記事を買う必要はありません。
ただしこのTips記事で紹介するプログラミング不要なやり方を説明した無料のサイトや動画はいまのところ見つけられてないので、貴重といえば貴重かなと思います。
ヒントもおいておきますね。ただ、わたしはこれだけではわかりませんでした💦
ガスレスフリーミントの可能性
みなさん大好きフリーミント。でもイーサリアムチェーンだとガス代がかかりますよね。
一時期は200GWEIになることもあって、ガス代だけで数千円~1万円以上のETHがかかることも💦
そんなときにもガスレスフリーミントなら、ユーザーにガス代の負担をかけることなく、NFTを届けることができます。
こんな感じです。
こんな感じでTwitterのフォローやいいね、RTをお願いすることで、自分のツイートを拡散してもらえます。
(注:このツイートではウォレットがない方も作れると書いていますが、このnoteで紹介する方法ではミントにウォレットが必要です)
また、こんなアイデアにも使えるかも。
- 有料noteやKindleの発売記念フリーミント
- ジェネラティブコレクション発売記念フリーミント
- リアルイベント参加記念フリーミント
- キャラクター総選挙の投票
などなど、拡散されやすいので主になにかを周知したいときに使うのに相性がよさそうです。
いまはTwitterのAPI高額化のためにサービス終了してしまいましたが、以前のSpreadさんのクエストのサービスに近いですね。
注意点:
基本的にこちらでミントのガス代を肩代わりするので、もうけるために行うものではありません。拡散してもらって自分や自分のコレクションをしってもらうためにやるものだということは前提としてご理解ください。
この記事は技術的には正しくない表現をしているところもあります(わたしがわかってないところもあれば、初心者さん向けにあえて書いているところもあります)
くわしい方は気になるかもしれませんが、損害を与えてしまうような間違いでなければあたたかく見守ってくださいませ・・・
ガスレスフリーミントのしくみ
ガスレスフリーミントのしくみはこんな感じです。
- Openzeppelinというツールでガス代となるPolygonチェーンのMATICを入金しておく
- thirdwebというノーコードツールで、PolygonチェーンのNFTをミントサイトからミントできるしくみを作る
- NFTの価格を0MATICにして、だれでもミントできるようにする
- thirdwebとOpenzeppelinを紐づける
- ユーザーは無料でミントできる!
FAQ よくある質問
Q1:なんでガス代無料でミントできるの?
NFTを作る側(つまりあなた)がミントのガス代を肩代わりするからです。Polygonチェーンならガス代が安いので自己負担も少なくできます。
Q2:費用はいくらぐらいかかるの?
その時のガス代によりますが、しくみを作ること自体(コントラクトのデプロイとLazy mint)は100円もかからないはずです。1枚ミントされるごとに約0.05MATIC(7円くらい)かかります。500枚ミントしてもらうのにMATIC5,000円分もあれば十分です。
Q3:1枚の絵だけで/ジェネラティブでガスレスフリーミントできる?
以下のいずれのパターンでも作れます。
・1枚の絵(1枚のトークンID)で何枚もミントするパターン=ERC1155
・ジェネラティブ=ERC721A
Q4:NFTの発行枚数は決められるの?
ERC721A(ジェネラティブ)の場合は最初にアップロードした枚数が上限になります。ガス代は十分入れておく必要があります。ERC1155(1枚のトークンIDで何枚もミントする)の場合は「100枚」のように上限を決めてもいいし、決めずに「入金したガス代が尽きるまで」としてもOKです。
Q5:二次流通でロイヤリティは取れますか?
取れます(設定できます)。ただしPolygonチェーンのNFTなので、二次流通はPolygonチェーンのETHまたはPolygonチェーンのMATICで行われます(売り手がリストするときに選べます)いまはPolygonチェーンがあまり普及していないので、二次流通はさほど回らないと思ってください。
Q6:イーサリアムチェーンではできないの?
できるはずですが、ガス代をこちらで肩代わりするので破産しちゃうかも・・・
ガスレスフリーミントのNFTの作り方
まずさいしょに、かならずMumbaiテストネットで練習してください。
テストネットというのは、無料でもらえるトークンを使ってNFTの設定やミントウィジェットの動きを確認することができるものです。
そこで確認できたら、まったく同じことをさいしょからPolygonチェーンでやります。
OpenzeppelinのRelayerとAutotaskの名前は間違いやすいので、テストネット(Mumbai)とメインネット(Polygon)ではわかりやすく名前を変えたほうがいいです。
ステップ1:事前準備
この事前準備は全員共通のステップです。