「正直、仕事は辞めたい。でも辞める理由がわからない」そんな状態になったこと、ありますか?
今の職場がブラック、というわけでもない。
上司も同僚、後輩も特に悪い人はいない、むしろ恵まれてさえもするかもしれない。
忙しいわけでもなく、必要最低限の業務をこなしていれば、それなりに給与も貰えている。
でも、仕事を辞めたい気持ちが拭えない。
その気持ちの奥には、

・このまま、この職場で何年何十年と働く未来が見えない
・朝になると、行きたくないなぁと心が重たくなる
そんな思いが秘めているのでは?と思います。
実際2019年のわたしはそんなことを感じながら働いていた時期がありました。
♢
わたしは高校生の頃から「化粧品の開発に携わり、売れる商品が作りたい。自分が作った化粧品で人々が笑顔になってほしい。」
そんな夢を抱き、就職活動に挑み、無事に自分の夢を叶えたはずなのに、虚無感を抱いていた社会人3年目。
夢だった化粧品メーカーの研究職として採用して働き始めたものの、実際に配属されたのは研究課ではなく違う課。
開発部門に携われてはいるものの、やりたかった仕事ではないため、やりがいを感じながら仕事をしていたわけではなく、ただ与えられた仕事を、責任もさほど感じず、淡々とこなす日々でした。
このとき、心のどこかでは、
- やりたいことをやりたい?
- 給与が低い?
- もっと成長したい?
- 叶えたかった夢ってこれだっけ?
- 退職する同期もいるけど、わたしはどうしたい?
と自分に対して問いかけていたような気もします。
なんとなくモヤモヤはどんどん膨らんでいって、このモヤモヤの正体はわからないものの、
コレがやりたいアレがやりたい、ここが嫌だから仕事を辞めたい、と
「明確な辞めたい理由」が見えなくて、その結果モヤモヤがどんどん大きくなってきてたんだろうなと。
そこまでしんどくない仕事量で、好きな業界に携われていて。
むしろ恵まれた環境下にいるのにやめたいと思う自分がおかしいんじゃないか、と思うこともありました。
♢
でも、身体は正直。
通勤途中、会社が近づくにつれてなぜか自然と涙がでてきた日も。
でも、何が嫌でこの涙がでてきていたのかそのときはわからない。
今思い返すと、この涙は体からのSOSのサインであり、それに気づけなかったわたしがいました。
突如流れる涙の理由もわからぬまま、変わらぬ日々を過ごしていたある日、会社で急にめまいが起こりました。
めまいは初めての感覚で自分に何が起こったのかもわからず、めまいが起きた瞬間にも上司に対して「今、地震起きてないですよね、、?目の前めっちゃくらくらぐるぐる回ってるんですが・・・」と言っていたくらい。
とりあえず休憩室で定時まで休んでいました。
上司に連れられ病院へ行くと、突発性難聴と診断。
片耳が高音が聞こえなくなっていて、このままいくとメニエール病になるよと言われました。
お医者さんからはおそらく「ストレスが原因ではないか」と言われ、心当たりある?と聞かれましたが、正直自分では驚き。
あ、気づかぬうちに身体はストレスを感じていたんだ。
働く上で多少のストレスはありつつも、過度にストレスを感じている実感はなかったのも事実。でもやっぱり身体は正直だった。
このままじゃ気付かぬうちに本当に身体が壊れてしまう-そう思った瞬間「辞めなきゃ」と、ようやく本気で思えたのです。

♢
実体験から伝えたいこと
たぶんあのままこの会社に居続ける選択肢ももちろんありました。
でも身体は正直に訴えかけてきてくれた、それに応えなきゃと思ったわたしは、身体のSOSに気づけなかったのは、自分の心/気持ちに気づく感覚が鈍っていたからだと思い、ジャーナリングを用いて改めて自分の心に耳を傾けることに。
というのも、化粧品メーカー就職を目指すにあたり、大学院進学を決めて進学していましたが、この大学院の2年間こそわたしの中では一番のじんんせい暗黒期。今も思い出そうとするとやっぱりちょっと辛さから涙がでてくるほど。
元々手帳を書くことが好きだったわたしは、この頃発売された週末野心手帳を活用し、就職活動の自己分析とはまたちょっと違う自己分析に出会いました。
その頃から自分の気持ちや考えていること、思っていることをノートやいらない裏紙に書き出し、ときには大量に愚痴を書き出したものをシュレッダーにかけてスッキリさせることも。笑
大学院生の頃は、適宜自分の心や気持ちに気づく習慣を確保していたからこそ、どんだけどん底に落ち込んだと思った瞬断であっても、そこで身体を壊すことなく、これたと思っています。
♢
余談を挟みましたが改めて、自分が何を感じ、何を想い、何を選択していくのか。それを聞く時間を確保することはわたしにとって重要であり、自分についてきちんと理解しておかないと、身体のSOSにも気づけないし、ただただモヤモヤが膨らんでいくだけ、を痛感しました。
仕事が嫌だから、辞めるために転職活動をする。
もちろんそれも一つの手。
でも一度夢を叶えた自分が、次に何をしたいのか、何を望んでいるかは正直わからなくて、転職活動をしたとしても、何で仕事を選んだらいいのかわからなかった。
改めて自己対話をやったことにより、わたしは本音が見えて動き出すことができた。
ただ結局コロナ禍も相まって、自分の希望する職種の求人があまりなく、結果、同業他社で転職しちゃったのですがその話はまた後日。

読んで満足、で終わってほしくない
また常々SNSでは「スクールに〇〇万円支払ったけど詐欺だった」「内容ペラペラだった」みたいなのをよく見かける。
「何を持って詐欺と判断するか」は人それぞれではあるけど、それらを呟いている人のやりとりをみていると、教材の良し悪しはもちろんだけど、
その教材を使いこなせるようなシステムと使いこなすためのマインドセットが薄いんじゃないか、と気づきました。
なので、この記事もしっかり使いこなせるシステムと使いこなすためのマインドセットができる仕組みに、どんどんアップデートを重ねる予定です。
まず対話を取り組む用のワークシートはもちろん、それらをいつ着手するかの管理できるシートもご用意しています。(9/22現在スプレッドシートで用意。随時Notionも追加します)
今後はわたしの得た知見ももちろんですし、みなさんの反響をもとにアップデートしていく予定のため、ぜひ読んだ感想はもちろん、ワークに着手して見えてきた本音はぜひ声に出して、アウトプットしてくださいね✨
後半でお伝えしている公式LINEにアウトプットをお送りいただくのも大歓迎です。
少なくとも冒頭のように

仕事を辞めたい。でも何が理由で辞めたいかはわからない
わたしってこのままでいいのかな?
今のフェーズから次のフェーズに移りたい」
そんなきもちを抱えているあなたに届けたいです。
ここまで読んでくださっているので、ぜひ手に取ってワークをやりきることにチャレンジしてみてくださいね。
やり切ったことはまた一つ、あなたの自信に繋がるし、それが自己効力感(エフィカシー)にも繋がります。
このTipsで得られること
「仕事」に対してアンテナが立っている方が、
仕事を「辞める・辞めない」の選択肢だけでなく、
思考の奥にある感情/感覚にアクセスすることで、
「自分がどう働きたいか」「何を大切にしたいか」を言語化し
今後、自分の好きや得意を明確にした先にある、
「ほんとうにやりたいことを仕事にする」ための、
「価値観」「在り方」が見えてくるようになります。
このTipsでは、自分のキャリアの築き方や仕事の選び方、転職活動に関する情報等はひとつも掲載していませんのでご注意ください。

ワークに取り組む前に
今の自分の状況を何かしら変えたい。その想いが少しでもあり、
このTipsを手に取りありがとうございます。
正直このTipsを読んだだけであなたの人生を変えられるほどの効力は正直ありません。
でも、現状を少し動かすことができる、そんな力は秘めています。
やった人から、取り組んだ人から自分の人生が動き出す。
その1歩は大きくなくていい。小さくとも次に繋がる1歩であれば、数ヶ月後数年後見返すと大事な1歩だった可能性がある、そう信じています。
ワークシートの使い方
ワークシートはスプレッドシートでご用意しています。(※随時Notionも配布予定です。希望があればCanvaやgoogleスライド等の書き込める媒体も検討します)
全て原本のURLを載せていますのでご自身のドライブ内にコピーしてご活用ください。
