港区大学生バーテンダーの備忘録

港区大学生バーテンダーの備忘録

どんぺりくん

どんぺりくん

こんにちは。どんぺりくんです。

Twitterを見てくださっている方はご存知だと思いますが、大学生をしながら港区の会員制バーでバーテンダーをしています。

突然ですが、以下のツイートを見てください。

界隈では

  • バーテンはモテる
  • コミュニティ内の紹介は最強
  • イケてる男・環境との関わりが大事

上記のような事柄がまことしやかに語られます。

実際、これらの内容は事実はありますが、世の中そう上手く行くわけではありません。

1年半のバーテン生活を経て、僕なりの見解を備忘録として書いていきたいと思います。

注意点

最初に言っておくと、あくまでもここから先の内容は僕の経験からくる超個人的な意見です。

書いておきながら何を言ってるんだ、というところではありますが全て正しいわけではありません。

一つの意見・主張、もっと言えば1人の青年の体験談としてお読みいただければと思います。

また、港区は非常にクローズドな環境であるため、必要以上の身バレ防止のために個人情報に関する部分はぼかしている部分があります。

上記については大目に見ていただけると嬉しいです。

どんぺりくんの来歴

バーテンをする前のどんぺりくんはどんな人間だったのか、触れたいと思います。

僕がバーテンになったのは、ナ○パ界隈を知ってから半年ほど経ってからの話です。

その頃の僕の特徴を挙げてみると

  • 即数約80程度(アプリ50、クラブ30くらい)
  • 体育会系に所属経験あり
  • 港区飲み、バー飲みの経験なし

こんなところでしょうか。体育会の経験はさておき、基本的には普通の学生生活を送っている、大学生でした。

では、そんな僕がなぜ港区という異質の世界に飛び込んだのか、そこで何を経験し、どういう変化が起きたのか。そこについて話していきたいと思います。

きっかけ

この頃の僕は、クラブに通い詰める大学生クラスタでした。

週3~4でクラブに通い、たまにマッチングアプリで知り合った子とアポをこなし、サークルに行き、授業にはいけなかったり、いけなかったり。

そんな生活の中で、ある問題が僕を襲います。

それは「お金が足りない」です。

よく考えればそれも当然の話。毎日アポ・クラブに精を出し。ホテルへ行く生活。

しかもこの頃は大してバイトもしておらず、日雇いやホストの体入で遊ぶための小銭を稼ぐ毎日です。あっという間に貯金は底を着き始めます。

しかし、謎のプライドからかいわゆる普通のバイト(カフェ・ファミレスの店員、塾講師など)はやりたくない、と思っていました。

そんな時Twitterを眺めていると、港区・バー・若イケに関するツイートが目に飛び込んできます。(残念ながらすでに消えているため割愛)

それを目にした僕は、求人サイトで港区のバー店員のバイトを探して応募しました。

この時僕が考えていたのは以下の3つです。

  1. お酒を飲みながらお金がもらえるなんて一石二鳥。神。
  2. 経営者や爆美女と関われるようになりたい。
  3. 周りでやってる大学生は少ないし、なんかかっこいい。

美女と出会える、というのもすごく重要なポイントでした。

当時の僕は少しずつクラブで結果が出始め、もっと上の層へ行きたいという欲が出てきていたため、港区のバーテンというのはまさにピッタリ。

今考えればあまりにも浅はかな動機です。

何はともあれ、たまたま応募して合格した会員制バーで働き始めることになります。

これは余談ですが、面接での「酒飲める?歌える?ノリいい?」という質問に対して、「飲めます(弱い)、歌えます(音痴)、ノリいいです(人見知り)!」と答えました。

「入ってからなんとかなるだろう」というただの勢いです。結果的に痛い目をたくさんみることにもなりますが、怖いもの知らずだった当時の自分には感謝しています。笑

港区バーの衝撃

さて、そんなこんなで晴れて『港区バーテンダー』という肩書きに進化したわけですが、港区の洗礼を受け続けることになります。

初めて席について接客したお客様は、某プロ野球選手とアテンダー(女の子をあてがったり、飲みの場をセッティングする人)の御一行。

有名人・金持ち・クラブでは見たこともない美女。舞い上がりつつもガチガチに緊張した僕は、空回りを繰り返します。

他スタッフのフォローもあり、なんとかその場は乗り切ります。が、訳もわからず飲まされ泥酔。特にショットを飲み慣れていなかった僕は意識が朦朧としていました。

そんな中でも、爆美女に腕を組まれながら帰路に着くプロ野球選手の後ろ姿は覚えています。

「あんな美女を簡単に持ち帰る世界なのか、これが港区か…」

目が覚めて気がつくと朝10時だった、これもいい思い出です。

また、別の日には某神ランキャバ嬢2人組の席につくことがありました。

界隈であれば爆美女!スト値カンスト!というような女の子たち。

これが俺の求めてたバーテン生活だぜ!、と言わんばかりに意気揚々と席へつきます。

「最近入ったんですよ〜!年齢ですか?20歳です!」という僕に、女の子が一言。

「え、若いじゃん、飲めんの?テキーラ持ってきてよ、クエルボで。」

※港区で飲むテキーラはアネホ1800が一般的(有料)。クエルボ無料だが味は不味いし悪酔いする。今でも1番飲みたくない酒。

飲みゲーもコールもおぼつかない僕はキャバ嬢2人とテキーラを乾杯し続け、ほんの1時間ほどでノックアウト。

「めっちゃ弱いじゃん、かわいいね。なんかいつもと違う飲みで面白かった。」と笑われ、口説くことは愚か連絡先を交換することもできずに退場する始末でした。

とまあエピソードを上げればキリがありませんが、その後もえげつないマネギラ、反社、薬○など「港区あるある」のようなものを目にして面食らい続けます。

ぶっちゃけ、酒に耐えられずトイレに篭りながら、「もうやめよう…」と何度思ったかわかりません。笑

逃げ出して辞めてもおかしくない状況ではありましたが、体育会の時に培われた(?)根性と、周りのスタッフ、環境に助けられてなんとか勤務を続け、少しずつ成長していきます。

外見・内面の変化

なんやかんや半年ほど働き続けると、否が応でも環境に慣れ成長するものです。

港区バーテンダーとして少しずつですが自身にも変化していきました。

どう変わっていったかというと、

  • でかい声が出せるようになる
  • 初対面に物怖じしなくなる
  • 大人との関わり方・礼儀を知る
  • ゲーム・コール・飲み歌が歌える
  • 髪の毛がハイトーンになる(?)
  • 港区ラウンジ嬢の彼女ができる
  • 昼まで飲み続けるようになる
  • 学校に行かなくなる

こんなところです。

上4つは特に大きな変化で、この頃にはお客さんとプライベートで飲めるようになったり、リピートで再来店してくれることも増えていました。

また、たまに参加していた大学生同士の飲み会では盛り上げ役として立ち回れるようになり、少しずつ自信を持ち始めます。

女性関連でも、キャバ・ラウンジ・ギャラ飲み等のいわゆる夜職層や、芸能・モデルもゲットできることがあったり。

こうなるまでには試行錯誤がありすぎて書ききれないのですが、意識していたことを3つだけ。

  1. どんな人に対しても感謝・礼儀を忘れない
  2. とにかく「楽しませる」マインド
  3. 「基準値の少し上」に挑戦し続ける

これを意識・行動に移すことで「港区」という環境に適応して行くことができました。

あとは、「誘われたら断らない」こと。

こういったことの積み重ねで、少しずつ「バーテンらしく」なり、今のどんぺりくんへと近づくことに。

バーテンはモテるのか?

さて、ここまで僕の個人的な経験を書いてきましたが、結局のところ気になるのはここじゃないかと思います。

結論から言うと、

モテる奴はモテるし、モテない奴はモテない

これです。

「ふざけんな、そんなの当たり前だろ」と言う声が聞こえてきそうです。

ただ、紛れもなくこれが事実です。

実際、バーテンの中には夜職・芸能をバンバン抱いている奴から女に見向きもされず指を咥えて飢えている奴までいます。

モテてるバーテンの特徴は

  1. 見た目が洗練されている(顔・服装)
  2. トークが上手い・面白い
  3. ノリがいい
  4. (ヒエラルが高い:代表、店長など)

こんな感じです。

でもよーーーく考えてみてください。

上挙げたような特徴があれば、ぶっちゃけどこへいってもモテます。

彼らは「バーテン」だからモテているのではなく、「モテ男」だから「バーに来る層」にモテているのが実情です。

一方で、バーテンを経験することで「モテ男」になりやすくなるのも間違いありません。

その理由は、

  1. 対女性の試行回数の増加
  2. ロールモデルとの出会い
  3. スト高の集客力の向上

などです。1個ずつ解説します。

①対女性の試行回数の増加

バーで勤務していれば、お客さんには基本的に女性が含まれます。

店の規模や集客力にも左右はされますが、数名から多い時は数十名の女性と出会い、会話することも。

アプリのアポに集客を依存している人が多くてせいぜい3人、合コンやパーティーのイベントもせいぜい10名程度であることを考えるとその差は大きいです。

女性の情報のサンプル獲得はもちろん、会話、振る舞いのPDCAサイクルも爆発的に回すことができます。

「場慣れ」も含めて、この試行回数の増加は圧倒的な強みです。

②ロールモデルとの出会い

港区にいると、さまざまな「モテ男」に出会うことになります。

芸能人、経営者、スポーツ選手、野生etc...

彼らの系統は本当にさまざまです。「港区男性」から想像される男性像にもいろいろありますが、本当に多種多様です。

その中には、きっと自分に近い系統の人がいるはずです。

そうした人と出会うことで自分の目指す系統が定まり、トーク、振る舞いへの解像度が上がっていきます。

外見改善、女攻略というジャンルで必ず「ロールモデルの設定」が語られることからもわかるように、これの重要性は言わずもがなです。

そのロールモデルをSNS上ではなく実際に目にし、関わることで大きく成長することができます。

③スト高の集客力の向上

これは「モテるか否か」というより「なぜバーテンはスト高攻略できるのか」に対する部分です。

結局のところ、夜職をはじめとするスト高攻略で難易度が高いのは「集客」になります(人による)

アプリにも存在しますがその割合はわずか、クラブやストリートでも可能性はあるものの安定的にアクセスできている人は本当に少ないです。

バーテンの強みはこれらの問題を働く中でクリアできることにあります。

アフターで嬢が連れて来られたり、女の子からの紹介で別の夜職のこと繋がれるなど。

連鎖的にスト高との出会いが広がっていきやすいのはバーテンという職業の特徴です。

また、この集客の部分が改善されると、上で述べたような「試行回数の増加」による良い影響を受けることができます。

結果として夜職やスト高の特徴や背景知識の理解、トークや振る舞いの改善へとつながり、スト高攻略ができるようになります。

「バーテンはモテるのか?」の結論をまとめると、

モテる男になるための環境はある。モテる奴はもっとモテるようになりやすい。

といったところでしょうか。

界隈外の口説き手法

本題に入る前に、一つ感じたことが。それは、

界隈の1対1における口説きのテクニック・レベルは非常に高い

ということ。スト・ネト・クラブ、どのチャネルにおいても最も効率よく口説くための手法が言語化され、体系的に整理されているのは間違いないです。

実際、バーテンになる前に身につけた口説きの技術が活きる時もあります。

だがこれはマス層の女性を口説く、かつ1対1のアポという状況下に限定すれば、の話。

港区・バーといった飲みの場では状況が大きく異なるため、求められるものも変わってきます。

ではそういった環境において、1対1に特化した界隈と界隈外のモテ男で何が違うかというと、

押しの強さ=『熱量(エネルギー)』

です。

1年半の中で感じてきた「美女の好む男の特徴」の1つに、

『エネルギーの大きさを感じさせる』

というのがあります。

  • 体がでかい
  • 声が大きい・うるさい
  • 朝・昼まで飲み続けられる

このあたりは『エネルギー』を感じさせる要素になってきます。

そして、これは口説きに関しても同じです。

彼女たちは、なんだかんだ熱量を持って向かってくる男を好む傾向にあります。

それもそのはず、夜職をはじめとする美女の周りには無数の男が存在するが、多くの男は「ワンチャン」を狙って小手先だけで狙おうとしてくるからです。

失敗した時のリスクを考えて本気で向かって来れない男が大半の中で、全力で向き合い、好意を伝えてくる男に魅力を感じるのも想像つくかと思います。

だが、この事実を知ったからといってすぐにできるようにはなりません。

なぜなら、界隈外のモテ男が上記のような口説き方をできるのは誰に対しても熱量高く、ギバーの精神で接しているから。

「相手の求めるものを与える」「とにかく楽しませる」

対女に固執せず、全ての人に対してこの精神を持つことから始め、ギブし続ける。

これが重要なんだと、周りのイケてる男たちを見ていると感じさせられます。

経験としてのバーテンはありか無しか

最後に、この問題に触れてみたいと思います。

ホスト、スカウト、バーテンといった夜職は女攻略におけるステップアップの手段として勧められることが多いです。

ホスト・スカウトについては未経験なので他の人に聞いてみてください。

ここで1つ気をつけてほしいのは、成功した人、燻っている人、あきらめた人、それぞれに話を聞くべき、ということ。

基本的に全てはポジショントークになるため、全体像・本質をつかみたければさまざまな立場の人から聞くのがおすすめです。

では、バーテンは経験としてありなのか。

結論、ナシ。

理由は、得られる効果、身に付く能力に対してコストが大きすぎるから。

ここまで、バーテンや港区という環境を通じて得られるものを書いてきましたが、僕がこれらを身につけつつあるのは「毎日出勤or飲みを続けたから」です。

本業がある人にとってこれはおそらく不可能に近いでしょう。

夜職を中心に港区のような環境に足を踏み入れたい人の大半には、

  • 夜職の生態・特徴・背景知識を理解する
  • イケてる男との関わりを持って肌で感じ、エッセンスを取り入れる
  • 本業を頑張ってお金を稼ぐ

これがおすすめです。

また、夜職というのはその希少性から(特に界隈内で)持ち上げられたり、高く評価される傾向があるように感じます。

ですが、重要なのはポジショニングと魅せ方です。

昼職の人にもその人にしか出せない価値があり、求められる要素があります。

「隣の芝は青く見える」ではないですが、まずは自分の魅力を再分析した上で、今より上に行くための手段としてバーテンが最適解であれば、覚悟を持って挑戦することをおすすめします。

一方で、学生の人には一度経験してみてほしい、というのが本音です。

苦しいことも数えきれないほどありますが、得られるものはとても大きいです。

興味があるのに挑戦しなかった後悔は一生ついて回るので、迷っている人は一歩踏み出してみることをおすすめします。

迷っていて話を聞きたい!という人がいれば気軽にDMしてください。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。

ここまで、バーテンで経験したこと、目にしたものについて書いてきましたが、実際の世界はもっともっと激しく、濃く、熱いです。

少しでも興味があるなら、その世界に惹かれるのなら、迷わず飛び込んでみることをおすすめします。

「百聞は一見にしかず 百見は一触にしかず」

です。

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この記事のライター

どんぺりくん

【夜の街を飲み歩く大学生バーテンダー】1日でキャバ嬢3人ゲット|年300回以上飲み会|毎週キャバorギャラ飲み|クラブナンパから港区進出|イケてる男になるために修行中|集団戦でモテる方法と飲み続けて得られた気づきを発信

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