①積立NISAの口座開設の手順
積立NISAの口座開設には、以下の4つのステップが必要です。
- ステップ1:提出書類を用意する
- 積立NISAの口座開設には、本人確認書類と個人番号(マイナンバー)確認書類が必要です。本人確認書類には運転免許証やパスポートなどが、個人番号(マイナンバー)確認書類には個人番号(マイナンバー)カードや通知カードなどが該当します。本人確認書類に顔写真がない場合は、2種類の本人確認書類が必要です。
- ステップ2:インターネットバンキングなどにログイン後、情報を入力し必要書類と一緒に送信する
- 積立NISAの口座開設申し込みは、銀行や証券会社のインターネットバンキングなどから行うことができます。パソコンやスマートフォンから本人確認書類や個人番号(マイナンバー)確認書類をアップロードして送信します。その際に、氏名や住所などの個人情報や、積立金額や日程などの設定も行います。
- ステップ3:税務署の審査結果が届く
- 積立NISAの口座開設申し込み後は、金融機関を通じて税務署の審査が行われます。これは積立NISA口座がすべての金融機関を通じて、1人1口座しか開設できないため、税務署が二重開設になっていないかチェックするためです。審査期間は2〜3週間程度です。
- ステップ4:口座開設完了通知後に積立設定をする
- 税務署の審査が終了し、積立NISA口座の開設が完了したら、郵送やメールなどで通知があります。積立NISA口座で買付ができるようになりますので、商品を選んで積立設定を行います。積立NISAは一度設定すると、あとは定期的に自動買付をしてくれます。
②おすすめの銘柄
積立NISAで投資できる銘柄は約180種類ありますが、その中でもおすすめの銘柄をいくつか紹介します。
- SBI・V・S&P500
- アメリカの代表的な株価指数であるS&P500に連動するように運用されるインデックスファンドです。この銘柄を使えば、経済大国アメリカの株式に分散投資できます。信託報酬は0.09%と非常に低く、コストパフォーマンスが高いです。
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- 日本国内・海外先進国・新興国すべてを含む「全世界株式」に分散投資できるインデックスファンドです。この銘柄を使えば、世界の経済動向に合わせて資産を増やすことができます。信託報酬は0.2%と低めで、運用実績も優秀です²。
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
- 国内外の株式・債券・リートなどの複数資産に分散投資できるインデックス型のバランスファンドです。この銘柄を使えば、リスクとリターンのバランスを取りながら資産を運用できます。信託報酬は0.25%とやや高めですが、分散効果が期待できます。
以上のように、積立NISAの口座開設の手順とおすすめの銘柄を説明しました。積立NISAは長期的に資産形成を目指す制度ですので、自分に合った銘柄を選んで始めてみましょう。