相性というもの

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人間ひとり生まれたときにこれだけの星を背負って生まれてくる。だからこそ性格は千差万別で多様性に満ちている。だからこそ相性というものが存在してしまうのだ。

これはある男女のホロスコープの結果だ。とても珍しい相性であったのでこの男女のホロスコープを例にとってみて相性を少し説明してみよう。

左が女性、右が男性。年齢差は5歳である。

下から一段目と二段目のドラゴンヘッド、ドラゴンテイルに注目してほしい。

男性のドラゴンヘッドは山羊座を示している。ドラゴンテイルはかに座を。

女性のドラゴンヘッドはおうし座を示している。ドラゴンテイルはさそり座を。

ドラゴンヘッドは私たちが無意識にもこの世で到達したいと望む目標を意味している。ある種のあこがれだ。

逆にドラゴンテイルは過去生を意味している。前世で私たちが到達した目標だから得意だったり安心したりなれ死んだ感覚を得られる。

女性の太陽から金星までが山羊座である。アセンダントはかに座である。このアセンダントは生まれ持った才能を意味している。無意識に立ち返ってしまう本人の気づかない性格というか気質というか。そんなふうに考えてもらっていい。

男性の太陽、水星、金星がおうし座にあり、月はさそり座にある。

この男女は過去からのつながりから現世につながり、来世をも約束されていると言っても過言ではない。

男性の火星は牡羊座にあり、女性のMCは牡羊座に位置している。女性にとってMCは結婚を意味する、男性の火星は男性性そのものを意味する。父性とか人間性とかそんなものではなく単純に男性性を意味している。

逆に女性の火星はさそり座にあり、男性の月星座と同じ位置だから、なぜ女性が怒りを感じてしまうかが情緒的な仕組みとして理解しやすいと言える。しかも女性のドラゴンテイルにもさそり座があるから、女性の感覚は理解してもらいやすいと言えるだろう。

ハウスにおいてもいくつか言及すべき点がある。

1ハウスは人生そのものを、6ハウスは仕事面を、7ハウスは結婚を、12ハウスは霊的な意味を示している。スピリチュアルと言える部分だ。

互いのドラゴンヘッドとドラゴンテイルがきれいに1ハウス、6ハウス、7ハウス、12ハウスに入りあっている。ふたりが共にいることは人生そのもので仕事面を支え合い、結婚は霊的なつながりにも発展していくというわけだ。前世からの約束をもって来世へのつなぎという瞬間的な意味だったとしても。

占いは統計学だ。生年月日を知ることで自分を知ることができる。生年月日を知り合うことで互いの気持ち良いところと、居心地が悪い部分を理論づけられる。

私たちは生れたときにこれだけの星を背負って生まれてくる。ひとりひとりが個性豊かで才能にあふれていることが理解いただけるはずだ。

ちなみに単純に生まれ持った賜物、苦労せずに得られているものを見るときはPoF(パートオブフォーチュン)が何ハウスに入っているかを見ればいい。1ハウスから12ハウスまでそれぞれいわれがある。ただしPoFを調べるためには出生時刻が必要にある。

今は正月だ。ご両親やご親戚との話のネタに聞いてみても話題としていいかもしれない。


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