「ありがとう」この言葉の大切さに、僕は結婚してから改めて気付きました。
専業主婦の妻は、家事や育児を通して家庭を支えてくれています。仕事に行っている僕が「外で頑張っている」と言われることが多い一方で、妻の頑張りは見えにくいもの。誰かに評価されるわけでも、昇進や昇給があるわけでもありません。
でも、その存在がなければ、家庭は決して成り立たない。そのことに気付いてから、僕は妻への接し方を変えました。
ここでは、僕が専業主婦の妻のために意識していること、そして実際にどんな行動をしているのかを詳しくお話ししたいと思います。
1. 帰宅したら、まず「ありがとう」を伝える
仕事から帰宅したとき、僕はできるだけ笑顔で「ただいま」と言うようにしています。
玄関先で迎えてくれる妻に対して、「おかえり」と言われるのが当たり前になってしまうことは、正直ありました。でも、その一言を言うために、妻は夕方の忙しい時間をどう過ごしていたかを想像すると、感謝の気持ちが湧いてきます。
食事の準備や子どものお風呂、明日の家事の段取り──専業主婦の1日は、想像以上にタスクに溢れています。それなのに「おかえり」と笑顔で言ってくれることは、決して当たり前じゃない。
そこで僕は、「ありがとう、いつも助かってるよ」と言葉にして伝えることを心がけています。
些細なことのように思うかもしれませんが、言葉にすることで、妻は「自分の頑張りが認められている」と感じられるはずです。
2. 家事を“自分のこと”として考える
「家事は妻の仕事」という考え方は、もう古いものだと思っています。
特に専業主婦の場合、「家事を一手に担うのが役割だ」と思われがちですが、それは違います。妻も一人の人間であり、当然疲れるし、気分が沈むこともあります。
そこで僕は、「家事は二人の暮らしを支えるためのもの」と考えるようにしました。
具体的にやっていること
- ゴミ出しは僕の担当 朝、出勤前にゴミをまとめて出すのは僕の仕事です。重いゴミ袋を持って外に出るのは、思った以上に負担になります。こうした物理的に負担のかかる作業は、進んで引き受けるようにしています。
- 食器洗いを積極的に 夕食後の食器洗いは、僕の担当の日を決めています。妻が一日中動き回っていることを思うと、少しでも家事の負担を減らしたいと思うからです。
- 掃除機掛けは週末のルーティン 平日は仕事で難しい分、土日の午前中は掃除機を掛ける時間にしています。子どもと一緒にやることで、家族の時間としても楽しめるようになりました。
「手伝う」のではなく「自分ごと」に
重要なのは、「家事を手伝っている」という意識ではなく、「自分の家のことをやっている」という意識を持つことです。
家事を手伝っているという言葉には、無意識に「本来は妻の仕事だけど、自分もやってあげている」というニュアンスが含まれてしまいます。僕はそれを避けるために、あくまで「自分の責任」として捉えるようにしています。
3. 妻の話を聞く時間をつくる
専業主婦は、子どもや家のことに追われることが多く、自分のことを話す時間が取れないことがあります。
僕が意識しているのは、「聞くこと」に徹する時間をつくることです。
夕食後や子どもが寝た後、妻が話したそうにしていたら、スマホやテレビを消して向き合うようにしています。
「今日何か大変だった?」「何か楽しいことあった?」
こうした何気ない質問が、妻の心の重荷を軽くすることがあります。
話を聞くときは、否定やアドバイスはせず、まずは共感することを心掛けています。「それは大変だったね」「よく頑張ったね」という言葉を添えるだけで、妻の表情が少し和らぐことも多いです。
4. 妻の一人時間をつくる
専業主婦は、意外と「自分だけの時間」を持てないものです。
子どもが小さいうちは特に、家事や育児に追われて休む暇がありません。それが続くと、心身ともに疲弊してしまいます。
だからこそ、僕は意識的に妻の一人時間を確保するようにしています。
具体的な取り組み
- 週に一度の「フリータイム」 毎週土曜日の午後、僕が子どもを連れて公園に行く時間をつくっています。妻はその間、カフェで本を読んだり、買い物をしたりして過ごします。
- 夜のリラックスタイム 子どもが寝た後、妻が好きなドラマを見たり、趣味の編み物をしたりする時間も大切にしています。家事が残っている日でも、「やっておくからゆっくりしてね」と声をかけるようにしています。
5. 感謝の気持ちを形にする
言葉で感謝を伝えることはもちろんですが、時には形にして伝えることも効果的です。
特別な日でなくても、妻が喜びそうなものをプレゼントしたり、食事を作ってみたり。
例えば、僕は月に一度、花を一輪買って帰ることにしています。大げさな花束ではなくても、「ありがとう」の気持ちがこもった小さな花が、妻の気持ちを和らげることもあります。
最後に:あなたは、どんな一歩を踏み出しますか?
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
専業主婦の妻への感謝の気持ちは、言葉や行動で表すことで、さらに深まります。
あなたのパートナーに対して、今日はどんな「ありがとう」を伝えたいですか?どんな小さな行動を起こしてみたいですか?
そして次のページでは、皆さんが気になる収入の作り方についてさらに詳しくお話しします。
我が家は妻と双子の4人家族です。
一馬力で家族を支えるには、本業はもちろんのことどういうことに取り組んでいるのか?