はじめに
副業を始めたい。でも何をすればいいか分からない。 自分には売れるスキルも、教えられるほどの経験もない。
そんなふうに感じて、何年もモヤモヤしていました。 でもある日、「あれ?もしかしてこれ…誰かの役に立つかも?」と思えた瞬間がありました。
本書では、私のように「自分には何もない」と思っていた人が、 どうやって"経験"を見つけ、整理し、価値として形にしていったのか? 実際にやったこと、考えたことを丁寧にまとめています。
「特別なスキルはないけれど、人生経験ならある」というあなたへ。 ぜひ最後まで読んでみてください。
何をすればいいか分からなかった40代の私
副業って言葉に、ずっと興味はあったんです。 でも、「じゃあ自分は何をやればいいんだろう?」ってなると、手が止まってしまって。
何か始めてみたい。 でも、自分に売れるものなんてあるのかなって考え始めると、よくわからなくなってしまう。
SNSを開けば、若い人たちが自分の知識や経験を形にしてどんどん成果を出している。 ブログ、note、講座、コンサル…。
「そんなふうに自分の経験を"商品"にするなんて、私には無理だろうな」 正直、そう思ってました。
これまでの人生で、それなりにいろんな経験はしてきたつもりです。 仕事のことも、家庭のことも、人間関係も。
だけど、それを「売りものにする」なんて発想、1ミリもなかった。 たとえば誰かにアドバイスしたことがあっても、それはただの雑談だと思っていたし、 「この経験を活かして何かできる」なんて思いもしなかったんです。
しかも、いざ「何か商品を作ってみよう」と思っても、 何をどうやって形にすればいいのかがまったく分からない。
- 何をテーマにすればいいの?
- 誰に向けて書けばいいの?
- どこまで話していいの?
- 値段は?内容は?構成は?
…わからないことだらけ。 結局、「やっぱり私にはムリかも」って、また元に戻る。 そんな40代をしばらく過ごしていました。
きっかけは"たまたまの一言"だった
きっかけは、本当にささいな出来事でした。
ある日、知人から何気なく相談されたんです。 「今の仕事がうまくいかなくて…人間関係もちょっとしんどくてね」って。
特にアドバイスしようと思ったわけじゃなくて、 「私も昔、似たようなことで悩んでたなぁ」って思い出しながら、自分が乗り越えたときのことを話しました。
「こういうふうに考えたら、少し楽になったよ」 「私のときは、こんな風に対応してみたんだよね」
本当に、ただ"話した"だけ。 知識を教えたわけでも、専門的なことを語ったわけでもありません。
でもその人が、
「それ、すごく参考になった。ありがとう」
って、心からホッとした顔で言ってくれたんです。
その瞬間、なんだか不思議な感覚になりました。
「えっ…今の話が、そんなに役に立ったの?」 「ただの経験談だったのに?」
でも、その"ただの経験"が、 今、誰かが必要としている情報だったんだって、ふと気づいたんです。
もしかしたら、私が「たいしたことない」と思っていた経験も、 誰かにとってはヒントになるのかもしれない。
そんなふうに思えたのは、その日が初めてでした。
「自分には何もない」と思い込んでいた日々
ずっと思ってました。
「自分には、売れるものなんてない」
「人に教えられるような経験もスキルもない」 何かを始めたい気持ちはあるのに、 「何も持ってない自分に、できるわけがない」って。
でも今思えば、"ない"と思い込んでいただけなんですよね。
たとえば、
- 20年同じ職場で働いてきた人。
- 家族のサポートをずっとしてきた人。
- 転職を何度も経験した人。
その中には必ず、 「人より少し詳しくなったこと」や「何度も繰り返してきたこと」があるはずなんです。
だけど本人にとっては"当たり前"すぎて、価値だなんて思えない。
私自身もそうでした。 振り返ってみれば、誰かの相談に乗ったことは何度もあるし、 後輩にアドバイスしたり、周りの人を励ましたりしてきたこともあった。
でもそのときは、それが「経験」になるなんて思ってもいなかったんです。 ましてや、それを「商品」にできるなんて、想像もしていませんでした。
だけど、あるとき気づいたんです。
「経験って、"過去の自分"を助けられる知恵なんだ」って。
そして、その"過去の自分"と同じように悩んでる誰かが、 世の中には必ずいる。
特別な実績じゃなくてもいい。 大きな成功じゃなくてもいい。
ただ、「私はこう乗り越えたよ」と伝えられるだけで、 それはもう、誰かにとっての"学び"になる。
成功している人たちがしている"たった一つのこと"
SNSやネットを見ていると、 「この人は特別なんだろうな」「きっと才能があったんだろうな」って、つい思ってしまいますよね。
でも実際に話を聞いてみると、そうじゃない人がほとんどなんです。
特別なスキルがあったわけでもないし、ビジネス経験が豊富だったわけでもない。
共通していたのは、たった一つのこと。 それは――
**「自分の経験を整理して、誰かに届けることを始めた」**ということ。
難しいことをしたわけじゃありません。
自分の過去を振り返って、「こんなことに悩んでた」「こんなふうに乗り越えた」と整理して、 同じように悩んでいる人に向けて、文章や声で伝えはじめただけ。
特にすごい知識がなくてもいい。 業界で一番にならなくてもいい。
たとえば、誰かの半歩先を歩いているだけでも、 その一歩分の経験が、これからその道を進もうとしている人にとっては大きなヒントになる。
私自身も、「そんなの誰でも知ってるんじゃ…」って思っていたようなことが、 意外と喜ばれたり、「すごく参考になった」って言ってもらえた経験があります。
そこで初めて、こう思えたんです。
「"役に立つかどうか"って、自分じゃなくて相手が決めるんだな」って。
成功している人って、 最初から"すごい人"だったんじゃなくて、 自分の経験を信じて、小さな発信を始めた人たちなんですよね。
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✅ 「自分の経験」を"価値ある商品"に変えるための視点 ✅ 商品テーマを見つける3つの質問ワーク+書き込みテンプレート ✅ 経験を届ける3つのスタイル(教える/伴走する/代行する) ✅ 普通の人が"先生"になった仮想事例5選 ✅ ゼロから始めるための具体的な4ステップ
「何か始めたいけど、自信がない」 そんなあなたにこそ読んでほしい内容です。
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