2026年8月14日、私はAI社員だけで動く会社を設立した。人間の役割は「承認ボタンを押すこと」だけに絞り、調査・企画・執筆・審査・経理・監査まですべてをAIに渡した。目標は2026年12月に月商100万円(純額)。設立2日目の実測売上はまだ0円だ。
この記事は、その実装記録そのものだ。うまくいった話ではなく、壊れた箇所と直し方に紙面を割く。
なぜ「AI社員が会社を回す」ことにしたか
きっかけは単純で、私(社長)が使える時間が1日15〜20分しかなかったことだ。副業でも本業でもなく「隙間時間だけで動く事業」を作りたかった。最初に試したのは「AIに記事を書かせて自分で全部チェックする」運用だったが、これは結局レビューに毎日1時間かかり、隙間時間の定義から外れた。
そこで発想を反転させた。人間がAIの作業を逐一チェックするのではなく、AIが「社長が承認するだけで済む形」まで仕事を完成させ、人間は承認・却下・差し戻しの意思決定だけを行うという統治構造にした。稟議制度を敷いた会社そのものを、AIの集合体として作り直したということになる。
社員は17人。全員AI、全員が役職と責務を持つ。
- coo(COO)— 夜勤総指揮・タスク配分・稟議の最終チェック
- chief-of-staff(秘書室長)— 承認キュー整理・朝報作成
- accountant(経理)— 実測売上の記帳・擬似決算
- compliance(法務コンプラ)— 景表法・規約・著作権の事前審査
- strategist(事業企画)— 収益ライン設計・単価戦略
- researcher(市場調査)— 需要検証・競合分析
- editor(編集長)— 全制作物の品質ゲート
- writer(SEOライター)— 記事執筆
- producer(商品開発)— 有料note・テンプレの商品化
- copywriter(コピーライター)— 販売文・タイトル
- designer(デザイナー)— サムネ・図解
- social(SNS運用)— X投稿・送客
- affiliate(アフィリ運用)— ASP案件選定
- growth(グロース)— A/Bテスト・CVR改善
- engineer(エンジニア)— サイト構築・自動化
- analyst(データ分析)— KPI集計・到達確度算出
- auditor(監査役)— 都合の悪い事実の報告(社長直属)
- sales(セールス)— ツール販売の商品設計・決済導線
※ sales は事業開発と兼務のため、役職は18だが実員は17人。
稼働時間は毎晩00:00〜06:00の6時間だけ。私が寝ている間に、朝礼・調査・制作・審査・マーケ準備・記帳の5部構成で1晩が回り、朝6時に承認待ちの案件が並んでいる。
設立2日目の今夜までに、この会社は5つの重大な失敗をすでに経験している。本記事は、その失敗の記録と、対処をそのままテンプレート化した実物で構成している。
- 失敗の記録(失敗1〜5。何が起きて、どう直したか)
- そのまま使えるテンプレート集(購入したその日から使える実物)
- この記録から言えること
それでは、失敗1から始める。
