こんにちは。私は元女風セラピストかえでと申します。
私は、過去にNo1女風セラピストとして活動していました。身長165㎝48㎏顔面ブサイクの手取り月収14万円から人生をスタートし、ホストになるもまったく売れず、自暴自棄になりながらも、ある方法で人生を立て直し、最終的にはNO1セラピストとして月収260万円を稼ぐまでに男を上げていきました。今回は、どん底に落ちた人間だけに成功のチャンスはやってくる、というとっくに使い古された言葉を、私自身このような経験と絡めながら語っていきます。
学生時代→ホストでドン底を味わった私は、世界に対して希望も夢もなくなって、ただただ自分を含む全てを恨む時期を過ごしていました。でも、この感覚を乗り越えた人間にしか、狂気や波動を纏うことはできないですし、全身の毛穴から血が出るぐらい、根詰めて一つの物事に集中しない限り、成功なんて手にすることはできないんだろうと本気で思っています。
1つの物事への短期集中の連続、というか短期集中が朝から晩まで1年間永遠に繰り返されるような状況です。本当に時空が歪むくらいの集中ですよ。この時空が歪むような状況って普通の人には絶対に作り出せません。死ぬほど追い込まれて追い込まれて追い込まれて、情けない自分と社会へのドロドロした恨み妬みが内側から爆発しそうになって、そのエネルギーを全部1点集中自分がセラピストとして成功するために費やす。1年間朝から晩までそれの繰り返しですよ。
本気になった人間が覚悟を決めたときは、凡人が真似しようと思っても真似できない領域に行ってしまうんすよ。そこに行けた人間だけが一皮剥ける。イモムシから蝶になれる。たかが夜職でNO1になったぐらいで調子に乗ってんじゃねーって思うかもしれません。でも身長165㎝のブサイクが整形なしでこの世界で数字で殴り合いをするのは奇跡に近いんですよ。
何でこんな話してるのかというと、女風の世界って上は年収数千万(3年前基準)稼ぎますが、下は稼ぎ0の世界なんです。
上手くいってないセラピストって、顔は整ってるんだけど目が死んでるというか、まさに自分が会社員時代→ホスト時代に底辺を彷徨っていたときの生き写しみたいな後輩がたくさんいて、そういった子達にアドバイスをする感じでよくこの話をしてたんです。
その中から芽が出た子もいれば出なかった子もいるわけですが、今、私が一生女性に困らない生活を送れているのは、社会に対する妬み嫉み恨みがあったからなんです。今の時代ってインスタ開けば同世代の成功者が嫌でも目に入ってくるし、その分だけイライラや不安が溜まっていくでしょう。
でも、自分の現状がもうどうしようもないところまで落ちてると思うなら、これ以上ないところまでトコトン落ちたほうがいいんです。もうこれ以上ないということろまで落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて、そこで生まれてくる憎しみ・憎悪・クソみたいない遺伝子への不満・劣等感に対してのドロドロの集合体がはち切れそうになるまで溜まり切ったらたら意外とゴールは近いんですよ。
周りの人間を掻き分けて進んでいくというよりは、全員薙ぎ倒していくぐらいの感覚でね、怒りを内に秘めたまま爆発させていく。
抽象的な話になっているけど、全部自分が月収16万の底辺サラリーマンだった時代の話なんですよ。
大して頭も良くなくて、入社して回されたのは事務仕事。毎日毎日似たような書類をPCに移し替えて9時から5時まで時間が経つのを待っているだけ。周りのおばちゃんの2倍速で仕事を終えても給料も変わらないまま仕事量だけが2倍になると。
数年後も自分のポジションにいる上司も、濁った眼で大した仕事もしないまま仕事をサボって喫煙所でスマホゲームの画面を眺めてる。ここにいたら俺の人生は終わってしまう。でも、こんな会社でしか働けない、誰でもできる仕事しか与えられない自分の現状には言い訳できない。でもどうしようもない。意味もなく電車の先頭車両に乗ってさっさと脱線して殺してくれと心の底から毎日願う日々。そんな自分への自己嫌悪。
そんな内に秘めた怒りが限界まで膨れ上がり、ホストクラブの門を叩くに至ります。
成功すると思うでしょ?でも、更に落ちていくんですよね
要は、まだまだ落ちたりなかったんですよ。もともと言語能力が高くない上に容姿も大して良くない私でも、周りのちゃらんぽらんなホストと同じように、そこそこ地道に頑張れば成功するだろうと頭の片隅で甘えていたんですよね。
でも、現実は全然甘くなかった。半年ホストをやって、リピートでついたお客様は10人程度。
何とかしてヒモになって家に転がり込むことに成功したものの、収入は増えず、美容院代やら必要最低限の美容代で毎月の稼ぎはほぼ残らない赤字状態。家賃が掛からないことを考慮にいれれば、会社員時代より酷い惨状となり、どん底のまま1年が過ぎました。
当時を振り返ってみて思うのは、覚悟が足りなかった以上に、何をすればよいのか自体が分からなかったんでしょね。
1年後、ついに飼い主に家を追い出されると。今考えたらよく1年も耐えてくれていたなと思うレベルですよ。向上心はないし、毎日昼間で寝てるし、稼ぎも少ないし、一緒にいるだけで周囲の人間の空気を濁す、間違いなくそんな存在でした。
彼女に追い出された夜、新宿の街を死んだ目で歩いていると運悪く半グレみたいな連中と目が合ってしまい、因縁をつけられたので、こちらも自暴自棄になっていて、両手で肩を押してしまったんですよ。相手は3人、こちらはチビガリ底辺ホスト。
勝ち目なんかないわけです。ボコボコにされてゴミ捨て場に投げ捨てられました。
金もない、家もない、家族もいない、頭も悪い、顔も悪い、身長も低い、性格も悪い、友達もいない
このまま死なせてほしい、ゴミ箱に投げ捨てられ、顔から出血しながらそれだけを考えていました。
でも人間ってそんな簡単に死ねないんですよ。
新宿の駅まで移動して、惨めさ・情けなさ・自分に対する怒り・社会に対する憎悪
色んな感情が頭の中をグルグル回転して何かが沸き上がるのを感じながら床に寝そべって一夜を明かします。今思い返すと、この瞬間もう周囲の目は気にならなくなってたような気します。
「かえでって前戯がほんと丁寧だよね」
何度も言われていたこの言葉が私のセラピスト人生のスタートでした。
目が覚めたら、カバンの底に入っていた700円を握りしめて新宿のサイゼリヤに入り、隣に座っていたOLさんに電話を借り、ホストクラブに退職を申し出て、女風セラピストとしてのスタートを切ります。
結論を言うと、ドン底を味わってから成功までは2年もかかりませんでした。
2度と負け犬になりたくないという強い意思と、ここで上手くいかなかったら人生終了という脅迫観念に縛られ寝ることすらできない。でも、その焦りを具体的な行動に落とし込んで日々成長している実感を得られるような日々を毎日淡々と消化する。
人生は至ってシンプルでした。
今回は「ドン底に落ちた人間だけに成功のチャンスはやってくる」というテーマで過去の私の話を少しだけさせていただきました。
どうやって女風セラピストとして成功するに至ったのか。そのエッセンスは今後少しずつ紹介していきます。
引き続き、よろしくお願いします!