1人っ子症候群と複数プレイ

1人っ子症候群と複数プレイ

けんけん

けんけん

約20年前に書いていたブログの原稿を、偶然見つけました。

読み返してた中でひかくてき「マトモ」と思われるものに時代的なものを反映させ、リバイバル版みたいな感じで。

書いた記憶が全くない古いものですが、「いまの」私を形成する一片を知ってもらえるなら、それはそれでちょっと嬉しいやらはずかしいやら。

もちろん無料です。

サラッと読めますので、どうぞ。

—————————————

過去に何度かその災難に巻き込まれそうになったことがある。

複数プレイ。

3Pとか4Pとか、チーズみたいに呼ばれるアレ。

若い頃なら、雑魚寝のついでだったりワンボックスでのなし崩し的だったりと、そのシチュエーションがなかった訳でもない。

オレは、あの良さが「サッパリ」分からない。

ラナ•ローデスのようなネエさまが、ガキのガサガサと雑な愛撫を受けつつ、オレのファスナーをガサツに下ろされたとて。

しかし、オレのちんはピクリとも勃たん。

いやいやいや、と、一人っ子症候群が発動し、ラナの手をフワリと振り払うという、情けない行動に出てしまう。

特に、男子2×女子1。

女とみれば誰でもやりたい、老若男女なんでもいいけど複数プレイだけはナシやった。

あんなもの、絵ヅラ的に成立してるだけのことで、実際には相当「無感覚」な人間でないと実行できないはずである。

バックで犯されながら、口にもチンポを頬張る女子の姿は、たしかにエロい。

正常位でバチボコにされてたとて、口いっぱいにチンポを頬張る事に悦をかんじる変態女子にはこのうえないご褒美だろう。

でも、考えてもみてほしい。

四つん這い女子の可愛いお口にブチ込んだ男Aは、小柄な女子の背中のすぐ先に、荒々しい肉体の男Bが立ちはだかるのを見るのだ。

・・・ちかっ。

距離近いぞ、これ。

正常位は正常位で、しゃぶられる男Aは、男Bの凶暴なチンポがせわしなく出たり入ったりするのを、目にするのである。

自分以外の男が、同じ空間で意識してるのか神妙な顔つきで「ハァハァ」言ってる絵ヅラ。

ホントに、キモチガワルイ。

ツレの勃起したチンポなど、親のセックスと同じぐらい見たくない。ましてや、知らんオッサンのチンポなら尚更。

もはや絵ヅラ的に成り立つだけで、やってる本人たちからしたら「雑さ」と「気遣い」がせわしないだけで、なんとも落ち着かない。

さらに3Pの最悪なところは、男Aと男Bの「チェンジ」である。

違う男のチンポが荒々しく出し入れされていた場所に、そのホッカホカの場所に、自分の大事なおチンを入れる気になんかなるわけがない。

感覚的にイヤなのである。

男同士で汁ダラダラのチンポを互いにくっつけてなすり合う、ゴムがあろうがなかろうが関係ない。

ありえん。

い•み•が•わ•か•ら•ん!

かりに、女子の乳首をサスサスしようと手を伸ばしたところへ、男Bもたまたまゴツい手を伸ばしてきたらどうするのか?

鍋の上で、箸と箸が交差するよりも恥ずかしい。

もしオレが女子の乳首にガブリと噛み付いた時、男Bに「うわー、こいつ普段からこんな感じかぁ・・・」と、思うもん「じゃないんか的な」恥ずかしさもある。

「そつないセックス」に終始し、まったく自分の欲望を解き放てないのではないか。

・・・そつのないセックス、ってなに。

しまいにはカネ払ってまで、単独男性募集に「無感覚」のまま応募し、複数プレイに興じるオッサンたち。

しまいには、汚ったない自分の嫁まで引っ張り出してまで、よその男のチンポが見たいのであろうか。

さらに、4P、5P、6P・・・。

ここまでくると、もはや男なんぞ白雪姫に出てくる七人の小人のアレだ。アレ。

女子のファンタジーを叶えるためだけの、オメコ遊園地のスタッフだ。

汗だくの男と男の股間と股間の隙間から、手だけ出してなんとか太もも触るぐらいがセキの山だ。いや、それならまだいい。

セックスしてる横で一生懸命オチンコしごいて「ハァハァ」言ってるさまは、自分の親にだけは知られたくない。

あとは、オモチャを持ったまま立ち尽くしてたり、男のキンタマ揉んで「えつ」に入るヤツもいる始末。

AVの乱交モノの一番の見所は、男たちのグダグダな立ち居振る舞い。

「汚らわしくも荒々しいな男たちに、変わるがるアタシは陵辱されているの」・・・などと夢見る「無感覚」な被虐女子に水を差すようで悪いけど。

最後の感想はだいたい、誰のチンコがデカいとかあの体位はエロいとか、もはや女子の事なんぞ誰も気にしとらん。

獣というのは、メスと交尾するためには自分以外のオスとケンカして遠くに追っ払ってから、静かな場所でするのがあたりまえなわけで。

獣の複数プレイなんぞ見た事ない。

・・・つまり。

男1×女1でしかチンポの勃たない、一人っ子症候群のオレこそが、真の「獣のような男」なのである。

そんな獣のような男、

けんけんをこれからもどうぞよろしく。

なにかとせわしない日々、せめてセックスの時ぐらいは、しっぽり「二人きり」でと思う。


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この記事のライター

けんけん

出会い系歴49年のアラフィフ。スタビ、駅フレの黎明期から活動開始。顔(ハゲ)グダはマスト。4、5人のセフレをたまに入れ替えながら、マイペースに活動中。自分の境遇に沿った情報しか発信しないので、汎用性は低い。

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