夜22時を過ぎても、仕事が終わらない。
深夜に終わっても、まだ頭の中では続いている。
そういう毎日が変わったのは、
能力が上がったからでも、
環境が変わったからでもありませんでした。
仕事に対する解像度を上げて整理した。
ただそれだけです。
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私は、大企業の基幹システム(会社全体の業務を動かすシステム)の運用を担うSEをしています。
ある時期、毎月の残業時間が80時間を超えていました。
試行錯誤を経て、今は20時間台まで下がっています。
日々、SNSや周囲の人に話を聞いていると、
「休みない...」
「定時上がりなんて幻想」
「プライベートな時間が欲しい」
そして、周囲にも同じような状況の人が
でも、他にも当時の自分と同じような状況の人がいる。そういった人たちに、僕が激務の中で編み出したこれらのノウハウはきっと役に立つと、そう確信しました。
毎日深夜まで働いて休日も心が休まらないまま、憂鬱な月曜日を迎える。
もうそんな日々は終わりにしましょう。
はじめに
社会人になって数年。28歳。
仕事には慣れたはずでした。任されることも増え、評価もそれなりにもらえている。
それでも、毎日どこかで不安が残る。
2025年、毎月の残業時間は80時間を超えていました。1日あたり約4時間。平日はほぼ毎日22時を回る計算です。
その数字を見た瞬間、妙に冷静な自分がいました。
「あ、これは長く続かないな」
気づけば、仕事のことを考えながら寝落ちしている。朝起きた瞬間から、もう仕事のことを考えている。
Slackの通知が鳴っていないか。あのタスクは抜けていないか。上の人に何か言われるんじゃないか。
不安は、ずっと小さく鳴り続けていました。
でも止められない。勝手に湧いてくる。
評価されても、経験が増えても、心のざわつきだけは消えませんでした。
そしてある日、ふと思ったんです。
「このままじゃ、いつか潰れる」
そこから考え始めました。
不安を「消す」のは無理でも、「扱える形にする」ことはできないか。
仕事を減らせないなら、「扱い方」を変えられないか。
試行錯誤の末に気づいたのは、消耗していた原因は能力不足でもメンタルの弱さでもなく、仕事と不安の「構造」を知らなかったことでした。
仕事は分解できる。不安は整理できる。評価には、動ける場所がある。
それを知ったとき、忙しさは少しずつ整い始めました。
残業時間が減り、夜に仕事のことでドキッとする回数も減り、「何をすればいいか分からない」という感覚が消えていきました。
特別な才能は使っていません。環境も変えていません。
やったことはただ一つ。仕事と不安を、構造で整えただけです。
このnoteでは、3つのことを順番に整理しています。
- 不安を「分解」する⇒不安の正体を解き明かす方法
- 仕事を「事実」と「解釈」に分ける思考法:①を踏まえて、不安が止まらない状況を解決する方法
- 忙しさを減らし、評価が動く仕事を選ぶ視点:評価が上がる仕事の優先順位の付け方
あなたがもし下のような状況に一つでも当てはまっているなら、この記事が必ず役に立ちます。
- ミスが怖くて、頭から離れない
- タスクの抜け漏れがないかずっと気になっている
- 休日なのに、仕事の不安が頭を離れない
- 夜22時超えが当たり前になっている
- 頑張っているのに、なぜか苦しい
あなたが弱いわけではありません。整え方を知らなかっただけです。
このnoteが、不安に振り回される毎日から抜け出すきっかけになれば嬉しいです。
第0章:僕の仕事について
具体的な解説stepに入る前に、僕の現在の仕事について少しお話します。
職種としてはSE(システムエンジニア)をしておりまして、SAPと呼ばれるERPソフトの運用保守をしています。
ERPとは企業のヒト・モノ・カネといった資源を適切に管理・運用していくために利用されるシステムのことです。
その中でも僕が担当している領域はカネが大きく関わる分野です。
企業がどの製品にどのくらいのお金を使って、どれくらい生産して、どれくらいの売上で、取引先からはこれくらいのお金が振り込まれる…、みたいなお金の動きを一括して管理している部分ですね。
それらの問い合わせ対応や、仕様変更の設計、オーナーへの説明、リリースまでの段取り、マスタ運用等々。
そういった感じの仕事をしています。
そして、このSAPというソフトは世界No.1のシェアを誇るERPソフトなのですが、いかんせん難しい…。
あまり外部に情報も出ていないので、なかなかネットで調べて勉強するといったこともやりにくい領域です。
しかし、ユーザーからするとそんなことは知ったことではなく、カネにかかわる分野はシビアにみられるので厳しい言葉を言われることもしばしば…。
チームメンバーも少ない中、無理やり回している状況です。
そんなSAP運用が牙をむくのは本稼働してから。
本稼働後から半年ほどは、稼働時間80hに近い月が続いていました。
いろいろ言われるのでプレッシャーも大きく、精神的にも負荷が高い状況でした。
今回お伝えするのはそんなの状況の中で培われた私のタスク管理ノウハウ・メンタル維持術の具体的な方法になります。
このTipsを読んでくれたあなたが仕事に対して前向きになれるよう祈っています。
第1章:不安の正体を分解する
仕事の不安って、ひとつじゃない。むしろ、いくつもの小さな不安が、見えないところで折り重なっている状態なんだ。
