「ありがとう」だけじゃ苦しいあなたへ
「ありがとうって言ってもらえた。だけど、なぜか苦しい」そんな気持ちになったこと、ありませんか?
誰かの役に立てたとき。時間をかけて、心を込めて、何かをしてあげたとき。
「ありがとう、助かったよ」と言われて、嬉しいはずなのに、心の底でモヤッとする。
それは、あなたの心が欲しがっていたものと、もらったものがズレていたからかもしれません。
もしかすると、本当は「感謝の言葉」だけじゃなく、あなたの価値をちゃんと対価として受け取りたかったのでは?
だけど、
「お金をもらうなんて、申し訳ない」
「私はまだそんなレベルじゃないし」
「これくらい、ただでやるのが当たり前かも」
そんな声が、あなたの中で響いていませんか?
この記事では、「お金をもらうのが苦手」な人が、最初の一歩を踏み出せるように、小さなステップと、実際の体験を交えてお話ししていきます。
あなたは何も間違っていない。
でも、その苦しさにはちゃんと理由がある。
さあ、「ありがとう」だけで終わらせない関係をつくるために、一緒に、受け取る力を育てていきましょう。
なぜ「お金をもらうのが怖い」のか?
「お金をもらう」と聞いて、あなたはどんな気持ちになりますか?
・自信がない
・相手に申し訳ない気がする
・「こんなことでお金もらっていいの?」と思ってしまう
・値段をつけたら、誰も来なくなる気がする
そんな風に感じる人は多いです。
でもこれ、決して「あなたがビジネスに向いてない」とか「弱い」とか、そういう話ではありません。
むしろ、「相手を大事にしたい」「誠実でいたい」という気持ちがあるからこそのブレーキなんですよね。
特に、こんな背景がある人は要注意です。
・無償で誰かに尽くすことが「美徳」とされる環境で育った
・お金の話をするのは「がめつい」「下品」と思われそうで避けてきた
・「仕事=つらいもの」と思ってきたから、好きなことにお金をもらうことに罪悪感がある
つまり、「お金をもらうのが怖い」のではなく、お金にまつわる思い込みや傷が、心のどこかにあるだけなのです。
だからこそ、この記事では、お金を受け取ることをもっとナチュラルに捉えられるように、優しい初めの一歩を一緒に探していきますね。
「できるかも」
「これなら私にも」
そう思えるようなステップが、ちゃんとありますよ。
小さくても「受け取る」経験をしてみよう
「お金をもらうのが苦手」という人に、いきなりサービス化して販売してみて!なんて言いません。
まずは、受け取るという感覚に慣れることから始めてみましょう。
「ありがとう」と「お金」のあいだにあるもの
たとえば、誰かのために時間を使ったとき。
気持ちを込めて書いたメッセージを送ったとき。それに「ありがとう」「助かったよ」と言われた経験、ありませんか?
そのとき、「気持ちだけで十分です」「いえいえ、こんなことで…」とやり過ごしていませんでしたか?
でも実はそれ、お金の入り口だったかもしれないんです。