「試験監督って、座ってるだけでしょ?」最初は、私もそう思っていました。
土日に、静かな教室で受験生を見守る。
それだけの仕事を、学生時代から12年以上続けてきました。正直、最初は「座ってるだけでお金がもらえるなら楽そう」「ちょっとしたお小遣いになればいいかな」くらいの、趣味のような感覚でした。それが気づけばこんなに長くなるとは、自分でも思っていませんでした。社会人になった2020年からは、本業のかたわらの副業として続けています。タイミーなど他の単発バイトも色々やりましたが、今は「会社員の土日副業なら、試験監督が最強」だと思っています。
- 試験監督の累計収入は250万円以上
- 多い月は、試験監督だけで月10万円以上
- 一般の監督員から始めて、チーフ、責任者・本部まで経験
- 本業の会社員は、一度も辞めていません


このTipsは、最後まで無料で読めます。おすすめの登録先も、すべて載せています。
「ただ座っているだけ」じゃなかった
試験監督と聞くと、「座って見ているだけの楽なバイト」を想像するかもしれません。実際、半分は正解です。体力的には、本当にラクです。
でも、「一度だけやって終わる人」と「何年も呼ばれ続けて、月10万円稼ぐ人」の差は、もっと別のところにありました。
- 会場での人脈をどう作るか
- 会場の責任者(上司)と、どういう関係を築くか
- 朝6時30分から夜21時までという長い一日を、どう乗り切るか
この3つは、どの求人にも書いていません。私が12年かけて、現場で覚えたことです。
試験監督のいいところ
| いいところ | 理由 |
| 体力的にラク | 試験中は静かに見守るのが主な仕事。力仕事はほとんどない |
| 土日が中心 | 多くの試験は土日。平日の本業とぶつからない |
| まとまって稼げる | 1日働くと10,000〜2,5000前後。繁忙期は月10万円も見える |
| スキルがいらない | 時間を守り、手順どおりに動ければ大丈夫 |
| 本業が楽になる | 段取り、報連相、人前で話す力が、そのまま本業で活きる |
| 続けるほどランクが上がる | 経験を積むと、監督員→まとめ役→会場の責任者→本部と任される役割が上がり、時給も上がる(私も責任者・本部を経験) |
こうして並べると、いいことばかりに見えますよね。実際、私は試験監督が好きです。
ただ、ひとつだけ正直に書いておきます。試験監督は「働いた日しかお金にならない」仕事です。稼ごうとするほど、土日はどんどん埋まっていきます。友達からの旅行の誘いを「その日、試験監督なんだよね……」と断ったことも、一度や二度じゃありません。
だから私は2026年から、試験監督は続けたまま、平日の夜に家でできる在宅の副業も足しました。その結果、在宅だけで6か月目に月102,600円。土日を空けられる月も増えました。
この在宅副業のやり方は、有料Tipsに全部まとめています。詳しくは第9章で紹介しますが、先に知りたい方はこちらからどうぞ。
このTipsで分かること
- 試験監督の仕事の全体像、朝6時30分〜夜21時の1日の流れ、他の単発バイトと比べた強み
- 登録先の選び方と、最初の1回で「また呼ばれる人」になる方法
- 会場での人脈の作り方と、それが仕事の数につながる理由
- 責任者(上司)に信頼され、優先して声をかけてもらうための振る舞い
- 長時間勤務を乗り切る持ち物・食事・体調管理
- 試験監督で身につく力と、本業への活かし方
- 月10万円の組み立て方と、年間のスケジュール
- 12年続けて分かった3つのこと
こんな人に読んでほしい
- 土日だけで、確実にお金を稼ぎたい会社員
- 試験監督に興味はあるけど、何から始めればいいか分からない人
- 一度やってみたけど、その後あまり呼ばれない人
- 副業で、本業にも役立つ経験をしたい人
向いていない人
- 土日は絶対に外に出たくない人(その場合は、第9章の在宅ワークが合います)
- 時間や服装のルールを守るのがどうしても苦手な人
- 公務員で、副業の許可が取れていない人
よくある質問
Q. 未経験でもできますか?
A. できます。未経験可の募集は多く、当日はマニュアルと説明があります。大事なのは、第2章の「最初の1回」です。
Q. 地方でもできますか?
A. 仕事の数は都市部が多いですが、大学や資格試験の会場は全国にあります。登録先を2〜3か所に増やすのがコツです。
Q. 会社に副業がバレませんか?
A. 試験監督は「雇われて働く」副業なので、給与にかかる住民税の額が勤め先に届きます。隠すより、就業規則を確認して正しく届け出る方をおすすめします(第7章)。
Q. 試験監督の経験をSNSに書いてもいいですか?
A. 試験の問題、会場、受験者のことは書いてはいけません。書けるのは「働き方」と「自分の感想」だけです。このTipsもそのルールで書いています。
第1章 試験監督の仕事と1日の流れ

試験監督は、試験が「公平に、時間どおりに」終わるように会場を運営する仕事です。座って見守る時間は一部で、実際には準備と片付けにも同じくらい時間を使います。
主な仕事
- 会場の準備 机と椅子の並べ替え、座席番号の貼り出し、案内表示の設置
- 受付と案内 受験票の確認、教室への誘導、迷っている人への声かけ
- 試験中の監督 注意事項の読み上げ、問題と解答用紙の配布、教室の見回り、時間の管理
- 回収と確認 解答用紙の回収と枚数の確認、責任者への引き渡し
- 片付けと報告 会場の原状復帰、その日あったことの報告
教室では、決まった文章を決まった時刻に読み上げます。アドリブはいりません。「手順どおりに、正確に」が一番の評価になる仕事です。
例:長い日の1日(6時30分〜21時の例)
大きな試験や模試では、朝早くから夜までの勤務になることがあります。私が経験した一番長い日は、こんな流れでした。

こういう長い日は、報酬も1日で3万円近くになります。時刻は試験によってまったく違います。半日で終わる仕事も多いので、最初は短い仕事から選ぶのがおすすめです。長い日の乗り切り方は第5章にまとめました。
21時に会場を出るころには、疲れが溜まります。でも、帰りの電車で「今日も何事もなく終わったな」と思えるあの感じは、ちょっと独特です。たくさんの受験生にとっての大事な1日を、裏から支えたんだという小さな達成感があります。
どんな試験があるか
| 試験 | 時期の目安 | 特徴 |
| 模試(中学・高校・大学受験) | ほぼ通年。秋〜冬に多い | 定期的にあるので、常連になりやすい |
| 大学入試 | 1〜3月 | 一番忙しい時期。稼ぎどき |
| TOEIC | ほぼ毎月 | 経験を積むのに向いている |
| 英検・漢検 | 年3回ずつ | 全国に会場がある |
| 資格試験(宅建・簿記など) | 春と秋 | 大人の受験者が多く、落ち着いた雰囲気 |
※試験の問題や会場のことは、どの試験でも外で話してはいけません。このTipsでも、特定の試験・会場のことは書いていません。
他の単発バイトと比べて、試験監督が最強だと思う理由
冒頭でも書いたとおり、私はタイミーなどで他の単発バイトもしてきました。そのうえで、会社員が土日に長く続けるなら試験監督が最強だと思う理由を、表にまとめました。一番の違いは、続けるほどランクが上がっていくことです。

| 比べること | 試験監督 | 一般的な単発バイト(倉庫・飲食・イベントなど) |
| ランクと時給 | 経験でまとめ役、責任者、本部と上がり、時給も上がる | 毎回ほぼ同じ仕事、同じ時給のことが多い |
| 体力 | 見守る・見回るが中心 | 立ち仕事や力仕事が多い |
| 働く環境 | スーツで、静かな教室 | 作業着で、騒がしい現場や屋外も |
| 人間関係 | 同じ会場の常連や責任者とつながり、指名で声がかかる | 毎回メンバーが変わりやすい |
| 予定の立てやすさ | 試験日程は先まで決まっていて、数か月先まで予定を組める | 直前の募集が中心 |
| 本業への効果 | 段取り、報連相、人前で話す力、人をまとめる力が身につく | 仕事によって違う |
ただし、試験のない週末や、今日すぐ働きたい日にはタイミーなどのスキマバイトが便利です。「試験監督を軸に、空いた日をスキマバイトで埋める」のが、私の使い分けです。
第2章 おすすめの登録先と、最初の1回

試験監督で稼ぎ続けるコツは、登録先を2〜3か所持って、最初の1回で「また呼びたい人」になることです。
おすすめの登録先
私が実際に登録して働いてきたところと、住んでいる地域で探すときに使えるところをまとめました。募集の方法や条件は変わるので、登録前にそれぞれの公式サイトで確認してください。
| 登録先 | どんな仕事か | こんな人に |
| 全国試験運営センター(NEXA) | 河合塾グループの試験運営会社。国家試験・資格試験・入学試験・模擬試験の監督、会場誘導、本部室の運営など。土日祝が中心で、全国の大学や貸会議室が会場 | まず1つ選ぶならここ。経験を積んで役割を上げたい人 |
| 首都圏模試(運営会社は2026年3月に「首都圏中学模試センター」から「ONETES株式会社」に社名変更) | 中学受験生向けの模試の監督 | 首都圏に住んでいて、子どもの試験の雰囲気が苦でない人 |
| シェアフル | スキマバイトアプリ。試験監督の仕事が出ることもある | まずはアプリで気軽に探したい人 |
| タイミー | スキマバイトアプリ。全国で求人が多い | 試験のない週末も働きたい人 |
| 派遣会社(テンプスタッフ、スタッフサービス、パソナ、ランスタッド、バイトレなど) | 大学入試や資格試験の監督を紹介してもらえる | 地方に住んでいる人、選択肢を増やしたい人 |
例:全国試験運営センターの登録の流れ(公式ページより)
- 説明・登録会を予約して参加する(約2時間)
- 必要書類を出して登録する(選考あり)
- 登録後、募集メールが届くようになる
- 働きたい仕事に応募する
- 採用の連絡とマニュアルが届く。試験によっては、事前研修や前日の打ち合わせがある
経験や資格は不要で、会社員も学生も登録できます。時給などの待遇は、説明・登録会で案内されます。
最初は2か所。慣れてきたら3か所に増やすのがちょうどいいです。登録先が多いほど、空いている週末を埋めやすくなります。
応募のコツ
- 新着通知をオンにする 人気の仕事なので、募集はすぐに埋まります
- 最初は半日の仕事から 流れを覚えるまでは、短い仕事で十分です
- 家から通いやすい会場を選ぶ 朝が早い仕事は、移動時間がそのまま疲れになります
- 一度引き受けたら、絶対に行く 直前のキャンセルは、次から声がかからなくなる一番の原因です
最初の1回でやること
試験監督の仕事は、「前回ちゃんとしていた人」に優先して声がかかります。だから、最初の1回が一番大事です。
- 集合時刻の15分前に着く 初めての会場は、入口を探すのに時間がかかります
- メモを取りながら説明を聞く 同じことを二度聞かないだけで、印象が大きく変わります
- 分からないことは、勝手に判断せずに聞く 試験はやり直しがききません。迷ったら必ず確認する
- 片付けまで手を抜かない 最後に「他に手伝うことはありますか」と一言聞く
当日の服装と持ち物
- 服装 スーツかビジネスカジュアル。歩いても音が出にくい靴
- 持ち物 腕時計(スマホの時計は使えないことが多い)、筆記用具、身分証明書、登録先からの案内
- あると安心 飲み物、すぐ食べられる軽食、予備のマスク、薄い上着
第3章 人脈づくり:仕事は「人」から来る

試験監督で月10万円に届いたのは、募集を早く見つけたからではありません。会場で知り合った人たちから、「次も来られますか?」と声がかかるようになったからです。
なぜ人脈で仕事が増えるのか
試験の運営側は、「当日ちゃんと来て、手順どおり動ける人」を確実に集めたいと考えています。知らない人を新しく採るより、前回一緒に働いた信頼できる人に声をかける方が安心なんです。
だから、一度「この人なら大丈夫」と思ってもらえると、募集が公開される前に声がかかるようになります。
会場で人脈を作る5つのこと
- 名前を覚えて、名前で呼ぶ 一緒の教室になった人、責任者の名前はメモしておきます
- 自分から挨拶する 「おはようございます、今日もよろしくお願いします」の一言で十分です
- 困っている人を助ける 初めての人に手順を教える、片付けを手伝う。これが一番覚えてもらえます
- 同じ会場に続けて行く 定期的な模試などは、同じ会場に通うと「いつもの人」になれます
- 終わったあとにお礼を言う 「今日はありがとうございました。またよろしくお願いします」。次につながる一言です
人脈がもたらしてくれたもの
- 公開前の募集に声がかかることもある
- より責任のある役割を任され、ランクと時給が上がる
- 別の登録先や試験の情報を教えてもらえる
- 本業とはまったく違う仕事の人と知り合える。学生、主婦、定年後の方、他の会社員。話すだけで視野が広がります
やってはいけないこと
- 試験中や受験生のいる場所での雑談
- 登録先のルールを超えた、個人的な連絡先のやり取りや仕事の直接のやり取り
- 試験や会場の内部情報を、他の人に話すこと
人脈は「連絡先の数」ではありません。「あの人なら大丈夫」と思ってくれる人の数です。
年間1,000人と会って、人を見る目がついた
試験監督をしていると、年間で1,000人ほどの人と会います。学生、主婦、定年後の方、他の会社員。本業だけでは絶対に会えない数です。
これだけたくさんの人と一緒に働いていると、いつの間にか、立ち居振る舞いを見るだけで「この人はちょっと危ないかも」「この人は仕事ができそう」と見分けがつくようになりました。
見ているのは、特別なことではありません。集合時刻にどう来るか、説明をどう聞くか、分からないときにどう動くか。このTipsで書いている「また呼ばれる人」の振る舞いは、そのまま、私が人を見るときのポイントでもあります。裏を返すと、あなたも会場では同じように見られている、ということです。
実は私、もともと人見知りです。最初のころは、休憩室で誰とも話せずにスマホを見ていました。そんな私でも、「おはようございます」と「今日はありがとうございました」を毎回言うだけで、少しずつ顔を覚えてもらえるようになりました。話し上手じゃなくても、大丈夫です。
第4章 責任者(上司)との関係づくり

会場の責任者に信頼されると、仕事の数も、任される役割も変わります。試験監督で結果が出るかどうかは、ここで決まると言ってもいいくらいです。
責任者が本当に困っていること
責任者は、当日の試験が問題なく終わることに責任を持っています。一番困るのは、次の3つです。
- 来るはずの人が来ない
- 指示と違うことを、自分の判断でやってしまう
- トラブルがあったのに、報告がない
裏を返すと、この3つをしないだけで「安心して任せられる人」になれます。
信頼される人の振る舞い
| 場面 | やること |
| 朝の説明 | メモを取る。分からないところはその場で確認する |
| 試験中 | 決められた手順を守る。迷ったら自分で決めず、責任者に聞く |
| トラブル発生時 | すぐに報告する。「いつ、どこで、何が、どうなったか」を短く |
| 終了後 | 担当した教室の様子を一言報告して、片付けを手伝う |
| 次の募集 | 声がかかったら、できるだけ早く返事をする |
報告は「結論→理由→対応」の順で
試験の現場は時間がありません。報告は短いほど喜ばれます。
「3番教室で、体調不良の受験生が1名います。今は座って休んでいます。どう対応すればいいでしょうか」
これは、本業で上司に報告するときとまったく同じです。試験監督で練習していたら、いつの間にか本業の報告も上手になっていました。
信頼がたまると起きること
- 「次の試験もお願いできますか」と、直接声がかかる
- 他の人をまとめる役割を任され、等級と時給が上がる
- 忙しい時期に、優先的に仕事を回してもらえる
私が本部・責任者を任されるまで
私も最初は、一般の監督員でした。続けるうちにまとめ役を任され、会場の責任者、そして試験全体を動かす本部の仕事まで経験しました。(役割の呼び方は、登録先や試験によって違います)

| 役割 | 主な仕事 | 変わったこと |
| 監督員 | 担当の教室で、手順どおりに試験を進める | まずは「また呼ばれる人」になる段階 |
| チーフ | 複数の教室や監督員をまとめる | 時給が上がり、優先して声がかかるようになる |
| 本部・責任者 | 試験全体の進行や、会場の運営・当日の指示・トラブル対応 | 人を動かす立場になり、試験の「裏側」が全部見える |
責任者や本部の側に立って、初めて分かったことがあります。「またお願いしたい人」は、仕事が速い人ではありません。時間どおりに来て、指示どおりに動いて、何かあればすぐ報告してくれる人です。この章に書いたことは、全部その立場から見て実感したことです。
ランクが上がると、時給だけでなく、仕事の選びやすさも変わります。そして「人をまとめる」経験は、本業で後輩を持ったときや、チームで仕事を進めるときにそのまま役に立ちました。
第5章 長時間勤務(6時30分〜21時)を乗り切る

体力的にラクな試験監督でも、朝6時30分から夜21時までの日は、さすがに疲れます。乗り切れるかどうかは、前日までの準備でほぼ決まります。
前日にやること
- 会場までの乗り換えと、始発間際の電車を調べておく
- 服、靴、持ち物を玄関に置いておく
- いつもより1時間早く寝る。前日の飲み会は入れない
- 本業の仕事を金曜のうちに片付け、週末に持ち込まない
当日の食事と体調管理
| タイミング | コツ |
| 朝 | 家で軽く食べる。空腹のままだと午前中に集中が切れる |
| 休憩 | 交代で短いことが多い。すぐ食べられるものを持っていく |
| 午後 | 眠くなりやすい時間。昼休みに食べ過ぎない |
| 試験中 | 立ち位置を時々変えて、教室をゆっくり見回る。目と足の疲れが分散する |
| 水分 | 教室では飲めないことが多い。休憩のたびに必ず飲む |
長い日の持ち物
- 飲み物と、片手で食べられる軽食(おにぎり、ゼリー飲料など)
- 薄い上着(早朝と夜は冷える、教室は空調が強いこともある)
- 疲れにくい中敷きや、履き慣れた靴
- のど飴、目薬
翌日の本業に影響を出さない
- 長い日は、土日どちらかを休みにするのが理想
- 日曜に長い仕事を入れたら、月曜の朝は予定を軽くしておく
- 週末両日とも長い仕事を入れるのは、繁忙期だけにする
「稼げるから全部入れる」は、長く続かない一番の原因です。私が12年続けられたのは、無理をしない月もちゃんと作っていたからです。
第6章 本業が楽になる:試験監督で身につく力

試験監督を続けて一番意外だったのは、お金よりも「本業が楽になったこと」でした。試験の現場は、会社員に必要な力を、本番で練習できる場所だったんです。
| 試験監督で練習できること | 本業での活き方 |
| 時間どおりに動く(秒単位で時間を管理する) | 会議や商談を時間内に終わらせる |
| 決まった手順を正確にやる | 書類や請求など、ミスの許されない仕事のミスが減る |
| 大勢の前で話す(注意事項の読み上げ) | プレゼンや朝礼で緊張しなくなる |
| 短く報告する | 上司への報告が通りやすくなる |
| 初対面の人と一緒に働く | 新しい取引先や部署にもすぐなじめる |
| トラブルでも落ち着いて対応する | クレームや急な変更に慌てなくなる |
| 人をまとめる(本部・責任者の経験) | 後輩への指示や、チームの段取りがうまくなる |
「言われたことを、そのとおりにやる」の強さ
本業では、つい自分なりの工夫を入れたくなります。でも試験監督では、「決められたとおりに、正確に」が一番の評価です。
これを何年も繰り返しているうちに、本業でも「まず上司が求めていることをそのとおりに渡してから、工夫を足す」ようになりました。やり直しが減って、仕事がずいぶん楽になりました。
気持ちの余裕も変わる
本業で嫌なことがあっても、「自分には別の場所で評価されている仕事がある」と思える。会社の外にも自分の居場所があることが、思った以上に心の支えになりました。
責任者とのコミュニケーションが、本業で活きた
私が一番実感しているのは、責任者とのコミュニケーションです。試験の現場では、立場が上の責任者に、必要なことを短く、その場で伝えることを毎回くり返します。そうして責任者ときちんとコミュニケーションが取れるようになったことが、そのまま本業で上司や周りの人とやり取りするときに活きました。試験監督は、お金を稼ぐ場所であるのと同時に、「上の立場の人とどう話すか」を練習できる場所でもあったんです。
第7章 月10万円の組み立てと、年間スケジュール

試験監督は1日でだいたい10,00〜20,000円前後。月10万円なら、土日を中心に月5日前後が目安です。ただし、毎月それだけ入れる必要はありません。稼ぐ月と休む月を分けるのが、長く続けるコツです。
年間の組み立て(例)
| 時期 | 入れ方 | ペース |
| 1〜3月 | 大学入試と模試で一番忙しい。土日を多めに入れる | 稼ぎどき。月10万円も見える |
| 4〜6月 | 英検、漢検、資格試験が始まる | 月に数回 |
| 7〜8月 | 模試や資格試験がちらほら | 旅行や休みにあてる |
| 9〜12月 | 模試が増える。資格試験も多い | 月に数回〜多め |
私はこのペースで、多い月は月10万円以上、累計で250万円以上になりました。
続けるための自分ルール
- 月に働く日数の上限を決める
- 旅行や大事な予定がある月は、先に休みを確保してから仕事を入れる
- 本業が忙しい時期は、試験監督を減らす
会社員が必ず確認すること
- 就業規則 試験監督は「雇われて働く」副業です。届け出や許可が必要な会社もあります。
- 確定申告 試験監督の給料は「給与」です。年末調整をされない給与と、その他の副業の所得の合計が年間20万円を超えると、確定申告が必要になります。源泉徴収票は必ず保管しましょう
- 住民税 給与にかかる住民税は、本業の給料から天引きされるのが一般的です。会社に内緒で働くのではなく、ルールを確認して正しく届け出ましょう
税金の扱いは個人の状況で変わるので、迷ったら税務署やお住まいの自治体に確認してください。
第8章 12年続けて分かった3つのこと

12年以上、累計250万円以上。続けてきたからこそ分かったことが3つあります。
1. 稼ぐ力より、「また呼ばれる力」が大事
試験監督の収入は、「何回声がかかるか」で決まります。時間を守る、挨拶をする、報告をする。当たり前のことを当たり前に続けた人が、結局一番稼いでいました。
2. 続けるためには、休む月も必要
稼げる時期に全部入れて、体調を崩したり、本業に影響が出たりしたら意味がありません。稼ぐ月と休む月を分けたから、12年続けられました。
3. でも、外で働く副業だけでは限界がある
試験監督は、働いた日しかお金になりません。そして、土日がどんどん埋まっていきます。友達の誘いを「その日は試験監督で……」と断るたびに、「このままでいいのかな」と思うようになりました。
だから私は、試験監督を続けながら、平日の夜に家でできる副業を足すことにしました。それが次の章の話です。
第9章 次の一歩:土日を使わずに稼ぐ「在宅ワーク」

試験監督は、今月のお金を確実に作れるいい副業です。ただ、土日を使う以上、稼げる金額には上限があります。そこで私が足したのが、平日の夜に家でできる在宅ワークです。
試験監督と在宅ワークの違い
| 試験監督 | 在宅ワーク | |
| 働く時間 | 土日の日中 | 平日の夜、スキマ時間 |
| 場所 | 試験会場 | 家(スマホだけでもできるものがある) |
| お金になるまで | 働いたその月 | 最初は少し時間がかかる |
| 収入の上限 | 働ける日数で決まる | 継続の仕事が増えるほど伸ばせる |
| 土日 | 埋まる | 自由に使える |
2つは敵同士ではありません。試験監督で今月のお金を作り、在宅ワークで毎月のお金を育てる。この組み合わせが、一番心に余裕を持てます。
在宅ワークのいいところ
- 土日が空く 旅行や友達との予定を、仕事で断らなくてよくなる
- 移動がない 朝6時30分に会場へ向かう必要もありません
- 本業の経験がそのまま売れる 試験監督で積んだ「時間を守る」「報告する」力も、在宅の仕事で一番評価されるところです
- 積み上がる 継続の仕事が増えるほど、毎月の収入が安定します
試験監督の経験は、在宅でもそのまま活きた
在宅ワークを始めて一番驚いたのは、試験監督で当たり前にやっていたことが、そのまま評価されたことです。
| 試験監督でやっていたこと | 在宅ワークでの活き方 |
| 集合時刻を守る | 納期を守る。これだけで依頼者からの信頼がぜんぜん違う |
| 手順どおりに正確に動く | 依頼内容どおりに納品する。修正が減る |
| 責任者に短く報告する | 依頼者に進捗をこまめに伝える。「安心して任せられる」と言われる |
| 会場で初対面の人と働く | オンラインインタビューでも緊張しにくい |
在宅の仕事で依頼者に「連絡が丁寧で助かります」と言われたとき、「あ、これ試験監督で毎回やってたやつだ」と思わず笑ってしまいました。試験監督を続けてきた人は、在宅でもスタート地点が他の人より前にあります。
在宅で最初の1か月にやったこと
「在宅ワークって、結局何をするの?」と思う方のために、私が最初の1か月にやったことをざっくり書いておきます。
- ポイントサイト経由でネット銀行の口座を開いた スマホで15分。9日後に5,000円分のポイントが付きました
- オンラインインタビューのサイトに登録した 家のソファで、いつもの生活や仕事の話をするだけで謝礼がもらえる仕事です
- 本業でやっていることを書き出した 資料作り、報告書、日程調整。自分にとっては当たり前のことが、在宅ワークとして売れました
1か月目の在宅の収入は8,400円。試験監督なら1日で稼げる金額です。正直、「これで大丈夫かな」と思いました。でも、土日を一日も使わずに入ってきた8,400円は、試験監督とは全然違う重みがありました。そこから少しずつ増えて、6か月目に月102,600円になりました。
試験監督と在宅を組み合わせた1週間(例)
| 曜日 | やること |
| 平日の通勤中 | インタビューの事前アンケートに答える(10分) |
| 平日の夜 | 在宅ワークを少しずつ(30分〜1時間) |
| 土曜 | 試験監督(繁忙期はここでしっかり稼ぐ) |
| 日曜 | 休む。または在宅ワークを少しだけ |
繁忙期は試験監督を多めに、試験が少ない月は在宅を多めに。この調整ができるようになってから、収入の波が小さくなり、何より気持ちがだいぶ楽になりました。
こんな人は、在宅も足してみてほしい
- 試験監督で土日が埋まってきて、たまには休みたい人
- 試験が少ない月(7〜8月など)も、収入を落としたくない人
- 近くに試験会場が少ない地域に住んでいる人
- 「働いた日しか稼げない」状態から、少しずつ抜け出したい人
私は2026年から、ポイ活・オンラインインタビュー・本業の経験を活かした在宅ワークの3つを始めて、6か月目に在宅だけで月102,600円になりました。
在宅副業のやり方は、有料Tipsにすべてまとめました
「在宅ワークもやってみたい」と思った方に向けて、私が実際にやった順番をそのまま書いた有料Tipsを用意しています。
【スキル0の会社員へ】単発バイト×在宅副業で月10万円(4,980円)
- 最初の2週間でやる案件と、その順番
- 「話すだけ」で謝礼がもらえる、オンラインインタビューの当て方
- 本業の経験を在宅ワークとして売る方法と、提案文の実例
- 平日夜と休日だけで回す時間割、30日間のToDoカレンダー
- そのまま使えるテンプレート12種類
試験監督のことも特別章でさらに詳しく書いているので、この無料Tipsの続きとしても読めます。
初版価格の4,980円は、試験監督なら半日分ほどです。「土日を少しだけ空けたい」と思ったら、ぜひのぞいてみてください。
よくある質問(続き)
Q. 何歳までできますか?
A. 年齢より、時間を守れるかどうかが大事です。会場では学生から定年後の方まで、いろいろな人が働いています。(年齢の条件は募集ごとに違うので、応募前に確認してください)
Q. 人と話すのが苦手でも大丈夫?
A. 大丈夫です。教室で話すことは、決まった文章の読み上げが中心です。挨拶と報告ができれば十分です。
Q. 稼ぐなら、試験監督と在宅ワークのどちらがいい?
A. 今月すぐお金が必要なら試験監督、土日を空けながら毎月の収入を育てたいなら在宅ワークです。一番のおすすめは、両方を組み合わせることです(第9章)。
さいごに
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「座ってるだけ」と思っていた試験監督は、特別なスキルがなくても、「時間を守る」「挨拶をする」「報告する」を続ければ、ちゃんと結果が出る仕事です。そしてその力は、本業にも、在宅の副業にも、そのまま活きます。
まずは今日、第2章の登録先に1つだけ登録してみてください。そして「土日も少し空けたいな」と思ったら、第9章の在宅副業Tipsをのぞいてみてください。
質問や感想は、XのDMから気軽にどうぞ。「登録したよ」「初めて行ってきたよ」の報告も、楽しみに待っています。
