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序章:はじめに

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こんにちは。心理研究家の牧村和幸です。
日常の中で、私たちは驚くほど多くのエネルギーを「他人の目」や「職場の嫌な人間」に消耗させられています。
不機嫌な上司、マウントをとってくる同僚、あるいは家庭でのギスギスした空気……。
彼らの一挙手一投足に脳内メモリを奪われ、どこにいても心が休まらないと悩む方は少なくありません。
巷の心理学ではよく「相手の行動を変えるテクニック」や「他人の課題と分離する」といった小手先のノイズコントロールが語られますが、それでは根本解決になりません。
なぜなら、この宇宙全体を支配している最重要の根本法則は「鏡の法則」だからです。
根源法則に則った解決策でなければ、根本解決にならないのです。
この法則は、原因と結果の法則、因果の法則、因果応報の法則などと呼ばれることもあります。
極論すれば、この鏡の法則さえマスターしてしまえば、他の心理テクニックは一切知らなくても、人間関係のすべてが全自動でうまくいくようになります。
今回は、私の30年の内観実績とブログに綴ってきた本質をもとに、周囲のノイズを全自動で消去し、あなたの世界を自由で楽しい新世界へと調律する「認知の引き算」の極意をお伝えします。
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第1章:なぜあなたの現実には「嫌なエキストラ」が現れるのか

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まず、鏡の法則の壮大な前提を思い出してください。
はじめは、全体意識という無限の大きさを持つ意識だけが一つ存在していました。そこには何の悩みも葛藤もなく、ただ愛に満ちた平安な状態でした。
しかし、全体意識はある時「自分自身を知りたい、味わってみたい」と思ったのです。
他者がいない状態では自分を客観的に知ることができないため、最高神である全体意識はわざわざこの宇宙や地球を作り、人間を作り出しました。
そして、人間が自分自身を知るためのシステムとして「鏡の法則」を設置したのです。
私たち一人ひとりには、神である全体意識の分霊が入っています。
「自分が他者に対しておこなった思考や行動は、必ず自分自身に返ってくる」という数学的な厳正さを持つ鏡の法則を通じて、私たちは実感として自分自身の心の状態を知り、成長していきます。
つまり、あなたの周囲を見渡したときに広がる環境は、あなたの心理状態そのものです。
あなたの周囲に批判や非難に満ちた人が多いのであれば、それは社会や他人のせいではなく、あなた自身の内面に批判的な想念があるか、あるいは過去に他者に対してそのようなエネルギーを放っていたという「因果の法則」がはたらいている証拠なのです。
口に出す出さないに関わらず、他者に対する悪い想念のエネルギーは、鏡の法則によって寸分たがわず自分自身に跳ね返ってきます。
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【重要】「異なる相手」から時差を経て返ってくるシステム
ここで見落としてはならない鏡の法則の最大のポイントは、「必ずしも本人からだけではなく、全く別の人間から返ってくることが多い」という事実です。
たとえば、職場で同僚と激しくケンカしたり、周囲に攻撃的な態度を取っていたとします。
すると、その原因に対する結果は、同僚からではなく、家に帰ったときに「奥さんや子供からの激しい攻撃」という形で返ってきたりします。
逆に、家庭環境を整え、家族間で愛情、理解、協力、尊重を与え合っていると、その良い影響が「職場の人間関係やお客さんとの関係」において全く別の人物から返ってくるようになったりします。
このように、家庭と職場は鏡の法則によって完全につながっているということも、覚えておいてください。
現在起きている嫌な現実は、過去の自分がどこかの誰かに放ったエネルギーが、時差(タイムラグ)を経て、異なるエキストラを介して回収されているフェーズに過ぎません。
スクリーンの悪役にいくら怒っても無駄です。
光源である「あなたの内側の想念と行動」を引き算し、書き換えない限り、不都合な現実は場所と相手を変えて何度もリピートされます。
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人間関係の摩擦で精神を削られるのは、あなたが優しいからでも、コミュニケーション能力が低いからでもありません。
不要なノイズを画面に表示し続けている「認知のフィルター設定」が間違っているだけです。
概念を理解しただけでは、明日もまた苦手なあの人の一言に脳内メモリを占領されることになります。
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