夜がふけると、またスマホを開いてしまう——ふと目にした元カレのSNS。「もう忘れたはずなのに」「連絡するつもりなんてないのに」なのに、彼の一言、彼の写真に、心がざわついてしまう。
「私、まだ好きなのかな……」「未練がましいって思われたくない」そんな風に自分を責めながらも、気づけばまた、過去に心が引き戻されている。
忘れたいのに、忘れられない。終わったとわかっているのに、なぜか心だけが置いてきぼりのまま——もしかしたら、そんなあなたは今、“愛”ではなく“執着”の中にいるのかもしれません。
でも、どうか安心してください。それは、あなたが弱いからでも、間違っていたからでもない。むしろ、それだけ真剣に、ひとつの愛と向き合ってきた証拠です。
ただ——もし、あなたの中の「もう一度あの頃に戻れたら」という想いが、“愛された実感”や“安心感”にしがみつくためのものだったとしたら?その「もう一度」は、本当に“彼”を求めているのではなく、“あのときの自分”をもう一度取り戻したいだけかもしれない。
そう考えると、心の痛みの正体が、少しだけ違って見えてきませんか?