【FX初心者必見】口座20万円で、勝っている人と同じ入り方をしていた私が気付いた5つのこと
仲値トレーダー
SNSで毎日勝っている人の枚数を見て、自分の注文を決めたことはありませんか。
以前の私は、上手な人と同じように入れば、同じように増えると思っていました。口座は20万円で、毎朝その人の投稿を見てから注文していたのです。
その人は「今日は5万通貨、損切りは20pips」と、入り方まで書いてくれていました。pipsは値動きをはかる単位で、ドル円の場合は0.01円の動きを1pipsと数えます。
私は、さすがに同じ量は多すぎると思い、5分の1の1万通貨にしていました。それで十分に控えめだと信じていたのです。
ところが、3か月たつと、私の口座は15万円台まで減っていました。その人のほうは、連敗した週も落ち着いた様子で投稿を続けていました。
先に結論を書きます。上手な人から真似できるのは、枚数ではなく、口座に対する「割合」だけでした。
ここからは、勝っている人と同じ入り方をしていた私が、口座の減り方を見直して気付いた5つのことを書きます。
枚数を真似してきた方も、自分を責める必要はありません。枚数で決めてしまうのは、画面でいちばん目立つ数字が枚数だからです。
1.「5分の1にしたから控えめ」は、枚数だけを見た勘違いだった
最初に気付いたのは、私が何を5分の1にしていたのか、という点です。
以前の私は、5万通貨を1万通貨にしたことで、相手より慎重になったつもりでいました。損切り20pipsで負けても2,000円なので、大したことはないと思っていたのです。
ところが、あるとき、その人が口座の大きさを2,000万円と書いていました。私の20万円は、その100分の1です。
同じ20pipsの損切りで、その人が失うのは1万円です。2,000万円のうちの1万円なので、口座の0.05%にしかなりません。
私が失う2,000円は、20万円の1%でした。つまり、口座に対する重さで比べると、私のほうが20倍も重く張っていたのです。
枚数は5分の1でも、口座は100分の1でした。なので、控えめにしたつもりの注文が、実は相手よりずっと大胆な注文になっていました。
そこで私は、注文の前に「この損切りで、口座の何%が減るか」を1行だけ書くことにしました。
枚数を比べるのをやめて、口座に対する割合で比べるようになりました。
2.「今日はプラス10万円」の画面を、自分の口座の大きさで読んでいなかった
二つめは、勝った日の投稿の読み方です。
その人は、勝った日に「今日はプラス10万円」と、口座の画面を載せていました。
以前の私は、その数字を見るたびに、自分もいつかあのくらい勝てると思っていました。そして、10万円に近づこうとして、入る回数を増やしていたのです。
入る回数が増えると、そのぶん損切りに当たる回数も増えます。1回1%のつもりでも、1日に3回負けた日は、その日だけで口座の3%近くが減っていました。
ところが、2,000万円の口座で10万円は、0.5%の動きです。その人にとっては、ふだんの1日の中くらいの勝ちでした。
同じ10万円を私の20万円の口座で取ろうとすると、口座の半分を1日で増やすことになります。それは、ふだんの1日ではなく、ほとんど賭けに近い1日です。
つまり、私が目標にしていた金額は、その人と同じ目標ではありませんでした。同じ数字でも、口座の大きさが違えば、まったく別の重さになります。
そこで私は、他人の投稿の金額を見たら、相手の口座の何%かに直してから読むことにしました。
金額を割合に直すと、毎日の派手な投稿が、ずっと地味な記録に見えてきました。
3.損切りの幅を広げたのに、ロットはそのままだった
三つめは、損切りの幅とロットの組み合わせです。
その人の損切りは、いつも20pipsほどでした。でも私は、ときどき「20pipsでは狭すぎる」と感じて、自分で50pipsまで広げていました。
以前の私は、損切りを広げても、ロットは1万通貨のままにしていました。広げたぶん、負けにくくなると思っていたのです。
ところが、1万通貨で50pipsの損切りに当たると、5,000円が消えます。20万円の口座では、1回で2.5%です。
損切りを広げるなら、本当はロットを小さくしなければいけませんでした。幅とロットは、片方を変えたら、もう片方も動かすものだったのです。
そこで私は、ロットを決める順番を変えました。先に「1回で減ってよい金額」を決めて、それを損切りの幅で割ります。
20万円の1%なら、減ってよいのは2,000円です。損切り20pipsなら1万通貨、40pipsなら5,000通貨になります。
ロットは、相手の投稿ではなく、自分の口座と損切りの幅から決まるようになりました。
4.相手の割合に合わせようとしたら、口座が小さすぎて注文できなかった
四つめは、割合まで真似しようとしたときのことです。
割合で比べるようになった私は、次に、その人と同じ0.05%に合わせようとしました。
20万円の0.05%は、100円です。損切り20pipsで100円に収めるには、500通貨で入る必要があります。
ところが、私の使っていた口座では、いちばん小さな注文が1,000通貨でした。つまり、その人と同じ割合は、私の口座ではそもそも注文できなかったのです。
いちばん小さな1,000通貨で損切り20pipsなら、負けたときは200円です。20万円の0.1%なので、それでもその人の2倍の重さになります。
以前の私なら、ここで「やっぱり口座が小さいと不利だ」と考えて、入金を増やそうとしたと思います。
でも、このとき分かったのは、割合の数字まで他人に合わせる必要はない、ということでした。その人の0.05%は、その人の口座の大きさと暮らしに合わせた数字です。
そこで私は、自分の割合を自分で決めました。今の口座なら、1回の損切りで減ってよいのは1%まで、とノートの1ページ目に書いています。
真似したのは「割合で決める」という考え方だけで、数字は自分で選びました。
5.同じ連敗でも、口座の残り方がまるで違っていた
五つめは、連敗したときのことです。
ある月、私は10回続けて負けました。その人も、同じ時期に何度か負けたと投稿していました。
以前の私は、その人が落ち着いていられるのは、メンタルが強いからだと思っていました。私は負けるたびに眠れなくなっていたので、心の強さの差だと考えていたのです。
ところが、計算してみると、話はまったく違いました。1回0.05%ずつ10回負けても、100円のうち99円50銭ほどが残ります。
私のように1回2.5%で10回負けると、100円のうち78円ほどしか残りません。20万円の口座なら、15万5,000円ほどまで減る計算です。
つまり、その人が落ち着いていたのは、性格のせいだけではありませんでした。10回負けても、口座がほとんど動かない量で入っていたからです。
そこで私は、1回1%のロットで、10回負けたときの残りも計算しました。100円のうち90円ほどが残ります。
この数字を知ってからは、3連敗しても、次の朝に手が震えることが少なくなりました。
落ち着きは、気持ちの強さより先に、1回の割合から生まれていました。
上手な人から借りられるのは、決め方だけだった
ここまでの5つを、もう一度並べておきます。
1.「5分の1にしたから控えめ」は、枚数だけを見た勘違いだった
2.「今日はプラス10万円」の画面を、自分の口座の大きさで読んでいなかった
3.損切りの幅を広げたのに、ロットはそのままだった
4.相手の割合に合わせようとしたら、口座が小さすぎて注文できなかった
5.同じ連敗でも、口座の残り方がまるで違っていた
どれも、明日から勝ちを増やしてくれる方法ではありません。割合を守っても、入り方そのものに勝ちやすさがなければ、口座は少しずつ減っていきます。
ただ、私の口座が3か月で減ったのは、入る場所が悪かったからだけではありませんでした。同じ場所で入っていても、私だけが重い量で入っていたのです。
1と2は、数字を口座の大きさで読み直す話です。3と4は、ロットを自分の口座から決める話です。そして5は、その結果として気持ちがどう変わったかの話です。
上手な人の投稿は、今でも参考にしています。ただ、見るのは入った場所と考え方で、枚数はもう見ていません。
他人の枚数を写すのをやめたら、他人の連敗に振り回されることもなくなりました。
今日からできること
枚数を真似してきた方に、今日からできることを5つ書きます。
次の注文の前に、損切りに当たったら口座の何%が減るかを1行書く。
SNSの金額を見たら、相手の口座の何%かに直してから読む。
損切りの幅を変えたら、ロットも必ず計算し直す。
1回で減ってよい割合を、ノートの1ページ目に自分で書く。
その割合で10回続けて負けたら、口座がいくら残るかを計算しておく。
全部をそろえる必要はありません。私が最初にしたのは、注文画面の横に置いた付箋に「1%」と書くことだけでした。それだけで、他人の5万通貨を見ても、自分の注文が動かなくなりました。
上手な人を真似したくなるのは、早く上達したいという、まじめな気持ちの表れだと思います。ただ、同じ入り方をするなら、同じ重さで入れているかを先に確かめてください。
明日の朝は、注文ボタンを押す前に、口座の何%を賭けているかを1行だけ書いてみてください。
