「絵なんて描けないし、副業でイラストを売るなんて自分には無理」
そう思っていた私が、AIを使ってオリジナルキャラクターをいくつか作ってみた話をします。結論から言うと、思っていたよりずっとハードルが低かったです。この記事では、実際に私がキャラクターを作ってみた過程と、そこから調べ尽くしたLINEスタンプ副業の始め方を、企画から申請までまるごと1本にまとめました。
先に言っておくと、私はまだLINEスタンプとして実際に販売はしていません。この記事は「これをやれば絶対に月10万円稼げます」という体験談ではなく、AIでキャラクターを作るところまでを自分の手でやってみた上で、公式情報と信頼できる資料を突き合わせて「これなら再現できる」と確認した手順書です。誇張はしません。その代わり、他の解説記事より一段深いところまで書きます。
なお、この記事を最後まで読んでくださった方には、特典として次の2つを本文末尾に用意しています。
- 特典①:ステップ1〜5でそのまま使えるChatGPTプロンプトのテンプレート集
- 特典②:定番24個のスタンプ文言リストと、LINE側の審査で落ちないための確認チェックリスト
まずは本編から見ていきましょう。
私がキャラクターを作ってみたきっかけ
きっかけは単純で、「AIでどこまで"それっぽい"キャラクターが作れるのか」を試したかったからです。ChatGPTに「毒舌だけどどこか憎めないキャラクター」という条件だけ投げて、そこから表情違い・ポーズ違いのイラストを何パターンか出してもらいました。
正直に言うと、1回目の指示ではありきたりな「量産型のゆるキャラ」しか出てきませんでした。ですが、AIが出してきた案に対して「もう少し目つきを悪くして」「語尾に特徴を持たせて」と自分の感性を足していくと、2〜3往復で急に"このキャラ、使えるかも"と思えるものに変わっていきました。
この「AIの提案に自分の感性を掛け合わせる」という工程が、想像していたよりずっと重要だと感じたのが、この記事を書こうと思った一番のきっかけです。丸投げでは埋もれるキャラクターしかできませんが、そこに一手間加えるだけで、素人でもオリジナリティのあるキャラクターが作れる。これは実際に手を動かしてみないと分からなかった感覚でした。
もう少し具体的に振り返ると、最初にChatGPTへ「毒舌だけどどこか憎めないキャラクター」とだけ伝えたときに出てきたのは、語尾が少し強いだけの、どこかで見たことのあるようなキャラクター案でした。そこで「もっと語彙を古臭くして」「褒めるときだけ急に素直になる、というギャップを入れて」と条件を2つ足したところ、案の雰囲気が明確に変わりました。表情のイラストを生成する段階でも、1回目はどのポーズも似たような表情になってしまい、「怒っている顔なのに口角が上がっている」といった違和感のある仕上がりになりました。ここは「怒っているが目は笑っていない、口は真一文字」のように、表情のパーツを分解して文章で指示し直すことで改善しました。こうした細かい試行錯誤の積み重ねが、思っていた以上に仕上がりを左右するというのが、実際に手を動かしてみて一番の発見でした。
なぜ今、LINEスタンプなのか(数字で見る市場)
「今さらLINEスタンプ?」と思う方もいるかもしれません。ですが、調べていくと今始めるだけの理由がいくつも見えてきます。
- 定番ジャンル(動物系・ゆるキャラ系など)は累計2,300万セット以上が出品されている超激戦区。今から同じ土俵で戦うのは正直厳しい。
- 一方で、ゲートボール・推し活遠征・保育園の忘れ物連絡など、特定の趣味や職業に刺さるニッチなジャンルは出品数が極端に少なく、狙い目になっている。
- LINE公式の制度改定により、2026年7月から最低販売価格が120円→190円に値上げされた。同じ1個が売れても、クリエイターの手取りは単純計算で約1.5倍に増えている。
- LINE公式の案内では、Apple・Googleなどのストア手数料を差し引いた売上の50%がクリエイターへの分配対象とされている。
- 出品は最小8枚から可能で、40枚作る必要はない。
- 申請後の審査は、問題がなければ通常24時間ほどで完了し、その日のうちに販売開始できる。
つまり「定番ジャンルで戦わず、ニッチな層に的確に刺す」戦略さえ間違えなければ、市場環境そのものは以前よりクリエイターに有利になっているということです。

全体の流れ(6ステップ)
LINEスタンプ副業は、大きく分けるとこの6つの工程で進みます。
- スタンプの企画(ジャンル・キャラクター・セリフを決める)
- イラストの生成・編集(AIで画像を作り、LINE規格に加工する)
- LINE Creators Marketへの登録・申請
- 審査(通常24時間ほど)
- 販売開始
- SNSなどでの集客
多くの人が③④からいきなり始めようとして失敗します。実際に一番差がつくのは①の「企画」の精度です。ここから順に見ていきます。
