
24歳公務員、副業ライター初仕事で大失敗!その顛末と学んだこと

れーた
私は24歳の地方公務員。朝8時半に出勤して、窓口対応や書類整理に追われる毎日。定時で帰れることもあれば、予想外の残業が伸びる日もある。
そんな安定した生活の中で、ふとした瞬間に思うことがありました。
「このまま、何十年も同じ日々を繰り返すのかな……」
職場の同僚と笑い合いながらも、心のどこかでじわじわと焦りが広がっていました。
そんなある日、昼休み中にスマホを眺めていたとき、「副業ライター」という言葉が目に飛び込んできました。
最初は「副業ライターって何?」と思い、軽い気持ちで調べ始めました。すると、未経験でも始められることや、自宅でできることがわかり、興味が湧いてきました。
「自分にもできるかもしれない」
文章を書くのは昔から好きだったし、何か新しい挑戦をしてみたいと思っていた私は、すぐに「ライター 始め方」で検索しまくりました。
無料ブログでの練習期間
家に帰ってから無料ブログを開設。いくつか記事を書いて投稿してみました。
最初の記事は、地元のおすすめカフェ紹介。
「これなら自分にも書けるかも!」とワクワクしながら、夜遅くまでパソコンに向かいました。
でも結果は、閲覧数ゼロ。反応ゼロ。
「あれ……こんなに頑張ったのに……?」と何度もスマホをリロードしてはため息をつきました。
それでも、「まずは続けることが大事だ!」と自分に言い聞かせ、週に2〜3記事投稿を続けました。
やがて、職場でお客さんを案内しているときも、資料を整理しているときも、頭の片隅で「次は何を書こうかな」と考えるクセがつきました。
途中で何を書けばいいか分からなくなり、「もうネタがない……」と手が止まる日もありましたが、それでも書き続けました。
そんな日々を繰り返し、誰にも読まれなくても、文章を書くこと自体が楽しいと気づきました。
そして、私はこう思うようになりました。
「もっと本格的に、誰かに読まれる記事を書いてみたい」
応募までの葛藤
クラウドワークスで案件を探し始めましたが、「未経験OK」と書かれていても、応募する勇気が出ませんでした。
「本当に自分にできるのかな……」
何度も応募フォームを開いては閉じ、自己紹介文を書いては消してを繰り返しました。
失敗するのが怖かった。期待されるのが怖かった。何より、自分の無力さを思い知らされるのが怖かった。
でも、ある時ふと思いました。
「怖がってたら何も変わらない」
震える手で応募ボタンを押しました。
失敗エピソード
初案件の依頼内容は、「地域の観光スポット紹介記事」でした。
ところが、私は依頼メールをちゃんと読み込まずに、「観光スポットにまつわる個人エピソード集」だと大きく勘違い。
張り切って自分の旅行失敗談や友人の笑えるエピソードを書き始めました。
最初こそ順調に書けていましたが、途中からネタに詰まり息詰まり始めます。納期が近づくにつれて、クライアントから内容確認や納期確認のメールや電話が来ていましたが、私は本業の忙しさと焦りからなかなか連絡を取る余裕がありませんでした。
スマホの通知が来ているのは分かっていましたが、内容まで確認する余裕はありませんでした。
なんとか夜中に記事を書き上げ、そのまま納品。
「これで大丈夫だろう」とほっとした状態で次の日の仕事に取り組んでいました。
しかし、その日の昼間、クライアントから納期遅れと内容間違いを指摘するメールが届いていたことに気づいたのは、夜遅く帰宅してからのことでした。
焦り過ぎてすぐに謝罪の電話をかけました。
「本当にすみませんでした!確認が遅れてしまい……!」
すると電話口で相手が静かに、怒りを含んだ声で言いました。
『……今、何時だと思ってるんですか?』
はっとしてスマホの時計を見ると、深夜2時12分。
非常識な時間帯の電話で完全に信用を失いました。
翌朝、憂鬱な気持ちで職場へ。昼休みに丁寧な謝罪メールを送り、「今回限りで対応しますが、今後はご遠慮ください」との返信。
初仕事は苦い大失敗でした。
学びとメッセージ
この失敗から大切な教訓を学びました。
・依頼内容を細部まで確認
• 納期管理とこまめな報告
• 焦った時こそ冷静に
今もライター活動を続けられているのは、この失敗のおかげ。
失敗は誰にでもある。
大切なのは立ち上がること。
あなたも勇気を出して一歩踏み出してみませんか?