こんにちは、凛太郎です。
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SNSで発信を続けていると、誰もが一度はこう思ったことがあるのではないでしょうか?
「どうして伝わらないんだろう?」
「なんでこんなふうに誤解されるんだ?」
「こんなにわかりやすく伝えているのに……」
特に ビジネス発信や情報発信をしている人 は、この壁に何度もぶつかると思います。
しかし、そもそも 「100%意図通りに伝わることはない」 という前提を持つことが重要です。
なぜなら、 受け取り手のレベルも価値観も違う からです。
ここを理解していないと、発信が怖くなり、続かなくなってしまいます。
逆に、この前提を受け入れて行動できる人だけが、長く発信を続け、影響力を持つことができる のです。
では、なぜ 「伝えたつもりでも伝わらない」 のか?その理由と、発信の本質について深掘りしていきます。
発信の難しさの本質──「伝える手段は1つしかない」
ここで、まず大前提として知っておいてほしいのが、
- 価値観は人それぞれ違う
- 受け取り手のレベルもバラバラ
- でも、伝える手段は“言葉”や“文章”しかない
ということです。
例えば、あなたが「副業の魅力」について発信したとします。
副業初心者:「なるほど!知らなかった!」
経験者:「そんなのもう知ってる」
批判的な人:「副業なんて詐欺ばかりじゃん」
成功者:「副業?当たり前でしょ」
このように、同じ発信でも、受け取り方がまったく異なります。
つまり、「発信者の意図」と「受け取り手の解釈」にはズレが生じるのが普通。なぜなら、「言葉」は一つしかないのに、価値観は無限にある からです。
「発信したことが、必ずしも自分の意図通りに伝わるとは限らない」これは、発信を続ける上で、必ず理解しておくべきポイントです。
ここ、非常に大事なことなのでもう一度言います。
価値観は人それぞれ違う人はそれぞれ違う価値観で物事を見ている。
でも、発信する側が使える手段は、「言葉」や「文章」しかない。
だからこそ、受け取り方に誤差が生じる。
これが、「発信のズレが生まれる本質的な原因」 です。
伝え方を工夫しても、100%伝わることはない
「伝え方を変えれば、もっと多くの人に伝わるんじゃない?」
こう思うかもしれません。確かに、より分かりやすく、よりシンプルに伝える努力は大切です。
でも、どれだけ工夫しても、100%全員に伝わることはありません。
例えば、同じ映画を観ても、
✅ 「最高だった!」と感動する人
✅ 「つまらない」と思う人
✅ 「ここが気に入らなかった」と細かく批判する人
このように、同じ作品でも、受け取り方が違う のです。
つまり、どんなに完璧に伝えたつもりでも、全員が同じように理解することはない ということ。
これを前提にしていないと、「なんで伝わらないんだろう?」と悩み続けることになります。
SNSの発信で「伝わらない」理由
① 読み手の視点が抜けている
発信者は 「伝えたいこと」 を中心に考えがちです。でも、大切なのは 「どうすれば相手に伝わるか?」 です。
✅ 専門用語を使いすぎていないか?
✅ 前提知識が必要な内容になっていないか?
✅ 伝える順番は適切か?
例えば、投資初心者に向けて発信するなら、いきなり「CPIが◯%上昇したから、このセクターが有望」と話しても伝わりませんよね。
初心者には、まず「CPIとは何か?」から説明しないと、前提がわからず置いてけぼりになります。
「発信=独り言」ではなく、「相手が理解しやすい形に噛み砕くこと」 を意識しましょう。
② 期待する反応が返ってこないと落ち込む
発信を続けても「いいね」や「コメント」が少ないと、
「興味を持たれていないのか?」「発信の仕方が間違っている?」
と不安になりますよね。
でも、SNSには「見ているけど反応しない人」が大半です。
✅ SNSは「発信者1:閲覧者99」の世界
✅ 9割の人は、見ていても何も反応しない
だからこそ、「反応が少ない=伝わっていない」と思い込むのは早すぎます。
実際、数カ月後に「ずっと見てました!」と声をかけられることも珍しくありません。
③ 批判が怖くて発信できない
SNSで発信を続けていると、必ず批判される瞬間 がきます。
✅ 「それは間違っている!」と反論される
✅ 「お前は何もわかっていない」と否定される
✅ 「結局、お前は何を売りたいんだ?」と疑われる
でも、ここで思い出してほしいのが 「ロバを売りに行く親子」の寓話 です。
「ロバを売りに行く親子」の寓話に学ぶ
ここで、一つの寓話を紹介します。
「ロバを売りに行く親子」 という話を聞いたことがありますか?
ある親子がロバを連れて市場へ行く道中で、さまざまな人の意見を聞きながら行動を変えていきます。
✅ 最初は親がロバに乗っていたら、「子供を歩かせるなんてひどい」と言われる
✅ じゃあ、子供をロバに乗せたら、「親を歩かせるなんて親不孝だ」と言われる
✅ じゃあ、親子でロバに乗ったら、「ロバがかわいそう」と言われる
✅ じゃあ、ロバを担いで歩いたら、「バカみたい」と笑われる
……結局、 何をやっても誰かに批判される のです。
この話が教えてくれるのは、「全員を満足させることは不可能」 ということ。
だからこそ、「みんなの意見に振り回されて、本来の目的を見失わないこと」が大事です。
SNSの発信も同じで、すべての人に理解されようとすると、必ずブレます。
でも、発信の目的を見失わずに続けることが、長く発信を続けるコツなんです。
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発信者が意識すべき2つのこと
① 「伝わる人にだけ伝わればOK」というマインドを持つ
「全員に伝えよう」とするのではなく、 「伝えたい人にだけ伝わればOK」 という意識を持ちましょう。
✅ 初心者向けなら、初心者に響けばそれでいい
✅ ビジネス向けなら、実践する人にだけ届けばいい
✅ 批判する人は、そもそもターゲットではない
② 「どう受け取るかは相手次第」と割り切る
どんなに丁寧に説明しても、誤解する人は誤解するし、批判する人は批判する ものです。
✅ 「この情報、めっちゃ参考になった!」と感謝する人
✅ 「そんなの知ってる」とスルーする人
✅ 「この考え方は違う」と反論する人
これは 自然なこと です。
だからこそ、「発信すれば、誤解や批判はつきもの」と割り切ること が大切です。
発信は「伝わらない前提」でやるもの
では、どうすれば発信のズレを減らせるのか?
ここで大事なのは、 「伝え方を工夫すること」 ではなく、 「伝わらない前提で発信し続けること」 です。
✅ 「全員に伝えようとしない」
✅ 「伝えたい人にだけ届けばOKと考える」
✅ 「誤解や批判はつきものと割り切る」
発信をする以上、誤解されることもあれば、批判されることもあります。これはどんなに慎重に言葉を選んでも避けられません。
なぜなら、受け取り手は それぞれ異なる価値観・経験・知識を持っている からです。
つまり、発信した言葉がどう解釈されるかは 相手次第 ということ。
これは決してネガティブなことではなく、むしろ 発信の本質 です。
「伝えよう」とするほど伝わらない paradox(逆説)
よく「もっと伝わる発信をしたい」と悩む人がいます。でも実は、 「全員に伝えよう」とするほど、伝わりにくくなる という paradox(逆説)があるんです。
例えば、発信の内容を「誰にでもわかるように」と曖昧にすると、
✅ 本当に届けたい人には響かなくなる
✅ 核心がぼやけて、印象に残らない
✅ 結局、何を伝えたいのかが伝わらなくなる
だからこそ、 伝えたい相手を明確にすることが大事 です。
「この発信は、○○な人に届けばOK」「批判されても、それはターゲットではないから気にしない」
こういう割り切りを持つことで、発信の軸がブレにくくなります。
「発信=人を選ぶこと」 と心得る
発信は、「万人に向けたもの」ではなく「特定の人に向けたもの」です。
✅ 副業初心者に向けた発信なら、初心者にだけ伝わればOK
✅ 起業家向けの発信なら、起業家にだけ届けば十分
✅ 全員に響かなくても、必要な人に届けばそれでいい
これは ビジネスでも同じこと です。
たとえば、高級ブランドのバッグは、「みんなに買ってほしい」とは思っていません。
✅ ブランドの価値を理解し、欲しいと思う人にだけ買ってほしい
✅ そのターゲットに合ったメッセージを発信する
これと同じように、 発信も「誰に届けるか」を明確にすることが大切 です。
「発信をやめる理由はどこにもない」
多くの人が
「批判されるのが怖い」
「伝わらないのが辛い」
という理由で発信をやめてしまいます。
でも、それって 本当にもったいないこと です。
✅ 批判がある=発信が届いている証拠
✅ 意見が割れる=それだけ強いメッセージを発している証拠
✅ 何も言われない=誰にも届いていない状態が一番危険
「何を言っても批判はある」 これは変えようのない事実です。
でも、それを恐れて発信をやめると、
あなたの届けたい相手にも届かなくなる んです。
だからこそ、
「伝わらないのが当たり前」
「でも伝え続けることで届く人がいる」
という意識で発信を続けてほしい。
あなたの発信は、 どこかで誰かの役に立っている んです。
だから、発信をやめる理由なんてどこにもない。
今日のコラムが、あなたの発信活動に少しでも役立てば嬉しいです。
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