オンラインカジノの利益は確定申告が必要? 課税対象になる条件とは。
竜太朗
初めましての方も、そうじゃない方も、こんにちは、こんばんは、竜太朗です!
突然ですが、オンラインカジノで収入を得た際、課税対象になる場合があることはご存じでしょうか?
今回は、確定申告が必要になるケースや節税対策、確定申告の方法を全て説明していきます。検索してもなかなか解決できない点もあるかと思うので、ぜひご参考ください。
💡オンラインカジノで稼いだお金は「一時所得」
通常、パチンコや競馬などで利益を得たとしても確定申告するなんてことはまずありませんよね。では、なぜオンラインカジノは課税対象になるのでしょうか。
実のところ、オンラインカジノに限らずギャンブルで得た勝利金は全て「一時所得」となり、課税対象ではあります。
ただし、基本的にギャンブルで得た勝利金は直接的に現金で支払われるので、税務署が把握しきれないという理由から、確定申告をしなくてもとやかく言える人がいないんです。
それとは逆にオンラインカジノの場合、勝利金を現金で受け取る場合は最終的に銀行口座へ振り込まれる形となります。
そのため、履歴がしっかりと残されるので、税務署側で資金の流れについて確認ができ、誤魔化すことができないのです。
個人的には税金なんて何に使われるかわかったもんじゃないので払いたくないんですけど、日本にいる限りは払わなきゃいけないんですよね。
💡確定申告が必要になるケース
一時所得は、年間50万円までは特別控除をしてくれます。例えば、オンラインカジノの勝利金が年間で50万円を超えさえしなければ、基本的に確定申告の必要はないのです。
加えて、会社勤めをしているなら「給与以外の所得が20万円の場合には、確定申告しなくてもいい」という規定もあります。また、給与以外の一時所得の課税金額は「一時所得÷2」で計算するため、実際には「給与以外の40万円の場合」と置き換えることもできます。
つまり、年間の勝利金50万円 + 40万円 = 90万円を超えなければ、確定申告の必要はないのです。
注意⚠️
ここにある勝利金50万円というのは、あくまで勝利金だけでの計算になります。
「勝利金 - 損失」ではないので注意しましょう。
💡オンラインカジノの課税金額・所得税の計算方法
オンラインカジノの税金の基本的な計算式は以下の通りです。
一時所得 = 総収入( - 支出)- 特別控除額(最高50万円)
課税一時所得 = 一時所得 ÷ 2
では実際に、オンラインカジノの収支を例に計算していきましょう。
※ ここでは計算をわかりやすくするために、所得税率は5%とし、他の所得や所得控除はないものとしています。
Aさんのオンラインカジノ明細 ↓
日付 | ベット金額 | 獲得金額 | 利益 |
4月10日 | 10万円 | 50万円 | 40万円 |
5月10日 | 10万円 | 30万円 | 20万円 |
6月10日 | 30万円 | 60万円 | 30万円 |
7月10日 | 20万円 | 10万円 | 損失10万円 |
ここでの実際の利益は、40万円 + 20万円 + 30万円 - 10万円 = 80万円ですが、税金の計算上はこの損失分「-10万円」は省略されてしまいます。
そのため、Aさんの具体的な所得税の計算は次のとおりです。
利益 = 40万円 + 20万円 + 30万円 = 90万円
一時所得 = 90万円(総収入) - 50万円(特別控除額)= 40万円
課税一時所得 = 40万円(一時所得)÷ 2 = 20万円
所得税 = 20万円(課税一時所得) × 税率5% = 1万円
💡絶対に税金を払いたくない人のための節税対策
「せっかく稼いだお金をなぜ国に納めなければならないんだ!」と思った方も多いでしょう。
一円たりとも国にくれてやるもんか、という方は節税対策をすることで納税を未然に防ぐことができます。
節税の方法は以下の2つ。
- 勝利金が50万円以上にならないようにする
- 50万円以上出金しない
上述した通り、オンラインカジノでの勝利金が50万円以上にならなければ特別控除が適用されるため、税金を納める必要はありません。
ただし、スロットなどは良きせぬ大当たりなどがあるため、コントロールするのが難しい面があります。
万が一50万円以上勝った場合は、出金する金額で調整をすると良いでしょう。
オンラインカジノでの勝利金は、出金申請さえしなければオンラインカジノ内に入ったままとなります。
税務署側が確認できるのは銀行口座に振り込まれた金額が主となるため、オンラインカジノ内に入ったままの勝利金までは把握しきれません。
しかし、これも「現状は」という枕詞がつきます。
絶対に確定申告をしなくても良い、とは言い切れないので、個人的にはしっかりと納税することをおすすめします。
💡税金のかかる時期・申告時期
世間的に、会社員であれば企業側が税金関係の処理を全てしてくれますが、オンラインカジノの勝利金はプレイヤー個人の収入のため、必ず自分自身で確定申告をし、納税する必要があります。
税金は、その年の1月1日から12月31日までの収入にかかります。そして、その翌年の2月16日から3月15日の間に確定申告をすることとなります。
ここで注意したいのが、面倒だからといって先延ばしにするのはやめましょう。誰もがあなたと同じ考えです。
僕も最初の年は3月15日最終日に税務署へ行きましたが、この世の終わりかと思うほど混雑していました。
できれば2月15日〜20日くらいまでに行くことをおすすめします。
💡確定申告に必要な書類
確定申告を行う際、必要となる書類は以下のとおりです。
- 源泉徴収票(会社員の場合、年末年始ごろに企業から受け取ります)
- 支払調書(年末年始ごろに、オンラインカジノ側から受け取ります)
- 経費の領収書(所得が300万円以下の場合は不要です)
「支払調書」に関しては、オンラインカジノに直接問い合わせをして受け取るか、もしくは自分で収支明細をプリントアウトするか、自分で帳簿をつけたものでも基本的には問題ありません。ただ、できればオンラインカジノから受け取ったものの方が確実かと思われます。
上記の書類を用意した後は、通常通り確定申告を行うだけです。
始めての方はどうしても難しく捉えがちですが、不明点などは税務署の方に直接聞けば全て教えてくれるので安心してください。僕も1億回くらい質問しました。
💡会社が副業禁止? 会社にバレない方法
日本の企業が副業を完全に禁止とするのは違法なので、最近ではかなり減ってきてはいますが、就業規則で「副業を禁止とする」というような条文を置くことまでは、今のところ法律上問題ありません。
そのため、未だに副業したら面倒なことになる頭の固い会社は存在します。
そんな方が十分に気を付けておきたい点は、確定申告書の2面【給与所得者がその他の所得にかかる住民税の徴収方法】という欄にある【自分で納付(普通徴収)】にチェックを入れること。
ここにチェックをつけ忘れると住民税徴収票が会社に届くため完全にバレます。
逆に言うと、チェックさえ入れておけば自宅に届くようになるので、会社員の方は必ずチェックするようにしてください。
💡まとめ
今回はオンライカジノの確定申告について、詳しく説明しました。
稼いだことを誤魔化して納税から逃れるのは「脱税」とみなされ、違法となります。気づいたら法律違反を犯していた、なんてことがないように、自らの収支は自らつけるようにしておきましょう。
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