SAKURAです。
いまの働き方を続けたままで、来月の収入が自然に増えるイメージは持てていますか。
一枠ごとに時間を切り売りする形では、予約が埋まらない日があるだけで数字は揺れます。
値上げにも限界があって、人気の人でさえ単価を大きく上げにくい世界です。
そして、ライバルは日々増えます。
口コミが育つ前に価格競争に巻き込まれ、疲れてしまう人も多いです。
私が今日お話ししたいのは、鑑定や単発セッションをやめることではありません。
やり方を少しずらして、収入の柱を「時間」から「仕組み」に移すことです。
仕組みといっても難しいことはしません。
あなたがすでに持っている占いの知識やスピリチュアルの視点を、教える形と長期サポートの形に並べ替えるだけです。
たとえば、自己理解に特化した占星術の小さな講座を用意します。
1回で終わらない、3週間から8週間の短いカリキュラムにして、週1回のオンラインで伴走します。
受講生は録画でいつでも復習でき、あなたは同じ内容を繰り返し教えるのではなく、回を重ねるほど準備の負担が下がっていきます。
ここに、あなた専用のGPTs(オリジナルAIアシスタント)を添えます。
受講生が「今日のリーディングの振り返り」や「課題の書き方」でつまずいたら、そのGPTsが質問に一次対応します。
あなたの時間が空き、受講生は待たされずに前に進めます。
この小さな仕組みだけでも、単発セッションだけの毎日から、予測できる継続収入へと空気が変わります。
講座にははっきりしたコンセプトを置きます。
「誰の」「どんな悩み」を「どうやって」軽くし、「どんな日常」を取り戻すかを言葉にします。
「占星術を教えます」ではなく「人間関係で消耗しやすい人が、自分の気質を知って楽に働くための占星術基礎」みたいに、具体的にします。
コンセプトが明るい灯台になり、必要な人に一気に届きます。
次に、長期サポートを設計します。
3ヶ月の伴走プログラムで、毎週のオンライン面談と、軽いチャットサポートを組み合わせます。
ここにもGPTsを入れます。
セッションの宿題を出すときに、テンプレートの作成や言い換えの提案をGPTsに任せれば、あなたは核心の対話に集中できます。
価格は単発の寄せ集めではなく、期間でのパッケージに変えます。
受講生は「迷わず続けられる安心」を買い、あなたは毎月の見通しを持てます。
もちろん、いきなり大きな講座や高額のサポートを出す必要はありません。
最初は、無料の体験ワークショップを1回開くだけで十分です。
そこで得た質問や反応をもとに、2回構成のミニ講座を作ります。
録画と配布資料を残し、次回からは準備の9割が再利用できます。
配布資料はGPTsで下書きを作り、あなたの言葉で整えます。
難しいツールは使いません。
必要なのは、Zoomとスライド、そしてあなたの内容に合わせて作った簡単なGPTsだけです。
この3点がそろえば、単発の鑑定に加えて、教える柱と伴走の柱が立ちます。
柱が増えると、収入の波がゆるやかになります。
日によって浮き沈みする「1時間いくら」の世界から、月単位で安定する世界へ移れるからです。
そして、教えることで、以前のあなたのように悩む人が早く楽になります。
「自分なんかが教えていいのかな」という声が聞こえてきそうですが、教える相手はベテランではありません。
数週間前のあなたです。
「用語がむずかしくてつまずいた自分」や「リーディングの順番が分からなかった自分」に向けて、道順をひらがなで貼り直すだけです。
それなら、今日から始められます。
大切なのは、いちどで完璧にしようとしないことです。
小さく作って、話して、反応を聞いて、直す。
この繰り返しが、もっとも速い近道です。
高いコンサルや教材に頼らなくても、あなたの現場で得た気づきがいちばん強い武器になります。
GPTsは、その武器を整え、広げ、つなぐための相棒です。
あなたの代わりに資料の骨子をつくり、体験会の台本を下書きし、よくある質問に答える練習相手になります。
あなたはコアの対話に集中できます。
この先にあるのは、予約の有無に毎日揺さぶられない働き方です。
同じ時間で、より深く人を支え、あなた自身のエネルギーも守れる働き方です。
そして、必要としている人に真っ直ぐ届く、あなたの言葉そのものです。
ここからは、鑑定や単発セッションに加えて「教える」と「長期サポート」を柱にするための全体像をお話しします。
やることはシンプルです。
目的を決めて、コンセプトを固めて、小さく形にして、反応で直します。
その流れを支えるために、あなた専用のGPTsをいちから優しく作ります。
むずかしい設定は不要です。
最小構成で動かし、必要なときに少しずつ賢くします。
目次
第1章 土台づくりと目的の言語化
第2章 コンセプト設計と受講生像の明確化
第3章 商品設計(教える形と長期サポート)
第4章 価格・プラン・提供範囲の決め方
第5章 集客導線(体験会 → ミニ講座 → 本講座)
第6章 ゼロからのGPTs構築と運用のやさしい手順
第7章 販売準備(スライド・LP・申込フォーム)
第8章 体験会の台本と成約までの会話設計
第9章 受講生の成果設計と伴走オペレーション
第10章 拡張戦略(録画講座・メンバーシップ・紹介)
第1章 土台づくりと目的の言語化
最初にやるべきことは「土台づくり」です。 これはビルの基礎工事のようなもの。しっかり作らないと、後からどれだけ立派な柱や屋根を乗せても崩れてしまいます。
ここでは「なぜ自分は占いやスピリチュアルを仕事にしたいのか」を、はっきりと言葉にしていきます。 ただ「収入を増やしたい」だけでは弱くて、日常の行動を続ける力にはなりにくいんです。
1.「やめたい疲れ」と「続けたい喜び」を書き出す
まずは紙を一枚用意してください。 縦に線を引いて、左側には「やめたいこと」、右側には「続けたいこと」を書いていきます。
たとえば「やめたいこと」にはこんな内容が出てくるかもしれません。
- 毎回のセッション準備に時間がかかる
- 予約が入らない日は不安になる
- SNS投稿を頑張ってもなかなか集客につながらない
- 単価が低くて、件数を増やさないと収入にならない
一方で「続けたいこと」には、こういうものがあるはずです。
- お客さんの顔が明るくなる瞬間に立ち会える
- 自分の言葉で人を励ませる
- 占いやスピリチュアルの知識を話すと相手が喜んでくれる
- 誰かの役に立つ実感を持てる
この2つを並べて書くと、「何を減らして、何を増やせばいいか」が自然に見えてきます。