人間関係リセットボタン
うちはサスケ
現代では、人間関係をあっさりと終わらせる人が増えた。
LINEのブロック機能をまるで
「リセットボタン」
のように使い、ボタン一つで関係を断ってしまう。
みなさんもブロックとまでとはいかなくても、仲の良い人に自然と距離を置かれた経験ありませんか?
僕はこんなにも簡単に人間関係を終わらせてしまう人が多い現状を、とても寂しく感じている。
一体なぜ、このような人が増えているのだろうか?
僕なりに理由を考えてみたので、気になる方は是非最後までお付き合いください。
1. ガラスのハートを抱えた現代人
より深い人間関係を築くには、お互いの本音を語り合うことが不可欠。
何か相手に嫌なことをされたり、衝突した時にモヤモヤした思いをすることは長期的な関係性を築いていくと起こる確率が上がる。
お互いにモヤモヤした気持ちを抱えたまま表面的な付き合いを続けても、どこか居心地の悪さを感じてしまい、距離を置く原因となってしまう。
この問題は、お互い腹を割って本音で話し合うことでしか解決できない。
「この前〜されたことが嫌だった。俺も〜な部分あったと思うからそこは申し訳ない。」
といったような話し合いをすることによって不満が解消され、関係性が深くなっていく。
だから人と深い関係性を築く上で、話し合いは必要不可欠なのだ。
にも関わらず、特に若い世代ではこのような本音での話し合いを苦手とする人が多い。
その原因の一つとして、ストレス耐性の低さが挙げられる。
嫌なことがあったとしてもスマホをぼーっと眺めるだけで思考停止できる現代。
楽な方に逃げるための便利なものが溢れすぎている。
昭和時代のように、厳しいことを言ってくる大人も減った。
そういう人は社会的に非難されて弾圧される時代だからだ。
何かを自分自身の力で必死に頑張った経験を持つ人も少ない。
それ故に何か困難や失敗に直面した時に乗り越える力がとにかく低い。
まさにガラスのハートなのだ。
ストレス耐性が低いために、
「疲れる話合いはしたくない、気楽に生きたい」
という気持ちが先行し、自分の気持ちを伝えられないまま関係が終わってしまうのだ。
2. 簡単に「次」が見つかる時代
が見つかる時代
SNSが発達した現代では、マッチングアプリやインスタグラム、Xなどで簡単に人と出会うことができる。
「この人との関係が終わっても、代わりなんてすぐに見つかる」
そう考えてしまう人が多い。
そのため、目の前の人と関係を築くことにコストがかかる場合、
「めんどくさいしいいや」
とすぐに次の人を探し、関係性を終わらせてしまうのだ。
3.僕が感じていること
現代で人間関係をあっさりと終わらせてしまう人が増えた理由は上記の二つというのが僕の見解だ。
現代の人間はまるで消耗品であるかのように人との関係性を終わらせる。
合わないと思ったらポイッ、面倒になったら関係性をリセット。
そんな関係の築き方、寂しいと感じませんか?
僕はこの現状をとても悲しく思う。
そして同時に、
「自分はそんな風にはなりたくない」
と強く感じます。
もちろん、誰とでも無理に仲良くする必要はない。
でも、関わりたいと思う人との関係なら簡単に諦めたくない。
なぜなら、
そんなことを繰り返していたら最終的に自分自身が孤独になってしまうから。
また、表面的な関係しか築けなくなってしまう。
本当に困った時に頼れて心の底から信頼できる人。
そんな深い関係こそが、人生における本当の財産だと僕は思う。
ご一読ありがとうございました。