“生きづらさ”は選択させられている

“生きづらさ”は選択させられている

蓮見セイ

蓮見セイ

「日本人は特に“いじわる”である」ことが90年代に科学的に証明されていたようです。

1997年にティモシー・ケイソン、西條辰義、大和毅彦、横谷好らにより論文として発表された実験です。同様のゲームを日本の筑波大学と都立大学、アメリカの南カリフォルニア大学(USC)とパーデュー大学で実施し、その結果を比較しました。 この実験では金額を拠出する前にまず投資への「参加/不参加」を選び、それを表明するというルールも追加されました。こうすることで、相手が不参加で、自分が参加となった場合、参加者は自分の拠出する金額を抑えることで相手のリターンを削れるというまた別のスパイト行動が見られるようになります。 そこで得られたのが“日本人の方がアメリカ人に比べて顕著にスパイト行動を選びやすい”とうデータです。最初の5回までで、自分がひとりだけお金を出すことになったとき、参加者がほかの不参加者の利益を下げるためスパイト行動を選んだ(先の例の場合9ドル以下の投資額を選んだ)割合はUSCでは12%なのに対し、筑波大学では63%でした。同じ傾向は都立大学/パーデュー大学の間でも見られたといいます。 その後の実験でカナダ人や中国人など他国と比較しても日本人は顕著にスパイト行動を選ぶ人の割合がおおいことが明らかになりました。  “日本人は特にいじわる”とデータが証明?行動経済学が明かす「スパイト行動」https://data.wingarc.com/spiteful-behavior-33866

“自分が損をしてでも相手の足を引っ張る”というスパイト行動は、例えば

「公務員は給料を貰いすぎている」

「困窮生活を余儀なくされたのは個人に責任がある」

「お前の状況が大変(不幸)なのはお前が“そのような選択”をしたからである」

という自己責任論にも繋がっていると考えています。

公務員が給料を貰い過ぎていることが問題なのではなく、民間の給料や待遇が低すぎることから目を背けています。

困窮生活を余儀なくされているのは、行政の支援制度が見えていない場合や、制度を利用する過程が複雑過ぎたり条件が厳しかったりすることが根本の原因であることが多いです。よって個人の責任ではありませんし、突然病気や怪我に見舞われることだってあります。

原因の多くが政治の失敗であるなら、本来政府や自治体に怒りを向けるべきところを個人の選択に矮小化し、「俺が損してるのにお前だけが得なのは許さない」という意地の悪い感情が同調圧力を生んでいるのです。

特に戦時中の体験を聞いていると、このスパイト行動は顕著だったように感じます。

だから「本当はこんなことしたくないけれど、参加しないといじわるされるから、あるいは蹴落とされたりハブられたりするから」という思いで仕事や人間関係をやめられなかったり、適切な距離を保てないという人々は後を絶ちません。

そして追い詰められた結果どうなるのかといえば、 引きこもるしかないわけです。

それ以外に選択肢が見つからないのです。

1人の時間がいくら好きでも、気分転換で外に出たくなるときだってあります。けれども今や公園にもベンチは少ない、外でお金を使わずにぼーっと過ごすこともできなくなってきています。 「金がないなら何もするな」とでも言わんばかりです。

しかもそれは他の国よりも突出しているのです。恋愛関係や人間関係に悩むのは当然ですし、なかなか収入が上がらず生活の質が改善されないのなんて当たり前なのです。

あなたの波動が低いわけでもなく、あなたの前世が悪いわけでもなく、何か良くないものが憑いているからでもありません。 (霊障がゼロだと言う気もないが)

良い未来を引き寄せたい気持ちも理解します。けれども四柱推命的に言うならば、日干が弱くなっているときや大運の吉凶次第で、引き寄せられる結果などいかようにも変わります。

ですから「私には引き寄せ力がないんだ…」ではなく、引き寄せたと豪語する人の運勢がそのときたまたま良かっただけなのだと断言してもいいくらいです。そのとき波に乗れていたからできたことを“成功法則”といって売り出しているのが、大体の自己啓発本の正体です。

あなたができなくて当たり前です。その人の運勢の流れとあなたの運勢が同じなわけないのですから。 あなたの成功法則はあなたにしかありません。それを解析しようというのが四柱推命やインド占星術なのです。

Twitterなどの主流のSNSに誹謗中傷が目立つのも、6割の日本人が意地悪なのだから、大きなSNSに集中するのは当然です。

これで何故あなたが生きづらいのか少し理由が分かったのではないかと思います。 人を思いやれる残りの4割の人たちを探す他ないのです。実際に出会わなくていいけれども、どこかで支えてもらう人を見つけるために私は四柱推命、インド占星術、中国風水を使っていきたいと考えています。

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この記事のライター

蓮見セイ

玄空飛星派風水、四柱推命、インド占星術、タロット。ココナラ、STORESでチャット・メール鑑定をしています。

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