ひろしです。
このTipsでは日本語で画像生成AI写真集(Kindle)を出版する方法をご紹介していきます。
難しいことはありません。18歳以上の方であれば、以下の方法で簡単にKindle本を出版できます。
Kindle Direct Publishing(KDP)のアカウント作成は簡単です。普段お使いのAmazonアカウントでログインし、指示に従って情報を入力していけばアカウント作成は終了です。税関係の情報の登録が多少面倒だと感じますが、収入にかかわることなので仕方ないですね。
さて、本体ともいうべき画像生成ですが、私はSeaArtを使って画像生成をしています。Stable Diffusionだと私の普段使っているパソコンのスペックでは足りませんでした。最初はStable Diffusion onlineで画像生成をしていたのですが画像生成に失敗することが多く、継続してSNSに投稿したり、写真集を作成するほどの画像を作り出すことができないと思い、SeaArtに切り替えました。SeaArtは18歳以上なら利用可能です。
Stable Diffusionと比較した際のSeaArtのメリットは、やはり日本語でプロンプトが書けるという点だと思います。初めて画像生成する際に、自分の思いついた言葉でプロンプトが書け、思った通りの画像ができあがった時の喜びはなかなかのものです。Stable Diffusionでも翻訳ソフト使えばある程度プロンプトは書けますが、翻訳ソフトも完璧に訳してくれはしないので、日本語対応は大きいです。
Stable Diffusionと比較した際のSeaArtのデメリットは、一日に画像生成できる枚数が、ポイントという形で制限されている点です。無料で使えるのですが、そのプランだと一日100枚程度の画像生成が限度です。裏技がないわけではないのですがそれはのちのちTipsで書いていきたいと思います。
モデルを使用する際は商用利用が可能かチェックをしておいてください。皆さんを問題に巻き込みたくないのでここは強調しておきます。
本体の画像ができあがったらこれを本の形にしていきましょう。私はAmazonが推奨しているkpfファイルでKindle本を作成しています。
…「kpfファイルって何?」って方もいらっしゃると思うので解説しておきます。kpfとはKindle Package Formatの略です。要はKindle用のファイルです。推奨されるのも当然ですね。他のファイルと比べたときのKindle本出版におけるメリットは電子書籍の原稿ではどのようなファイル形式がサポートされていますか? (amazon.co.jp)にまとめられています。
上のリンクに書いてあるように、Kindle Createを使ってkpfファイルを作る際のデメリットは日本語でのサポートがなされていない点です。日本語の本は作成できません。
…でも考えてみてください。私たちが出版しようとしているのは写真集です。言葉が関係しませんよね?だったらせっかくなら推奨されたkpfファイルで本を作ろう、というのが私のスタンスです。
Kindle Createをダウンロードしてもらったら「Create new」→「Choose」→「COMICS」→「Continue」→ファイルを選択→「Open」→「Export」の順に選んでください。
画像はpdfファイルかjpgファイルに対応しています。SeaArtでできた画像をそのまま保存するとpngファイルなので変換しておく必要があります。また、なぜかは分かりませんが、対応しているはずなのに、jpgファイルで作ろうとすると読み込まないときがあります。そういうときはpdfファイルに変換してみてください。
これでkpfファイルが出来上がりました。あとはKindleに登録して審査を受けるだけです。KDPにログインして頂いて「電子書籍または有料マンガ」を選んで指示に従って情報を入力していってください。
「キーワード」には何を入れるべきかですが、Amazon内で検索をかけようとしたら上位に出てくるワードを入れればとりあえず大丈夫だと思います。
Kindle Unlimitedでタダで読んでもらうためにはKDPセレクトにチェックです。実際、私は現在、Kindleの売り上げのうち8割くらいがKindle Unlimitedで無料で読んでもらった際の収入です。
無料で読んでもらってなぜ収入が発生するのかとお思いでしょうが、ご存じの通り、Kindle Unlimitedで無料でKindle本を読む方はそもそもお金を払っています。それを、Kindle本を読んでもらった著者に分配するというイメージでしょうか。私の売上を見る限り、読んで頂いたページ1ページあたり0.4~0.5円が入ってきています。
しかも写真集なので本文に言葉は要りません。Amazonで販売出来るので世界中から売上があります。私もスペインで売上があったとき驚きました。
以上、日本語で画像生成AI写真集(Kindle)を出版する方法でした。これからもTips書いていこうと思うのでよろしくお願いします。