第1章|Google スプレッドシートとは?なぜ今、多くの人が使っているのか
「Excelは使ったことがあるけど、Google スプレッドシートはよく分からない。」
「名前は聞いたことがあるけれど、何が便利なの?」
そんな疑問を持っている方は少なくありません。
近年、多くの企業や学校、個人事業主がGoogle スプレッドシートを利用するようになりました。
以前は表計算ソフトといえばExcelが一般的でしたが、クラウドサービスの普及とともに、Google スプレッドシートを使う場面が急速に増えています。
では、なぜここまで利用者が増えているのでしょうか。
この章では、Google スプレッドシートとはどのようなサービスなのか、Excelとの違い、そしてどのような人に向いているのかを分かりやすく解説していきます。
Google スプレッドシートとは
Google スプレッドシートは、Googleが提供している無料の表計算ソフトです。
インターネット環境があれば、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットからでも利用することができます。
見た目はExcelによく似ています。
セルに文字や数字を入力し、表を作成したり、関数を使って計算したり、グラフを作成したりと、多くのことができます。
しかし、大きく異なる点があります。
それは「クラウド上で管理される」ということです。
クラウドとは何か
「クラウド」という言葉を聞いたことはあっても、難しく感じる人も多いでしょう。
簡単に言えば、
「インターネット上にデータを保存する仕組み」
です。
以前は、作成したExcelファイルを自分のパソコンへ保存していました。
しかしGoogle スプレッドシートでは、Googleアカウントにデータが保存されます。
そのため、
・パソコンが壊れてもデータが残る
・別のパソコンから開ける
・スマートフォンでも編集できる
というメリットがあります。
保存場所をUSBメモリにする必要もありません。
保存ボタンが存在しない
初めてGoogle スプレッドシートを使う人が驚くポイントがあります。
それは、
保存ボタンがない
ということです。
Excelでは作業が終わるたびに保存する人も多いでしょう。
しかしGoogle スプレッドシートでは、入力した内容が自動で保存されます。
文字を入力した瞬間に保存されるため、
「保存し忘れてデータが消えた」
というトラブルがほとんどありません。
これは非常に大きなメリットです。
Excelとの違い
Google スプレッドシートとExcelは非常によく似ています。
そのため、
「結局何が違うの?」
と思う人もいるでしょう。
もちろんできることは似ていますが、考え方には違いがあります。
Excelはパソコンで作業することを前提に設計されています。
一方、Google スプレッドシートは、
「複数人で同時に作業する」
ことを前提に作られています。
例えば会社で売上表を管理する場合、
以前は一人ずつファイルを開いて編集していました。
しかしGoogle スプレッドシートなら、複数人が同時に同じ表を編集できます。
誰かが入力すると、リアルタイムで他の人の画面にも反映されます。
この仕組みは仕事だけでなく、学校のグループ作業や地域イベントの運営など、さまざまな場面で活用されています。
無料で使えることも大きな魅力
Google スプレッドシートはGoogleアカウントがあれば無料で利用できます。
特別なソフトを購入する必要はありません。
もちろん有料プランもありますが、多くの個人利用であれば無料版だけでも十分活用できます。
家計簿を作る。
タスク管理をする。
イベント参加者を管理する。
読書記録を付ける。
このような使い方であれば、不自由を感じることはほとんどありません。
個人でも仕事でも活躍する
Google スプレッドシートは仕事だけのツールではありません。
例えば、
・毎月の家計簿
・旅行の計画表
・献立表
・勉強スケジュール
・資格試験の進捗管理
など、日常生活でも幅広く活用できます。
一方で仕事では、
・顧客管理
・売上管理
・在庫管理
・勤怠管理
・タスク管理
・アンケート集計
など、多くの業務で利用されています。
一つのソフトを覚えるだけで、仕事にもプライベートにも活かせるのは大きな魅力です。
Googleサービスとの連携が強い
Google スプレッドシートの強みは、Googleの他サービスと簡単に連携できることです。
例えば、
Googleフォームで集めたアンケート結果を自動で表にまとめたり、
Googleドライブに保存したり、
Googleカレンダーと組み合わせてスケジュールを管理したりできます。
一つひとつは便利なサービスですが、組み合わせることでさらに作業効率が上がります。
AI時代だからこそ価値が高まっている
最近ではChatGPTなどのAIサービスと組み合わせて利用する人も増えています。
例えば、
「この売上表を分析して」
「このデータを見やすく整理して」
「関数を作ってほしい」
とAIへ相談しながら作業を進めることも可能です。
以前は専門知識が必要だった作業も、AIを活用することで初心者でも挑戦しやすくなっています。
Google スプレッドシートは、AIとの相性が非常に良いツールの一つと言えるでしょう。
初心者でも心配する必要はない
「関数が難しそう」
「数字が苦手」
そんな不安を感じる人もいるかもしれません。
しかし安心してください。
最初から高度な機能を覚える必要はありません。
まずは、
文字を入力する。
表を作る。
色を付ける。
ここから始めれば十分です。
実際、多くの人も基本操作から覚えています。
使っているうちに、
「もっと便利にしたい」
と思ったタイミングで新しい機能を覚えれば問題ありません。
Google スプレッドシートはこれからさらに必要になる
働き方は年々変化しています。
テレワーク。
オンライン会議。
クラウドサービス。
AI。
こうした環境では、複数人でリアルタイムに情報共有できるツールの重要性がますます高まっています。
Google スプレッドシートは、その中心となるツールの一つです。
今のうちに基本操作を身に付けておけば、仕事でもプライベートでも役立つ場面は確実に増えていくでしょう。
この章ではGoogle スプレッドシートの基本的な考え方について紹介しました。
次章では、実際に画面を見ながら進めるイメージで、「新しいシートの作成方法」や「セルの使い方」「行・列の基本操作」など、初心者が最初に覚えておきたい基本操作を詳しく解説していきます。
