はじめまして。
数秘カウンセラーのサムです。
突然ですが、
あなたは何かを始めようとしたとき、
考えすぎて動けなくなったことは
ありませんか。
「やってみたい」
そう思っているのに、
いざ行動しようとすると、
次々と不安が浮かんでくる。
「もし失敗したらどうしよう」
「周りの人に笑われないかな」
「今の自分には、
まだ早いんじゃないかな」
考えれば考えるほど、
何が正しいのか
わからなくなってしまう。
そして結局、
今日も何もできないまま
一日が終わってしまう。
夜、布団に入ってから、
そんな自分を振り返って
ため息をつく。
「また今日も、
何もできなかった」
「どうして私は、
こんなに臆病なんだろう」
「もっと思い切って
行動できる人間だったら、
人生も違っていたのかな」
そんなふうに、
自分を責めてしまうことも
あるのではないでしょうか。
本当は、
何もしたくないわけでは
ないんですよね。
むしろ、
変わりたいという気持ちは
人一倍強いのかもしれません。
新しいことに挑戦したい。
今の自分から抜け出したい。
もっと自信を持って
生きられるようになりたい。
そう思っているのに、
どうしても最初の一歩が
踏み出せない。
そんな自分が、
もどかしくて仕方がない。
周りを見渡せば、
自分よりもずっと軽やかに
行動している人たちがいます。
やりたいことが見つかれば、
すぐに挑戦する。
失敗しても、
気持ちを切り替えて
次の行動に移る。
そんな人たちを見るたびに、
自分だけが同じ場所に
取り残されているような
気持ちになる。
そして、
いつの間にか
こう思うようになってしまうのです。
「慎重すぎる性格を
直さなければいけない」
「もっと行動力のある
人間にならなければいけない」
でも、
ここで少しだけ
考えてみてほしいのです。
慎重であることは、
本当に直さなければならない
欠点なのでしょうか。
すぐに行動できない人は、
本当に臆病なのでしょうか。
もしかすると、
あなたが嫌っているその慎重さには、
今まで気づかなかった
大切な役割があるのかもしれません。
今日は、
慎重すぎる自分を
責め続けてきたあなたに、
少し違った視点から
お話ししたいと思います。
読み終わる頃には、
今まで嫌いだった自分のことを、
少しだけ違った目で
見られるようになっていたら
うれしいです。

1.「すぐに行動できる人が偉い」という思い込み
行動できない自分を、臆病だと決めつけていませんか?
私たちは普段、
行動力のある人を
高く評価する傾向があります。
「思い立ったら、すぐ行動しよう」
「考えるより、まず動こう」
「成功する人は、
とにかく行動が早い」
こうした言葉を、
一度は耳にしたことが
あるのではないでしょうか。
もちろん、
行動することは大切です。
どれだけ素晴らしい
アイデアがあっても、
実際に動かなければ
何も変わらないことがあります。
新しい経験をすることでしか、
得られない学びもあります。
だからこそ、
行動力のある人が
評価されるのも理解できます。
しかし、
その一方で、
私たちは大切なことを
見落としているのかもしれません。
それは、
行動が早いことと、
行動が正しいことは
必ずしも同じではない。
ということです。
例えば、
転職を考えている人が
2人いたとします。
1人は、
今の仕事に不満を感じた瞬間、
すぐに退職を決断しました。
もう1人は、
転職先の仕事内容や収入、
自分の将来について
じっくり考えました。
情報を集め、
家族とも相談し、
何度も迷いながら
ようやく決断しました。
この2人を見たとき、
どちらが優れていると
言い切れるでしょうか。
最初の人には、
素早く決断して
新しい環境へ飛び込める
行動力があります。
一方、
2人目の人には、
将来のリスクを考え、
慎重に判断できる力があります。
どちらにも、
それぞれの良さがあるはずです。
ところが、
慎重な人ほど
自分の決断の遅さばかりを
欠点として捉えてしまいます。
「あの人はもう動いているのに、
私はまだ何もできていない」
「こんなに悩んでいる自分は、
きっと意志が弱いんだ」
そうやって、
自分の中にある慎重さを
否定してしまうのです。
でも、
少し考えてみてください。
あなたは本当に、
何もしていないのでしょうか。
頭の中では、
さまざまな可能性を考え、
失敗しないための方法を探し、
自分なりに答えを
見つけようとしているはずです。
それは、
外からは見えにくいかもしれません。
けれど、
何も考えずに
立ち止まっているわけではないのです。
まずは、
そのことを認めてあげてください。

早く決断することが、いつも正解とは限らない
私たちは、
決断に時間がかかることを
悪いことだと考えがちです。
しかし、
人生には慎重な判断が
必要な場面もあります。
例えば、
大きな買い物をするとき。
新しい仕事を始めるとき。
誰かと大切な約束をするとき。
勢いだけで決めてしまうと、
後から困ることもあるでしょう。
そんな場面では、
一度立ち止まって
物事を考えることが
自分を守ることにつながります。
もちろん、
すべての決断に
長い時間をかける必要はありません。
考えすぎることで、
せっかくの機会を
逃してしまうこともあります。
大切なのは、
何でも早く決めることでも、
何でも慎重に考えることでも
ないのです。
その場面に合った
判断ができること。
そして、
そのために慎重さが
役立つ場合もあるということです。
もし、
あなたが今まで
自分の慎重さを
欠点だと考えてきたのなら、
一度その見方を
変えてみてほしいのです。
あなたには、
立ち止まって考えるという
大切な選択肢があります。
それは、
決して恥ずかしいことでは
ありません。
2.あなたが「臆病」だと思っていた慎重さには、大切な役割がある
最悪の事態を想像できるのは、危険に気づけるから
慎重な人は、
何かを始める前に
さまざまな可能性を考えます。
「もし失敗したら、
どうしよう」
「思っていた結果に
ならなかったら?」
「何か見落としていることが
あるんじゃないかな」
そんな考えが、
次々と頭に浮かんでくる。
そのため、
自分はネガティブな人間だと
感じることもあるでしょう。
しかし、
別の角度から見れば、
それは危険や問題に
気づきやすいということでもあります。
例えば、
職場で新しい企画が
始まったとします。
周りの人たちが、
「きっとうまくいく」と
前向きに話している中で、
あなただけが
気になることを見つけました。
「もし予定が遅れたら、
どうするんだろう」
「この部分は、
もう少し確認した方が
いいんじゃないかな」
そんな疑問を持つことが
あるかもしれません。
周りから見れば、
少し心配しすぎているように
映ることもあるでしょう。
しかし、
あなたが気づいた問題によって、
大きな失敗を
未然に防げる可能性もあります。
誰もが前だけを見て
進んでいるときに、
足元の危険に気づける人。
それは、
組織やチームにとって
大切な存在になり得ます。
もちろん、
慎重な人が必ず
危険を予測できるわけでは
ありません。
心配していたことが、
実際には起こらない場合も
たくさんあります。
それでも、
物事のリスクに
目を向けられることは、
さまざまな場面で
役立つ性質なのです。
あなたが今まで
「心配性で嫌だな」と
思っていた部分にも、
そんな役割があるのかもしれません。

何度も確認するのは、物事を大切に扱っているからかもしれない
慎重な人は、
何度も確認をすることがあります。
仕事でメールを送る前に、
文章を繰り返し読み直す。
誰かと約束するときには、
日時や場所を
念入りに確認する。
大切なことを決める前には、
必要な情報がそろっているか
確かめようとする。
そんな自分を、
「細かすぎる」
「考えすぎる」
と感じることもあるでしょう。
しかし、
その行動の裏側には、
丁寧さや責任感が
隠れている場合があります。
例えば、
大切な人に
プレゼントを選ぶ場面を
想像してみてください。
相手は何が好きなのか。
どんなものなら
喜んでくれるのか。
すでに同じものを
持っていないだろうか。
そんなことを考えて、
なかなか決められない。
自分では、
優柔不断だと
感じるかもしれません。
けれど、
その迷いの中には、
相手に喜んでほしいという
気持ちがあるのではないでしょうか。
もちろん、
慎重な行動のすべてが
優しさや責任感から
生まれるわけではありません。
失敗への不安が強くて、
確認を繰り返してしまう場合も
あるでしょう。
ただ、
ここで知ってほしいのは、
同じ行動でも
見方によって意味が変わる
ということです。
何度も確認する自分を、
ただ面倒な性格だと
決めつける必要はありません。
その丁寧さによって、
助かっている人が
いるかもしれないのです。

慎重さが苦しくなるのは、慎重であること自体が原因とは限らない
ここまで、
慎重さが持つ
さまざまな役割について
お話ししてきました。
ただし、
慎重であればあるほど
よいというわけではありません。
慎重さによって、
苦しくなってしまうことも
あるからです。
例えば、
新しいことに挑戦したいのに、
失敗する可能性を
考え続けてしまう。
準備が十分ではないと感じて、
いつまでも始められない。
何度確認しても、
本当に大丈夫なのか
不安が消えない。
こうした状態が続けば、
毎日の生活が
つらくなってしまいます。
しかし、
そんなときに必要なのは、
慎重な性格を丸ごと
否定することではありません。
慎重さが役立つ場面と、
慎重さによって
苦しくなる場面を
分けて考えることです。
例えば、
大切な契約を結ぶ前に
内容をしっかり確認することは、
自分を守る行動になります。
一方で、
日常の小さな選択にまで
完璧な正解を求め続ければ、
心が疲れてしまうでしょう。
同じ慎重さでも、
場面によって
働き方が違うのです。
だからこそ、
自分を責める前に、
一度考えてみてください。
今の慎重さは、
自分を助けてくれているのか。
それとも、
自分を苦しめているのか。
この違いに気づくだけでも、
自分との向き合い方は
少しずつ変わっていくはずです。

3.慎重な自分を直すより、その慎重さを味方にしてみませんか?
「考えすぎ」を責める前に、自分が何を守ろうとしているのか考える
慎重すぎる自分に
嫌気がさしたとき、
試してほしいことがあります。
それは、
自分が何を恐れているのか、
少しだけ考えてみることです。
例えば、
人前で意見を言うことが
苦手だとします。
「間違ったことを
言ってしまったらどうしよう」
「周りの人に
変だと思われないかな」
そんな不安が浮かんで、
なかなか発言できない。
このとき、
自分を臆病だと
責めるのではなく、
こう問いかけてみてください。
「私は、
何を大切にしたいんだろう」
もしかすると、
周りの人との関係を
大切にしたいのかもしれません。
自分の意見を、
できるだけ正確に
伝えたいのかもしれません。
もちろん、
単純に失敗が怖いという
場合もあるでしょう。
どんな答えであっても、
それを無理に
否定する必要はありません。
大切なのは、
自分の行動を
少し丁寧に理解することです。
「私は臆病だから、
何もできない」
そう決めつけてしまうと、
自分の嫌いなところばかりが
目につくようになります。
けれど、
「私は失敗が怖いから、
十分に準備してから
行動したいんだな」
と考えれば、
次に何をすればよいのか
見えてくることがあります。
自分を責める言葉を、
自分を理解するための
問いかけに変えてみる。
それが、
慎重さと上手に付き合うための
小さな一歩になるのです。

大きな決断が怖いなら、小さな一歩から始めればいい
慎重な人にとって、
大きな決断は
強い不安を伴うことがあります。
転職する。
新しい仕事を始める。
興味のあることに挑戦する。
人生が変わるかもしれない
選択だからこそ、
簡単には決められないのでしょう。
そんなとき、
無理に大胆な人間に
なろうとする必要はありません。
最初から大きく動くのではなく、
小さく試してみればよいのです。
例えば、
転職を考えているなら、
いきなり今の仕事を
辞める必要はありません。
まずは、
気になる業界について
調べてみる。
求人情報を眺めて、
どんな仕事があるのか
確認してみる。
興味のある分野で
働いている人の話を
聞いてみるのもよいでしょう。
新しい趣味を始めたいなら、
最初から高価な道具を
そろえる必要はありません。
体験教室に参加したり、
手頃な道具で試したりして、
自分に合うかどうか
確かめてみる。
それだけでも、
立派な一歩です。
大切なのは、
不安を完全になくしてから
行動しようとしないこと。
慎重な人は、
十分な情報が集まれば
安心して動ける場合があります。
一方で、
どれだけ準備をしても
不安がゼロにならないことも
あるでしょう。
だからこそ、
小さく試しながら
必要な情報を集めていくのです。
行動することと、
慎重であることは、
決して矛盾しません。
慎重なままでも、
一歩を踏み出すことはできます。
そして、
その一歩は
誰かと同じ大きさである
必要もありません。
周りの人が
大きな挑戦をしていても、
あなたはあなたのペースで
進めばよいのです。
昨日までできなかったことが、
今日は少しだけできた。
それだけでも、
自分の変化を
認めてあげてください。

まとめ|慎重なあなたは、臆病な人間とは限りません
ここまで読んでくださり、
ありがとうございます。
最後に、
もう一度お伝えしたいことがあります。
慎重であることは、
それだけで欠点になるわけでは
ありません。
物事を丁寧に考えられること。
危険や失敗の可能性に
目を向けられること。
大切な決断を、
簡単に投げ出さずに
考えられること。
あなたが今まで
嫌ってきた慎重さには、
そんな役割があるのかもしれません。
もちろん、
慎重さによって
行動できなくなったり、
苦しくなったりすることも
あるでしょう。
そんなときには、
考え方や行動の仕方を
少しずつ調整していけば
よいのです。
自分の性格を
すべて変える必要はありません。
まずは、
自分の中にある性質を
正しく理解すること。
そして、
その性質が役立つ場面を
見つけていくこと。
そこから始めてみては
いかがでしょうか。
もし、
この記事を読んで、
「慎重さ以外にも、
自分が欠点だと思っている部分を
見つめ直してみたい」
「自分の性質について、
もっと深く知りたい」
と感じた方は、
こちらの記事も
参考にしてみてください。
『その欠点、実は才能です。数秘でわかる「自分を直さず活かす」生き方』

こちらでは、
数秘という自己理解の手法を使い、
自分が欠点だと思っている性質を
別の角度から見つめ直す方法を
ご紹介しています。
生年月日から自分の数字を出し、
その数字が示す性質を
自分自身と向き合うための
手がかりにしていきます。
さらに、
自分の特徴を日常生活や仕事で
どのように活かしていくか、
具体的な実践方法も
まとめています。
数秘の知識がない方でも、
読み進められる内容です。
自分の欠点を
直すことばかり考えてきた方は、
ぜひ一度ご覧ください。
あなたが嫌っている自分の中にも、
まだ気づいていない
大切な一面があるかもしれません。
これからは、
自分を責めるためではなく、
自分を理解するために
時間を使ってみてください。
慎重なあなたには、
慎重なあなたなりの
歩き方があります。
誰かのように
素早く動けなくても、
自分のペースで
進んでいけばよいのです。
今日という日が、
あなた自身を
少しだけ優しく見つめ直す
きっかけになれば幸いです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
数秘カウンセラー
サム
