頑張っているのに苦しい人へ。「努力不足」以外に考えてほしいこと

頑張っているのに苦しい人へ。「努力不足」以外に考えてほしいこと

サム

サム

もしあなたが今、

ちゃんと働いている。
サボっているわけでもない。
むしろ、人より気を遣っている。
頼まれた仕事も断らず、
失敗すればちゃんと反省している。

それなのに、

なぜか毎日が苦しい。

そんな状態なら、
この記事は少しだけ
あなたの見方を変えるかもしれません。

なぜなら、

あなたが今しんどい理由は、
「努力不足」ではない可能性があるからです。

むしろ逆です。

頑張れる人ほど、

「もっと頑張れば何とかなる」

という考えに縛られて、
自分を必要以上に
追い込んでしまうことがあります。

朝起きた瞬間から、
もう疲れている。

会社に着く前から、
帰りたいと思う。

仕事が終われば、
何もする気が起きない。

休日は、
寝ているだけで終わる。

それでも月曜日になれば、

「社会人なんだから」

と無理やり自分を動かす。

そして、
周りを見る。

普通に働いている同僚。

仕事をどんどんこなす人。

上司と楽しそうに話す人。

そんな人たちを見るたびに、

「なんで私は、
こんなことすら普通にできないんだろう」

と思ってしまう。

・もっと効率よく働かないと。

・もっとメンタルを強くしないと。

・もっとコミュニケーション能力を身につけないと。

・もっと我慢できるようにならないと。

・もっと。

・もっと。

・もっと。

そうやって自分に
足りないものを探し続ける。

でも、
少しだけ考えてみてください。

あなたは本当に、
努力していないのでしょうか。

それとも、

すでに十分頑張っているのに、

「頑張り方が足りない」

と思い込んでいるだけでしょうか。

ここを間違えると、

苦しい人ほど、
さらに自分を追い込むことになります。

だから今日は、

「もっと頑張る方法」ではなく、

頑張っているのに苦しいときに
一度考えてほしい、

別の可能性について書きます。

頑張っているのに苦しいなら、「もっと頑張る」の前に考えてほしいこと

真面目な人ほど「まだ努力が足りない」と考えてしまう

真面目な人には、
少し厄介なところがあります。

つらいことが起きたとき、
まず自分を改善しようとすることです。

▶仕事が遅い。
↪だったら、
もっと効率よくできるようになろう。

▶上司とうまくいかない。
↪だったら、
もっと相手に合わせよう。

▶人前でうまく話せない。
↪だったら、
もっとコミュニケーション能力を
身につけよう。 

▶疲れやすい。
↪だったら、
もっと体力をつけよう。

もちろん、
こうした考え方そのものが
悪いわけではありません。

むしろ、
成長するうえでは大切です。

でも、
ひとつ問題があります。

原因が自分以外にある場合まで、
全部自分の努力で解決しようとしてしまうことです。

たとえば、
仕事量そのものが多すぎる。

人間関係に
強い緊張を感じる環境で働いている。

自分には合わない役割を
長期間担当している。

本来そこまで必要のないことまで、
完璧にこなそうとしている。

こういう状況でも、

「私がもっとできる人になればいい」

と考えてしまう。

すると、
環境は何も変わらないまま、

自分にかける負荷だけが
増えていきます。

▶うまくいかない。

▶もっと頑張る。

▶それでも苦しい。

▶さらに頑張る。

そして、
いよいよ動けなくなった頃に、

「やっぱり私はダメなんだ」

と結論づけてしまう。

これ、
かなり苦しいループです。

でも本当は、

努力が足りなかったのではなく、

「努力を増やす」という解決方法しか
持っていなかっただけかもしれません。

頑張れる人ほど、自分の限界に気づくのが遅くなる

少し不思議ですが、

本当に頑張れない人より、
頑張れてしまう人のほうが
限界に気づくのが遅れることがあります。

しんどくても働ける。

嫌でも笑顔で対応できる。

疲れていても、
頼まれれば引き受けられる。

気が進まない仕事でも、
責任感で最後までやれる。

だから周りから見ると、
問題なく働いているように見えます。

本人も、

「まだ出勤できているし」

「もっと大変な人もいるし」

「みんなこれくらい普通にやっているし」

と考えてしまう。

そして、
苦しさをなかったことにしてしまいます。

でも、

表面上できていることと、

無理なくできていることは
まったく別です。

毎日仕事はできている。

でも、
家に帰ると何もできない。

休日はずっと寝ている。

日曜日の夕方になると、
急に気持ちが重くなる。

仕事中、
些細な一言を何時間も引きずる。

前は楽しめていたことに、
興味がわかなくなっている。

こんな状態なら、

「もっと頑張れるか」

よりも、

「なぜここまで消耗しているのか」

を見るほうが大切です。

頑張れることは、
強さのひとつです。

でも、

頑張れるからといって
無限に頑張っていいわけではありません。

報われない=あなたの能力不足、とは限らない

仕事をしていると、

結果が出ないときほど
能力不足に感じます。

・評価されない。

・昇進できない。

・仕事を覚えるのが遅い。

・人付き合いがうまくいかない。

・同僚より疲れやすい。

そんなことが続けば、

「自分は社会人に向いていないのかも」

と思ってしまうかもしれません。

でも、

同じ人でも環境が変わるだけで
驚くほど働きやすくなることがあります。

細かなルールが多い職場では
息苦しく感じていた人が、

裁量の大きい仕事に変わった途端、
どんどん力を発揮する。

電話対応では
毎日ぐったりしていた人が、

文章中心の仕事に移ったら
ほとんど苦にならなくなる。

一人で黙々と働くことが苦痛だった人が、

人と関わる仕事になったら
むしろ元気になる。

逆もあります。

つまり、

「仕事ができない」

という一言だけでは、
本当の原因はわからないのです。

何が苦手なのか。

どんな場所で消耗するのか。

どんな条件なら動きやすいのか。

そこまで見て初めて、
自分のことが少しずつ分かってきます。

同じ8時間働いても、なぜか自分だけヘトヘトになる理由

「できること」と「無理なく続けられること」は違う

私は、

「できる」という言葉には
少し注意が必要だと思っています。

人間は、
かなり多くのことを
無理してできてしまうからです。

・苦手な人とも話せます。

・嫌いな仕事もできます。

・気が乗らなくても、
期限があれば提出できます。

・本当は静かに働きたい人でも、
営業職として振る舞うことはできます。

・本当は変化が好きな人でも、
何年も同じ作業を続けることはできます。

だから、

「できているんだから向いている」

とは限りません。

大切なのは、

それをやったあと、
どれくらい自分が消耗しているかです。

同じ一時間の仕事でも、

終わったあとに
まだ余力が残っている仕事と、

終わった瞬間に
何も考えられなくなる仕事があります。

同じ人付き合いでも、

話したあと元気になる相手と、

30分一緒にいただけなのに
ぐったりする相手がいます。

この差は、
意志の強さだけでは説明できません。

人にはそれぞれ、

自然にできることと、
大きなエネルギーを使わないとできないことがあります。

ところが、
真面目な人ほど

「苦手なことこそ克服しなければ」

と思います。

そして、

すでに持っている得意な部分ではなく、

足りないと思っている部分に
ずっとエネルギーを注いでしまいます。

それで苦しくなっている可能性も、
一度考えてみてほしいのです。

苦しさは、頑張り方が自分に合っていないサインかもしれない


ここで、
少しだけ想像してみてください。

同じ靴を履いて
10キロ歩くとしても、

足にぴったり合った靴なら
それなりに歩けます。

でも、
サイズの合わない靴ならどうでしょうか。

歩くこと自体はできます。

我慢すれば、
10キロ歩けるかもしれません。

でも、
靴ずれができる。

足が痛くなる。

普段なら感じない疲労がたまる。

最後には、
歩くことそのものが嫌になる。

そんな状態で誰かに、

「もっと歩き方を練習したら?」

と言われても、
少し違う気がしますよね。

必要なのは、

歩き方を直すことではなく、

靴が合っているか
確認することかもしれません。

仕事も似ています。

苦しいとき、
私たちは自分の歩き方ばかり直そうとします。

・もっと仕事を早くしよう。
・もっと愛想よくしよう。
・もっと忍耐強くなろう。
・もっと空気を読もう。
・もっと積極的になろう。

でも、

そもそも履いている靴が
自分に合っていない可能性もあるのです。

もちろん、
勢いだけで

「じゃあ仕事を辞めよう」

という話ではありません。

環境をすぐ変えられない人も
たくさんいます。

だからまずは、

「全部、自分の努力不足のせい」

という前提を
少しだけ疑ってみてほしいのです。

それだけでも、
見えるものが変わります。

人と同じようにできない自分を、すぐ欠点にしなくていい

会社にいると、

「普通」がたくさんあります。

・普通はこれくらいできる。

・社会人ならこれくらい我慢する。

・みんな残業している。

・これくらい気を遣うのは当たり前。

・長く続けるのが立派。

・誰とでもうまく付き合えるほうがいい。

そういった基準に囲まれていると、

そこから外れる自分を
欠点だと思いやすくなります。

でも、

人と同じようにできないことと、

人として劣っていることは
まったく同じではありません。

たとえば、

細かいことが気になって
仕事に時間がかかる人がいるとします。

本人は、

「要領が悪い」

と思っているかもしれません。

でも、
見方を変えれば、

人が見落とす違和感に気づける人
とも言えます。

人の顔色を気にしてしまう人なら、

「気が弱い」

と考えるかもしれません。

でも、
それだけ周囲の変化を
細かく感じ取っているとも考えられます。

なかなか決断できない人なら、

「優柔不断」

だと思うかもしれません。

でも、
いろいろな可能性を考えられる人
とも言えます。

ここで大事なのは、

無理やり自分を褒めることではありません。

「全部長所です」

と都合よく考えましょう、
という話でもありません。

ただ、

自分が欠点だと思っている特徴に、

本当に欠点という意味しかないのか。

そこを一度、
考え直してみてほしいのです。

自分を責める前に、今日から確認してほしい3つのこと

では、
具体的に何をすればいいのか。

いきなり人生を変える必要はありません。

まずは、
次の3つを確認してみてください。

①「もっと頑張れば」で片づけていないか

何かうまくいかないことがあったとき、

一度、

「もっと頑張れば解決する」

以外の答えを探してみてください。

▼仕事が遅いなら、

・本当に自分の能力だけが原因なのか。

・そもそもの仕事量は適切なのか。

・苦手な作業ばかり担当していないか。

・周囲に確認しづらい雰囲気はないか。

・完璧を目指しすぎていないか。

・評価されないなら、

・本当に成果が足りないのか。

・成果が見えづらい仕事なのか。

・上司と自分で
評価基準がズレていないか。

▼苦しいなら、

・根性が足りないのか。

・それとも、
毎日かなり無理をしているのか。

原因を変えると、
解決方法も変わります。

努力不足と決めつければ、

答えはいつも
「もっと頑張る」です。

でも、
原因を広く考えれば、

・休む。

・相談する。

・やり方を変える。

・役割を変える。

・期待値を下げる。

・得意な人に頼る。

・環境を見直す。

そんな選択肢も出てきます。

②どんな仕事・場面で異常に消耗しているか

次に、

自分が疲れる場面を
少し観察してみてください。

大げさな記録でなくて大丈夫です。

一日の終わりに、

「今日、一番疲れたのは何だった?」

と考えるだけでも十分です。

・議だったのか。

・電話だったのか。

・資料づくりだったのか。

・雑談だったのか。

・急な予定変更だったのか。

・一人で考え続ける時間だったのか。

・細かい確認作業だったのか。

逆に、

意外と疲れなかった仕事も
見つけてください。

そこには、

あなたが無理をしやすい条件と、

比較的自然に力を出せる条件が
隠れているかもしれません。

私たちはつい、

「何ができないか」

ばかり確認します。

でも、

「何ならそれほど消耗せずにできるか」

を知ることも、
同じくらい大切です。

③欠点だと思っている部分を、別の言葉で説明できないか

最後に、
自分が嫌いなところを
ひとつ思い浮かべてみてください。

・飽きっぽい。

・神経質。

・頑固。

・優柔不断。

・人見知り。

・考えすぎる。

・落ち込みやすい。

・せっかち。

何でも構いません。

そして、

その特徴を
別の言葉にするとしたら何か。

少しだけ考えてみてください。

▶飽きっぽいなら、
↪新しい刺激に反応しやすい。

▶神経質なら、
↪細かな違いに気づきやすい。

▶頑固なら、
↪簡単には自分の考えを曲げない。

▶優柔不断なら、
↪ひとつに決める前に
複数の可能性を考える。

▶人見知りなら、
↪人間関係を慎重につくる。

▶考えすぎるなら、
↪いろいろな角度から検討できる。

同じ特徴でも、
言葉を変えると
印象がかなり変わります。

もしかすると、

あなたが長い間

「直さないといけない」

と思ってきたところにも、

まだ自分が知らない別の面が
あるのかもしれません。

ここまで読んでも、

明日から急に仕事が
ラクになるわけではないと思います。

上司も変わらない。

仕事内容も、
すぐには変わらない。

月曜日はやってくる。

それでも、

「苦しいのは全部、
自分の努力が足りないからだ」

という見方しかなかったところに、

別の可能性がひとつ増えるだけで、

自分への接し方は
少し変わります。

今まで、

何かあるたびに
自分を責めてきた人ほど、

すぐに答えを出さなくて大丈夫です。

まず、

「本当に私だけの問題なのかな」

と考えてみてください。

そして、

「この性質は、
本当に直すことしかできないのかな」

とも考えてみてください。

自分を責めることと、
自分を理解することは違います。

責め続けても、
自分のことは意外と分かりません。

むしろ、

欠点だと思っていたところを
少し違う角度から見たときに、

初めて、

「だから私は、
ここでこんなに疲れていたんだ」

「だからこれは、
昔から苦手だったんだ」

とつながることがあります。

もし、

「自分の欠点だと思っている部分を、
もう少し違う角度から見てみたい」

「自分を直す以外の生き方も
知ってみたい」

と思った方へ。

私自身が使っている
数秘という視点から、

欠点だと思っている性質を
どう読み替え、

どう仕事や日常で活かしていくかを

こちらの記事にまとめました。

『その欠点、実は才能です。数秘でわかる「自分を直さず活かす」生き方』

生年月日から自分の性質を読み解きながら、

「何を直すか」ではなく、

「今の自分をどう使うか」

を考えていく内容です。

数秘を知らない方でも、
生年月日の簡単な計算から進められるようにしています。

自分を責めることに
少し疲れてしまった方は、

必要なタイミングで
読んでみてください。

あなたに必要なのは、

今よりもっと頑張れる自分になることではなく、

すでに頑張っている自分のことを
もう少し正確に知ることなのかもしれません。

「全部、自分がダメだから」

そう決めるのは、
まだ早いです。♡


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この記事のライター

サム

◪仕事・働き方・人生の迷いを言語化 ◪頑張るほど空回りする原因を解説 ◪自己理解を行動につなげる考え方を発信 ◪自分を知り、人生を前向きに進めたい人へ ◪数秘を活用し、人生を動かす

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