【はじめに】
「2,000万円」
それが、今社会人の長女、大学2年の2人の子供を育てる我が家が直面した、リアルな教育費の総額でした。 正直に言います。計算するまでは、これほどまでにかかるとは想像もしていませんでした。
でも、子どもが「この大学に行きたい」と目を輝かせて言ったとき、
「お金がないから」という理由で、その進むべき道を諦めさせることだけは、絶対にしたくなかった。
そして、もうひとつ。私には譲れない想いがありました。
「教育費のために、家族の思い出まで犠牲にする必要はあるの?」
家族全員で笑って旅行に行ける期間なんて、人生の中でほんのわずかな時間です。
子供の成長、受験のスケジュール、親の介護、自分自身の体調……。
「いつかお金が貯まったら」なんて言っていたら、その「いつか」は永遠に
来ないかもしれない。

私は、子供の未来(学費)も家族の今(旅)も両方とも100%で叶えたい。
そのために、私は戦略を立てました。 闇雲に節約するのではなく、賢く資産を運用し、家計の仕組みを整える。 「教育費2,000万」という大きな山を登りながら、その途中の景色(旅行)も最高のものにする。
この記事には、私が実際に娘2人の教育費をどう算出し、どう準備し、そしてどうやって「旅を諦めない生活」を守り抜いているのか、そのすべての記録を詰め込みました。
「学費の支払いで毎日が精一杯……」 「本当は旅行に行きたいけど、今は我慢しなきゃ……」
もしあなたが今、そんな不安の中にいるのなら、ぜひ最後まで読んでみてください。
読み終える頃には、あなたの不安は「今日からやるべき具体的なタスク」へと変わり、将来の通帳の数字にワクワクしているはずです。
※我が家は本人が文系学部に進みたかったので2人とも私立文系です。
そのため、ここには「私立文系2人分」のガチでリアルな数字を載せています。
お子さんの志望校によって金額は変わりますが、
「どう仕組みを作り、どう出口戦略を立てるか」という本質的な攻略法は、どんな進路でも共通して使えます。
ここからは、私の通帳から実際に消えていった生々しい数字を公開します。
2,000万円という山を「笑いながら登り切る」ための招待状です。心の準備はいいですか?
今、お子さんがまだ小さいあなたへ。2,000万円という山を登るのに、最強の武器はお金ではなく『時間』です。今この瞬間に仕組みを作れば、10年後のあなたは、学費も旅行も諦めずに笑っていられる。その『未来の安心』を今から仕込みましょう。
■ 第1章:私立文系2人分、2,000万の「正体」と時系列
ネットの平均額では分からない、我が家の通帳から消えたリアルな数字を公開します。
「中学から大学卒業まで」の4つのステージに分けて見ていきましょう。
- 中学3年間: 私立の洗礼(学費+アルファ)
- 高校3年間: 進路確定と塾代のピーク
- 大学受験期(高3冬): 1ヶ月で100万消える「狂乱の2ヶ月」
- 大学4年間: 授業料➕成人式などの「隠れコスト」
うちは2人とも中学受験をしています。小学校時代にも確かに塾代等かかってますが中学以降の金額に比べたら可愛いものでした。
※ここで補足です。うちは私立ですが、公立中学へ進学しても中1から高校受験の塾代がかかってきますよね。それを合わせれば、実は私立中高一貫校の授業料とあまり大差ないのでは…?と感じています。つまり、どのご家庭にとっても「中学入学」が2,000万円の山登りのスタートラインなのです。
1. 中学フェーズ:私立の洗礼は「部活」と「海外」にあり

- 入学金・学費だけじゃない「校納金」の存在
- 吹奏楽部:楽器代55万円の衝撃(次女)
- 1週間の海外ホームステイ:28万円
- 中学3年間の合計:約450万円
私立中学に入学して最初に驚いたのは、募集要項に書かれている「授業料」以外のお金の動きでした。
☆「校納金」という見えない固定費
毎月の学費とは別に、年間約8万円の「校納金」が発生しました。
これは遠足などの行事費に使われるのですが、毎月の授業料(5万円)に加えてこうした「まとまった出費」が地味に家計を圧迫します。
☆吹奏楽部:楽器代55万円の衝撃
これが最大の計算違いでした。姉妹で吹奏楽部に入ったのですが、長女は大きな楽器だったので学校の楽器を借りました。しかし、次女が担当したテナーサックスは学校の備品が足りず、購入することに。その額、なんと55万円。部費や合宿費を合わせると、部活関連だけで次女は中学3年間で約76万円かかっています。「部活は入ってみるまでいくらかかるか分からない」……。これが私立のリアルな洗礼でした。
吹奏楽部だけがかかるわけではなく、運動部も合宿代、ユニフォーム、練習着、靴などなどそれなりに金額かかってきます。

☆1週間の海外ホームステイ:28万円
中3でのオーストラリア研修。次女の時はコロナで中止になり近くのホテルのホールで海外の方とのワークショップだったので3万円で済みましたが、長女の時は28万円がしっかり動きました。私立は「海外との接点」が多い分、こうした数十万単位の引き落としが突然やってきます。

【中学3年間の合計:約450万円】 ※制服代や通学定期代(3年で約30万円!)も含めると、入学時に想像していた額を遥かに超えていきました。
2. 高校フェーズ:進路と向き合う3年間
中高一貫校の最大のメリットは、高校受験がないこと。中学時代の塾代、高校受験料そして何より親子の精神的な消耗がないのは大きな救いです。うちは中高の制服がワッペンの色と胸元のリボンの色しか変わらないので制服代は10000円かからないくらいでした。
しかし、その「浮いたはずのエネルギーとお金」を、学校側はしっかりと別の形で用意してくれていました(泣)
- 全員参加の北米研修:30万円
- 高3の5月から始まる塾代:約50万円
- 高校3年間の合計:約226万円
☆世界を知るための「高額チケット」:北米研修30万円
高校生活のハイライトとして用意されていたのが、全員参加の北米ホームステイ研修です。 我が家の場合、上の子はアメリカ、下の子はカナダへ。異文化に触れる2週間は代えがたい経験ですが、その費用は約30万円(ちなみに下の子の時はコロナ禍が明けてすぐに行ったので、飛行機代金がかなり高騰していたため50万円近くになりました・・・泣)
中学でのオーストラリア研修に続き、高校でも「海外研修」というまとまった出費が、当たり前のようにスケジュールに組み込まれていました。私立に通わせる以上、こうした「世界を見るための費用」は、もはや避けては通れない聖域なのです。

ただ、うちはこの海外経験が子どもたちにとって実のあるものになったと思ってます。2人とも、英語への抵抗感もなくなり興味を持ち、今は日常会話であれば話せるようになってます。このホームステイでそのお家の子たちと連絡先を交換し、今も時々交流してます。この年齢で海外に友達ができたというのは大きな出来事だったと思います。
☆「私立だから塾はいらない」という幻想の終わり
塾代50万円 「面倒見の良い私立だから、大学受験も学校の補習だけで大丈夫」。
入学当初はそう信じていました。 しかし、高3の春が来ると空気は一変します。志望校が具体化するにつれ、やはり「受験に特化したプロの力」が必要に。
結局、高3の5月から大手塾の門を叩きました。最初はその大手塾に通っていたのですが、わかっているところをまたやっている時間がもったいないから個別に通いたいと言い、個別へと転塾しました。

大手に通うと 月々の月謝5〜6万円に加えて、恐ろしいのが夏期講習、冬期講習、そして直前講習の「講習費」です。これらは月謝とは別枠で容赦なく請求されます。
うちは個別だったので月額は大手より少し上がりましたが、季節ごとの大きな講習代は掛からず、一定でした。しかし結果、受験本番までのわずか9ヶ月間で、約50万円が家計から羽ばたいていきました。
それでも高1から通うことを考えれば、まだ抑え気味だったほうなのかな?
【高校3年間の合計:約226万円】
内部進学で「入試」という関門はスキップできても、学費・定期代・研修費、そして最終的には塾代……。「次のステップ」である大学へ向かうための資金は、途切れることなく必要になります。
※主にかかった費用をあげてみました、これ以外に部活の保護者会費や合宿代。そして定期代なども入ってます。
そして、ここまでの約700万円弱(中学・高校合計)は、まだ「大学という本丸」に辿り着くための助走に過ぎなかったのです。
ここまでは、いわば「予定通り」の出費でした。 でも、本当の試練は、大学受験本番のわずか「1〜2ヶ月」に凝縮されていました。
実は、ここから先の「受験料」「宿泊費」「滑り止めのキープ代」のやり繰りこそが、親のメンタルを最も削り、家計を揺るがす最大の山場です。
⭐️第1章までは、まだ『序の口』です・・ここから先は、私が血の気が引く思いで乗り越えた『1ヶ月で100万が消える狂乱の冬』の全記録と、それを支えた
『たびこ流・逆転の保険・運用戦略』の核心に迫ります。
もしあなたが、『子どもが小さいから』『産まれたばかりだし』とまだ先の話と思っているなら、今すぐ続きを読んでください。
知っているか知らないかだけで、数年後のあなたの通帳から数十万の『無駄な出費』を防げる可能性があるからです。
いよいよ大学受験に入っていきます!↓
第2章:わずか2ヶ月で100万単位が消える?大学受験という「狂乱の冬」
高校までの学費は、いわば「月謝」の延長でした。
しかし、大学受験本番の1月〜2月は違います。 「数日おきに数万〜数十万円が、秒で消えていく」という、これまでに経験したことのない金銭感覚の麻痺に襲われることになります。

我が家が直面した、受験シーズンの生々しい内訳を公開します。
