
帰宅後に副業を始めたいのに、毎晩同じ仕事に追われる

夕食を終え、時計を見ると21時30分。副業の作業を始めるつもりだったのに、会社のメール確認や資料の細かな修正で夜が終わっている。翌朝に備えて寝るしかなくなり、「自分には副業を続ける時間がない」と感じる人は少なくありません。
ただ、平日の夜に必要なのは、気合いで1時間をひねり出すことではありません。先に、やらない仕事を決めて、使える時間を守ることです。
私は看護師を経験した後、貿易・商社事業、法人経営、複数事業の立ち上げ、M&Aや事業売却に関わってきました。仕事を増やすほど成果が出る時期もありましたが、人生に仕事を合わせる働き方へ変える過程で、「何をしないか」が時間の質を左右すると実感しています。
時間を作る働き方の要点
やらない仕事は、嫌いな仕事ではなく「今の目的に対して、効果が小さく、代替や延期ができる仕事」から選びます。
無料公開:副業時間を奪う仕事は3種類に分けられる
夜の時間を削る仕事は、次の3つに分けると判断しやすくなります。
- 成果に直結しない確認:何度も受信箱を開く、全員への返信を急ぐ
- 完成度を上げすぎる作業:社内資料の装飾、使われない一覧表の細部調整
- 自分で抱えなくてよい仕事:担当範囲が曖昧な依頼、過去の慣習だけで続く作業
たとえば、18時に退勤できる日でも、帰宅後にメールを30分、資料修正を40分、翌日の準備を20分行えば、副業前に90分が消えます。すべてをなくす必要はありません。まず20分の仕事を1つ止めるだけで、週5日なら100分を確保できます。
判断するときは、仕事ごとに次の3項目を書き出してください。
- その仕事をしないと、誰がいつ困るか
- 今日中でなければならない理由があるか
- 80点で止める、延期する、他の人に渡す方法があるか
「誰かが困るか分からない」「今日でなくても支障がない」なら、夜の副業時間を守る候補です。反対に、顧客対応や事故につながる確認など、責任に関わるものは削減対象にしません。
ここから先では、仕事を分類するだけで終わらせず、実際に平日の夜へ時間を移すための基準と手順を扱います。
