“この記事は2023年11月24日に更新しました”
こんにちは、R-Style編集部の横山です。
今日はアコギ(アコースティックギター)初心者が30日で楽々マスターできる弾き方講座をご紹介したいと思います。
アコギの弾き方にご興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
アコギの基礎知識
テレビを観たり、ラジオを聴いたりしていて、ギターの音色を耳にしない日はないといっても過言ではありません。
シンガーソングライターはギターを弾きながら歌う人が多いですし、ポップソングの大部分に使われてます。
そんなギターの先祖が誕生したのは、紀元前3000年から4000年の間というのが定説です。
胴体が板でできていて、内部で共鳴する構造になっていたり、弦がブリッジで胴体に接したりしている楽器が、紀元前3000年ころの遺跡から発掘されています。
ギターの先祖が音楽の表舞台に出てきたのは15世紀頃で、リュートという楽器です。
弦を指で弾く点はギター同様で、ルネサンスやバロックの音楽で多用されました。
ですから楽器の分類ではリュート属にカテゴライズされ、同族の仲間にはウクレレやベースがいます。
ご存知の方も多いと思いますが、ベースは正式には「ベースギター」でギターの1ジャンルという分け方が一般的です。
日常ではベースとギターは別の楽器と考える人が多いですね。
一般的にはギターは大きく分けて、アコギとエレキギターがあります。
ボディに仕込んだマイク(ピックアップ)を通じてアンプから音を出すエレキギターに対し、ボディの空洞部分の響きを活かして音を鳴らす機構を持つ楽器がアコースティックギターです。
左手で押さえる部分(指板)や弦の数こそ一緒ですが、生楽器という特性上、アコギは大きな箱のようなボディ構造を持っています。
エレキとアコギの見分け方として、エレキはボディが平らなソリッドボディ構造であるのに対してアコギは銅が深い点、磁石で音声信号を拾うピックアップの位置に、サウンドホールと呼ばれる丸い穴が空いている点などが相違点として挙げられます。
生楽器であるアコギは、使用する弦やブリッジ構造などの違いからさらに大きくフォークギターとクラシックギターの2種類に分かれるます。
2つとも6本弦でありひょうたん型をしているのは共通していますが、金属の弦(スティール弦)を用いてボディカーブに平面部分があるフォークギター。
ナイロン製の弦を用いて全体的に丸みを帯びたボディであるのがガットギター、もしくはクラシックギターと呼ばれます。
前者はその名の通り、フォークソングやアメリカ南部音楽であるカントリーミュージックを演奏する目的で誕生しました。
一方、後者のガットギター(クラシックギター)はその名の通りクラシックを演奏するために用いられることが多いです。
現在の形になったのは19世紀に入ってからですが、原型は既に16世紀頃からあったとされています。
ヨーロッパ生まれのガットギターがアメリカ南部へと渡来し、フォークギターが生まれたというのが大まかな歴史の流れです。
ちなみにフォークギターの派生種として、ブルースを演奏するためのリゾネーターギターや、ハワイアンなどで使用される鍵盤型弦楽器のペダルスティールなどが挙げられます。
またガットギターの派生としては、大きな形の違いはないものの、ボディの構造や響きの差異が見られるスパニッシュ用のものやボサノバ用として特化した種類があるのも特徴です。
アコギという単語にはスティール弦とガット弦の両方が含まれているものの、特に注釈がない場合一般的には前者のことを指す方が多いです。
すなわちアコギと言えばスティール弦ギターを指し、もう一方を指す場合はわざわざガットもしくはクラシックギターと呼びます。
前者はフォークギターという名称の通りフォークソングはもちろん、ポップスやロックの伴奏などポピュラーミュージック全般で使用される楽器です。
後者はクラシックの他にボサノバやスパニッシュテイストの楽曲で使われることが多く、近年ではポピュラーミュージックに使用されるシーンが多くなったものの、依然としてフォークギター、つまりアコギの方が一般的な使用頻度は高いようです。
なおフォークとガットともに、ピエゾなどマイク構造を仕込んだ「エレアコ」という種類も多く広まっています。
こちらも通常のアコギ同様、大きく波及している機種です。
アコギ(アコースティックギター)初心者が30日で楽々マスターできる弾き方講座
そして今日の本題、ご紹介する「初心者が30日で楽々マスターできるアコギ講座」は、現役プロギタリストであり優れたギター講師である古川忠義氏が提供する教材になります。
アコギはもちろん、楽器も触ったことがないという音楽自体の初心者でも、安心してチャレンジできるようになっています。
教則動画の講師である古川先生は、常に80名以上の生徒さんを抱える熟練講師で、プロとしての演奏経験はもちろん、現場での指導経験も非常に豊富であることから指導内容のクオリティの高さも窺えます。
古川先生は1960年にギタリストの息子として大阪で生まれ、わずか15歳でデビューリサイタルを開きました。
師事した音楽家は、クラシックギターでは小原安正氏とナルシソ・イエペス氏。
ジャズギターでは武田一彦氏が挙げられます。
また作曲に関しては、大阪音楽大学名誉教授の鈴木英明氏に指導を受けました。
1989年に『我が家のかぐや姫』という曲で日本クラウンからデビューシングルを発売し、翌年にはあのベンチャーズのジャパンツアーにゲスト出演を果たしています。
その縁でベンチャーズの名曲を集めた、ソロギターの楽譜やCDも発売しています。
出演した大きな舞台としては、ザ・ヤングピープルズコンサートで立ったニューヨークのカーネギーホールがあります。
表現者としての成功の舞台、憧れの場所として知られるステージに37歳のときに立った経験を持っているわけです。
くわえて日中友好25周年を祝う祝賀招待演奏会にも、ゲストとして招かれましたので、歴史的に重要な場面に、演奏家として登場するほどの人物でもあります。
現在も1年間に30本ほどの演奏活動を続けており、軽妙なトークで人を楽しませることにも長けていて、現在は毎週土曜日放送のラジオ大阪の番組を持っています。
とりわけギターの指導力が高く評価されていて、テディーズ・ギターという教室を主催しています。
ラジオでの出演経験があるばかりか、関西地方のトーク番組を担当していたこともあるため、解説の分かりやすさも抜群になっているのです。
「初心者が30日で楽々マスターできるアコギ講座」は一から丁寧に弾き方を指導してくれるため、アコギ初心者の方でも安心して取り組むことができます。
またプロギタリストの音や演奏フォームを繰り返し確認してマスターしていくため、良い音の出し方や姿勢の習慣が自然と身に付くという特典までつついてきます。
メインとなる教材は、古川先生自らが教鞭を執るDVDと、教則動画の内容に対応したテキスト、そして課題曲となる楽譜です。
パソコンもしくはDVDプレイヤーさえ所有していれば、他に必要な道具はありません。
このアコギの弾き方講座がもつ魅力として、まず、いつでも気軽に取り組める点が挙げられます。
古川先生がアコギを弾きつつ、教則内容を解説するという形式の動画であるため、DVDで講義が完結している構造です。
つまりDVDを再生できる環境さえ容易できれば、いつでもどこでもレッスンを受けることができます。
動画内で説明している内容をサポートするテキストを併用すれば、さらに分かりやすくなります。
これまでレッスンに通いたくても時間の都合で断念していた方や、レッスン自体に気後れしていた方に最適な教材と言えるでしょう。
次に、初心者に合わせた綿密なカリキュラムと講義内容が収められている点も大きな魅力として挙げられます。
ところでギター入門者の独学は、「テキストを一生懸命に読み込んで行うもの」というイメージを持ってる方も多くいらっしゃると思います。
しかし楽器の演奏方法は、文書と写真だけですべてを伝えるのが難しく、一生懸命やっていても挫折しやすいものです。
そのためめにこのギター入門教材は、教本だけでなく連動するDVDが付属しています。
実際に古川氏の手の動きをみて弾き方を確認できるので、万が一間違ったフォームをしてた場合、それと気づかずに続けてしまう心配がありません。
さらに指導経験豊富な人だからこそできる、初心者が続けやすくなる配慮が多数あります。
たとえば楽譜が読めなくても押さえるところがわかるといった、図やイラストを多用している点が挙げられます。
多くのギター入門教則本は一番最初に楽譜の読み方が載っていて、それを覚えなくては先に進めないことが大きなストレスになります。
ですが、この教材は直感的に理解できる図を示した上で解説があるので、予備知識など一切必要ありません。
また簡単な曲をギターで弾くことから始めているので、1つハードルをクリアすると1曲弾けるようになっており、徐々に弾くのが楽しくなっていきます。
少しずつ前進していても、達成感が感じられないと息切れするものですが、この教材ではその心配は無用なのです。
そして初歩の初歩から解説がはじまっていることも、この入門教材の特長です。
ギターを触ったことがない人でも必ずついてこられるように、今までの教則本では見落とされた部分も、しっかり説明してくれています。
■講座の内容
「初心者が30日で楽々マスターできるアコギ講座」は、弾き方のレクチャーではなく、ギターの種類についてや選び方の解説から始まります。
どんな種類のアコースティックギターがあって、どんな音が出るのかを実物の音を出しながらの説明です。
初心者の悩みの種になるアコギの選び方の具体的なポイントもレクチャーしてくれるため、これから始める方も安心です。
アコギの持ち方や無理のない姿勢、ピックの持ち方をマスターしたらいよいよ本格的なレッスンが開始します。
楽譜が読めない方でも一目で分かるように、図解や映像によるサポートがあるため、どうすれば良いか悩むことはありません。
左手の押さえ方や指板上での指の角度、右手の振り方など的確にアドバイスしてくれます。
アコギと言えば複数本の指で難しい押さえ方が必要な「コード」を覚えなければならない、というイメージがある方は多いでしょう。
しかし本講座では、指1本で押さえられるシンプルなコードが提案されています。
指が思うように開かない、手が小さいと悩んでいる方も簡単にできるように工夫されているのが強みです。
ステップが進むと、指1本で弾けるコードを4つ覚えて1曲演奏できるようになります。
コードチェンジするタイミングを覚えるのが難しそうで敬遠していた方も、動画内でタイミングもしっかりレクチャーしてくれるためもう迷うことなどありません。
ぜひ先生の歌と合わせながら、曲のメロディを一緒に口ずさんで弾いてみましょう。
徐々に上達してきたら、右手の振り方のバリエーションも増やすことができます。
これまで右手のストロークは1つのコードにつき、ダウンストローク1回ずつのみでした。
そこからさらに発展して、ダウンとアップストロークの組み合わせで演奏にチャレンジします。
ビート感と疾走感が増し、よりギタリストらしい演奏へと近付くことができるでしょう。
指1本のコードをマスターしたら、段階的に使用する指の本数を増やしていきます。
弦を押さえる左手の指を2本指にすることで、さらに豊かなアコギのサウンドが得られるのです。
もちろんアコギ初心者に無理のない範囲で増やして行くようレクチャーしてくれるため、心配は要りません。
使用する指が3本になった段階で、より一層本格的な曲へと挑戦することができます。
先生による名アレンジで、簡単かつ楽しい演奏を楽しめます。
右手のコードストロークのパターンにも少しずつバリエーションが増えてきて、より一層上達が実感できるはずです。
第二弾へと進むと、6本弦全てを使用したコードが登場していよいよ本格的なサウンドへと変化していきます。
ここでも丁寧なレクチャーがあり、最初は少ないコードで演奏できる曲が用意されているため無理なく挑戦できるのも嬉しい点です。
この後も難関の1つ、バレーコードに挑戦したり、素早いコードチェンジをマスターしたりと徐々にステップアップしていきます。
これまで三和音(トライアド)のコードばかりでしたが、次第に四和音のコードも増えてきてより上級者への演奏に近付いていきます。
実際にギターを弾くレッスンに入ると、一番最初は、指一本だけで押さえる簡単なコードを使った曲から始めます。
使用するコードは4つで、それをDVDの古川氏を真似て押さえるだけいいんです。
指が動かなかったり、硬くて広げにくかったりしても問題ありません。
続いて『若者たち』という往年の名曲にチャレンジします。
この曲は「ザ・ブロードサイド・フォー」が1966年に発表した楽曲で、ドラマの主題歌にも使用されました。
ここまでは左手でコードを押さえることだけでしたが、右手のストロークについてのレッスンが入ってくるので、今度は本格的なギターらしい演奏ができるようになります。
ストロークとはフラットピックで弦を上下に振動させることで、強弱をつけながら弾くと、いかにもギター、というサウンドを得ることができます。
ここでもテキストだけの学習方法とは違って、自分の演奏と先生の演奏を映像で比較できるので、良くないところはすぐに修正ができます。
指1本を使った奏法をマスターしたら、次のステップとして、指2本のコードや指3本のコードも覚えていきます。
ここでもギター教則本に示されたわかりやすい図と、実際に古川氏が押さえる映像の両方で弾き方をチェックします。
この段階にきたら、はやくも多くの人が知っている次の楽曲に挑戦します。
その曲は藤井フミヤ氏の『TRUE LOVE(トゥルー・ラヴ)』で、フジテレビ系月9の大ヒットドラマ『あすなろ白書』の主題歌になったうえに、紅白歌合戦でも披露した名曲中の名曲です。
入門者向けにアレンジされてますが、名曲の良さを十分に披露できる仕上がりになっているので、人前で演奏したらかなり自慢できるはずです。
この後は右手のリズムパターンを数種類練習していきます。
リズムパターンが増えると、今まで単調に感じていたメロディーに変化が生まれ、聴く人を飽きさせない演奏でできるようになります。
もちろんギターを弾いてる本人も飽きないので、これをマスターするころにはギターを弾くことが楽しくて仕方なくなっていることでしょう。
有名曲にリズム変化を加えてギターが弾けるようになったら、6本の弦すべてを使ったコードの習得を目指します。
このコード演奏ができるようになると、ギターが鳴ったときの快感が数段階アップし、サウンドが豊かになってきます。
ここで4つのコードをマスターしたら、また有名曲にチャレンジです。
曲はジブリ映画でも使用されているユーミンの『ルージュの伝言』です。
意外と難しい部分は少ないので、歌うのが好きな人は歌いながら練習すると、さらに楽しく覚えることができるでしょう。
新たにユーミンの曲をマスターした後には、身に付けると表現を豊かにできる、カットとバレーコードという、2つのテクニックをマスターしていきます。
カットとは右手で振動する弦を抑えて、音を短くする技です。
演奏にメリハリがつき、まさかこの演奏が入門者!…と思われるぐらのテクニックが身に付きます。
バレーコードは人差し指で複数の弦を押さえることで、難所として知られていますが、指導経験豊富な古川先生だかあって、これも挫折しない秘密の方法をしっかり映像で伝えてくれるのです。
■講座のお値段
これだけ充実した内容で、なおかつ高いクオリティのアコースティックギター講座となると、残るは気になるのが値段ではないでしょうか。
アコギ初心者が30日で楽々マスターできる弾き方講座は第一弾から第三弾まで、教則DVDおよびテキストと楽譜がセットになって合計32,184円となっています。
第一弾の収録時間は117分、第三弾まで全てを合わせた動画の総収録時間は約270分となっています。
4時間半の大ボリュームで、さらにテキストによる補足つきという徹底ぶりです。
もしかしたら人によっては、約3万円の教材は高いと感じるかもしれません。
しかし実際のアコギ教室に通うケースと比較してみると、いかにこの講座がお得であるかが分かります。
まず、大抵レッスンを始める際は入会金が発生します。
教室の規模によりますが、入会金は5,000円から10,000円が相場です。
レッスン料金は月謝制であるところがほとんどで、大手教室の場合月3回で8,000~10,000円程度です。
しかもこの料金はグループレッスンで、個人レッスンの場合さらに2,000~3,000円上乗せされてしまいます。
一方このアコギ講座のレッスン回数は28回分相当にあたるため、実際のギター教室のレッスンにその分通えばおよそ10ヶ月分に相当します。
最安値の月謝で計算しても8,000円を10ヶ月分で8万円となり、入会金5,000円や別途必要なテキスト代や交通費などを含めると10万円を超えてしまうケースも少なくありません。
このように実際に通うことに比べたら、この講座の方がいかにお得であるかが分かっていただけるはずです。
レッスン方法はアコギ片手にDVDを見るだけという非常に単純明快なものです。
仕事や学業の合間を縫って、アコギ教室へ通う往復の時間やレッスン時間を捻出する必要はありません。
1日のうちの空いている時間を活用すれば、グングン上達できるという優れものです。
1つ1つのセンテンスが分かりやすく習得しやすいため、次々と講座内容を消化して行きたくなる仕組みになっているのも、上達の早さの秘訣と言えるでしょう。
もちろんDVDは一時停止したり何度でも再生できるため、疑問点を1つずつ解消していけるのもメリットの1つです。
通常のレッスンであれば、上達するためには限られた時間内にレッスン内容をふんだんに詰め込む必要があり、「生徒が分からないまま授業が進んでしまう」という事態も起こりがちです。
しかし本講座を利用すれば、気になるところや習得しにくい箇所は、じっくり時間をかけてアコギの練習に費やすことができます。
旅行や行事で出かけたり、プライベートが忙しい場合も自由にお休みできる点も大きなポイントです。
実際のレッスンに通うよりも時間やお金の負担がかからず、マイペースに上達できるのは本講座の大きな魅力です。
もちろん1日にたくさん練習すれば、30日よりも早くマスターすることもできるでしょう。
憧れのアコギをマスターして、往年の名曲が弾ける喜びをぜひ体感し、どうぞ楽しいアコギライフを過ごしてください。