
《2025/4/13 更新》
こんにちは、R-Style編集部の横山です。
今日は、ウクレレ初心者にぜひお勧めしたいレッスンDVD&教本や楽器セットをご紹介したいと思います。
これからウクレレにトライしようと思ってる方は、ぜひ参考にしてくださいね!
ウクレレの豆知識
小さく軽くいので持ち運びしやすく、どこでも楽しめる人気の楽器がウクレレです。
ハワイアンブームとともに到来して以降そのまま浸透しつづけ、今でもたくさんの人々に演奏、楽しまれています。
その名の由来は諸説あるみたいで、1つは「Uku」=ノミ、「lele」=飛び跳ねるという意味があり、ノミが飛び跳ねるような音や、ノミのように指が跳ねるように見えたからそう名付けられと言います。
また他にも、人気ウクレレ奏者の “ニックネーム” からとったとも言われています。
ポルトガルより19世紀末に伝わったとされ、楽器の中では比較的新しい部類に入ります。

ウクレレの形状は、パイナップルのような楕円形のボディが特徴的なパイナップル型、アコースティックギターやガットギターのようなひょうたん型の2種類に分かれます。
ボディが骨組みだけの形状をなすサイレント型や、ゴダンでおなじみのソリッドタイプ(ボディの中身が空洞ではなく、エレキギターのように、板材の上にピックアップと呼ばれるマイクを装着したもの)など、さまざまなタイプがリリースされていますが、原則的にはパイナップル型とひょうたん型の2つが主流です。
また、ウクレレのサイズと音の違いも見ていきましょう。
種類としては「ソプラノ」「コンサート」「テナー」の3つがあります。
一般的で “いかにもウクレレ” といった音が出るのはソプラノです。
手の小さなお子さんや、女性の方でも安心して演奏することができます。
コンサートはボディサイズこそソプラノと変わらないものの、指板(左手で弦をおさえる箇所)がソプラノより大きく、ギターのサイズに近くなるため、手の大きい男性の方でも安心して使うことができます。
次に、最も大きなテナーウクレレは、音程もソプラノよりも低くなります。
よりガットギターに音は近くなる印象です。
初心者の女性の方はソプラノ、男性の方はコンサートが弾きやすく感じる方が多いようです。
ウクレレは初心者でも始めやすい楽器です!

ウクレレは初心者でも比較的始めやすい楽器として知られています。
エレキギターやアコースティックギターも始めやすいとされていますが、これらよりも容易な理由は、弦のテンション(張りの強さ)にあります。
ギターは全体的な楽器のサイズが大きく、エレキギターの場合は端から端まで648mmもありますが(ストラトキャスターという機種です)、もっとも標準的なウクレレのソプラノの場合、345mmと約半分の長さです。
それだけ、左手をおさえる力・指の筋力を必要としないし、右手の弾くときも少ない力で弾いてもきれいな音が鳴ります。(輪ゴムをピンと張ってはじいた時と、ほとんど張っていない状態ではじいた時は、はじく指の力の入れ具合が変わるはず。)
また、金属弦ではなくナイロン製の弦なので、素材の柔らかさにおいても初心者にとって優位性があります。
次に何より小振りなボディ!…であること。
女性でも簡単に小脇に抱えられるというのは大きなメリットです。
「簡単に持ち運べることができる=いつでも練習できる」……ということでもあるので、上達スピードも跳ね上がります。
楽器が上達するコツは、毎日ちょっとでもいいから触るというのが鉄則なので、人間の「面倒くさい」という感情をクリアする上で、ウクレレの「ちょっと弾こう」と思える手軽さは初心者にとっては大いなる武器です。
そして、奏法の種類が限られていることも始めやすい要因のひとつです。
基本的にはストローク(複数の弦を同時に弾いて和音を鳴らす)と、単音弾きの2つしかなく、あとはパターンさえ覚えてしまえば大半の曲は弾けてしまいます。
もちろん、高度な演奏をしたり、他のジャンル(ボサノバやジャズなど)で演奏しようと思えば、これ以外のテクニックやフレーズが必要となりますが、ハワイアンやポップスを演奏する上では、ほとんどストロークと単音弾きでおさまります。
ちょっとここで一休み!
私の大好きなJake Shimabukuro君の演奏、「フラガール」を聴いてください。
では、ウクレレを始めようと思ってて「早く上達したいけど、でもレッスンに通う時間もないし…」という方にお勧めする教材を、2つご紹介いたしましょう。
穏やかな人柄で人気!…古川先生のウクレレ初心者講座
■レッスンDVD&教本
32,184円(税込)


まず最初にご紹介させていただくのが、穏やかな人柄で人気が高い古川先生の『ウクレレ初心者講座』です。
レッスンDVDと、教本がセットになって32,184円します。
この金額、一見高額に見えますが通常大手の音楽教室に通うならば、入会金に10,000円、教材費に年間2,000円、そして月謝が8,000~10,000円で、毎月請求される設備費500~1,000円がかかります。
レッスンに通い始めて既に2ヶ月でこの金額に達してしまうことを考えると、そこまで高くは感じないのではないでしょうか。
古川先生は、もともとギターの名手でしたがウクレレも演奏するようになり、やがて教室を開いて両楽器の生徒をたくさん抱えるレッスンのプロの経歴をお持ちです。
古川先生の講座は、これまでのキャリアで培われた先生の技術、レッスン方法が惜しみなく盛り込まれている非常に有意義な教材となっています。
古川先生の優しくて穏やかな人柄が溢れており、教わりながら癒されることでしょう。
ウクレレが初めての方にとても判り易くなっている講座で、いきなりウクレレの弾き方に入るのではなく、入門にふさわしいウクレレの楽器そのものに関してや、部位の名前、チューニングの仕方など、基礎知識編にしっかりと時間が割かれている点に注目です。
そのあとも、各種テクニック・技術をひとつずつ段階を追いながら弾き方を身につけていくという、土台をきちんと作り上げてくれます。
そして、基礎をしっかり組み上げたあとで、やさしい楽曲から順に取りかかっていくという構成になっており、中級者への道筋をきちんと辿ることができます。
初心者で何から手をつけていいか分からないという方に、おすすめの入門教材だと言えます。
【収録曲】
「歓びの歌」「童謡 うみ」「アロハ・オエ」「ルージュの伝言」「翼をください」「贈る言葉」「ソロで歓びの歌」「ふるさと」「大きな古時計」「オーラ・リー」

■楽器セット
49,680円(税込)

さらに、古川先生の講座では楽器とセットになった楽器セットも販売しています。
ウクレレ本体はもちろん、ケースやストラップ、チューナーやカポタストなど、必需品がセットになっていて、これさえあれば他はもう買い足すものがない、万能セットです。
まず、ウクレレ本体はアメリカに本社を構える「KALA」社の「KA-S」、ソプラノウクレレです。
ボディとネック材がマホガニー、指板材がローズウッドという、非常にオーソドックスであり、エボニーやバスウッドのような安価な材ではありません。
しっかりと楽器に適した木材が使用されているため入門用としてはもちろん、これから長く使っていける楽器です。
ペグもギア式であるため、現地産のウクレレと比べてピッチ(音程)の狂いも少なく、非常に「使える」楽器となっています。
ケースは最初のうちはさほど必要でないものの、今後外に持ち歩いたり、演奏しにいったりする際には必要となります。
安全第一に頑丈にできていて、見た目も決して安っぽくないので、安心して使うことができると思います。
ストラップも座って演奏する際にあると便利で、おしゃれな製品なので嬉しい限りです。
チューナーは、音楽機材の権威・KORGからリリースされている「Pitch Hawk U2」です。
1セント単位のチューニング精度を誇るクリップチューナーで、プロの愛用者もいるほどの優秀な製品です。
これまでシールドをさしたり、マイクで拾うメーター式のチューナーが主流でしたが、クリップチューナーの技術が発達し、ヘッドに取り付けてそこで発生する音量だけでも十分な検出が可能となっています。
反応速度はもちろんのこと、LEDライトが非常に見やすい製品です。
他にもカポタスト、そしてウクレレの教本1冊、楽譜が3冊分、そしてレッスンDVDも付属しているという、非常にお得なセットになっています。

ウクレレ界のカリスマ!…津村先生のウクレレ初心者講座
■レッスンDVD&教本
16,800円(税込)


次にご紹介させていただくのが、ご自身がスタジオプレイヤーであり、当初から演奏していたギターはもちろん、キャリアの途中から学びはじめて、次第にそちらでも仕事をしはじめ、現在は両方の楽器を操り、セッションワークやレッスンを行う津村先生の『ウクレレ初心者講座』です。
こちらの教材は、入門編としておすすめであること、そして既に独学ではじめているけれど、途中でつまずいて挫折してしまったという方にも効果的な教材となっています。
「楽譜が読めなくても大丈夫」という売り文句の背景には、先生自ら開発したという「ラダー譜」の存在があります。
ラダー譜はオタマジャクシが乗った楽譜、つまり五線譜の読み方が分からなくても、指板のおさえるべき位置を数字で書くことで視覚で判断して譜面を読み進めることができる「タブ譜」に、音符の長さや右手の弾き方を図で判断できる「ダイアグラム」を混ぜたような、ギターやベース用楽譜で見られる技術の、さらに一歩先を進んだ技術が盛り込まれた楽譜です。
これだけ見ると難しい読み方を要求されるのではないか、と身構えてしまいますが、要は左から数えて何番目を人差し指でおさえて、右手はこのタイミングではじく、というのを表した図で進行するため、楽譜が読めなくてもその図さえ見ていれば結局同じものが弾けるというものです。
もちろん、楽器の構え方やチューニング方法、弾き方の基礎テクニックや課題曲への取り組みなど、懇切丁寧に指導してくれるので、ご安心ください。
【収録曲】 「ふるさと」「おぼろ月夜」「花~すべての人の心に花を~」「ムーン・リバー」「ホワイト・サンディー・ビーチ」「涙そうそう」「上を向いて歩こう」「アロハ・オエ」「ヘイ・ジュード」「レット・イット・ビー」「星に願いを」「ティアーズ・イン・ヘブン」