本編の理解をさらに深めるために、前もってしっかり目を通しておきましょう。
仮想通貨の特徴や仕組み
まずは、仮想通貨をこれから学ぼうとしている方がイメージをつかみやすいよう、基本的な用語や全体の仕組みなどを解説していきます。
ここでお話しするポイントは次の4つです。
- そもそも仮想通貨とはなにか
- 仮想通貨で使われている技術
- 仮想通貨で利益が生まれる理由
- 仮想通貨と法定通貨との違い
この部分を理解できれば、これから出会う仮想通貨や関連サービスがどんな技術で成り立っていて、どこに価値があるのかという目線で見ることができるようになります。
そもそも仮想通貨とはなにか
仮想通貨とは、一言で言えばインターネット上で使えるデジタルのお金のこと。銀行や政府などを仲介せずに、個人同士が直接お金のやり取りをできるという特徴があります。
たとえば、日本円を誰かに送る時は銀行を通して送金しますが、仮想通貨ならネットを使って直接国内・国外の相手に送ることができるのです。
仮想通貨で使われている技術
ブロックチェーン
仮想通貨の基盤となっているのがブロックチェーンという技術です。ブロックチェーンを簡単に言うと、みんなで情報を共有するデジタル版の取引ノートのようなものです。
このノートには誰がどの取引をしたかが記録され、誰でも中身を見ることができます。そのため、ウソをついたり勝手に改ざんすることはできません。
さらに、この情報はチェーン=鎖のようにつながっていて、過去の記録を消したり変更することも難しくなっています。
スマートコントラクト
スマートコントラクトとは、条件がそろうと自動で実行されるプログラムのことです。
たとえば、「自動販売機」を思い浮かべてください。お金を入れてボタンを押すと、商品が自動で出てきますよね。誰かが目で確認して操作しているわけではなく、決められた条件(お金を入れる・ボタンを押す)がそろえば、自動で動くという仕組みです。
このように、人の手を介さずにあらかじめ設定された条件に従って、契約や取引が自動で行われるのがスマートコントラクトです。この仕組みが仮想通貨を支える大きな柱のひとつとなっています。
仮想通貨で利益が生まれる理由
仮想通貨が利益を生む仕組みのひとつが、このスマートコントラクトを活用したサービスの広がりです。
たとえば…
- 預けるだけで利息が増える仮想通貨の銀行サービス
- ゲームのアイテムを売買できるNFTマーケット
こういったサービスが広まることで、その土台になっている仮想通貨の価値も高まっていきます。
よく「仮想通貨はギャンブルだ」というイメージを持たれがちですが、実際にはこうした技術やサービスの成長に投資していると考えるのが本質です。
仮想通貨と法定通貨の違い
仮想通貨と、日本円やドルといった法定通貨との違いも見てみましょう。
比較項目 | 法定通貨 | 仮想通貨 |
つまり、仮想通貨は「誰にもコントロールされない」「世界中どこでも使える」「いつでも送れる」という自由度の高さが魅力です。もちろん、法定通貨にも価格の安定性・長い歴史による信頼性といった良さがありますが、仮想通貨にもそれとは違う独自のメリットがあります。
これがざっくりとした仮想通貨の全体像です。最初からすべての専門用語を覚える必要はないので、まずは大まかな流れとして理解しておきましょう。
仮想通貨が注目されている3つの理由
次は、「なぜ多くの人が仮想通貨に投資しているのか」「なぜ儲かる可能性があるのか」といった具体的な理由にフォーカスしていきます。
仮想通貨に注目が集まっている主な理由は、以下の3つです。
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