「非モテコミットが生む地獄──愛と執着の境界線」
じんじん
※本記事は実話をもとにした教訓的な内容です。
備忘録も兼ねて書き殴っている部分もあるので、文章としての完成度に関しては多めにみてほしい。
では、書き連ねていく。
昨夜の出来事
界隈と関係ないリア友が昨夜、痴情のもつれから人を巻き込む形で取り返しのつかない行動を起こしそうになり、深夜0時頃から朝まで説得し続けてギリギリの所で防ぐ事が出来た。
(最終的には通報し警察の力も借りた)
奥さんの不○行為が発覚した事に起因する出来事で、結婚費用、指輪、諸々の経済的な大きい損失も負ってしまっていた。
感情を制御できなければ、人は壊れる
彼を突き動かしていたのは、裏切られた絶望と、執着の暴走だった。
経済的にも精神的にも大きな損失を抱え、「全てを終わらせたい」という衝動の中にいた。
友人は裏切られても尚、関係の修復を望むがそれが叶わないのであれば自分も相手も全てを終わらせてしまおうという極めて危険な思考。
界隈風に言うなら非モテコミットと呼ばれる非常に強い執着心が原因である。
知り得た限りの状況を俯瞰して整理すると根本の原因は友人側にあるのだが、この原因は「非モテであること」が起点になるため社会通念上の法的な基準では全て奥さん側に責任がのしかかるだろう。
しかし、非モテであるが故にその責任を負わせるのに必要なアクションすら取る事が出来ず、最終的に到達した思考が「全てを終わらせる」であった。
「恋愛依存」「低空飛行の自尊心」
などの本人の内側に宿る非モテ要素は、排斥できるに越したことはない。
人生における”詰み”を避けるために
不⚪︎行為そのものは法的には悪である。
しかし、生物として本能に忠実で自然な生き方をなぞるのであれば、起こるべくして起こる事象であり、何も驚くようなことではない。
自分の身に降りかかったとして、この普遍の真理を認識しているか否かで、思考も取る行動も大きく変わってくるだろう。
全ての人間関係において
「感情の処理速度」
は、実は最も重要な能力の一つだ。
- 知っている世界を増やすこと
- 思考のシミュレーションを繰り返すこと
- 感情を言語化し、暴走を防ぐこと
これらを意識的に積み重ねることで、人生の“詰み”を回避できる確率が上がる。
それを今回の件に当てはめてみるとすれば、
「怒ってしまったことは仕方がないので、できる限り自分の精神的、経済的損失を抑えてやり過ごし、再起できるモチベーションまで這ってでもたどり着くしかない」
ということになる。
仕事で成功しても知名度があっても、パートナーと関係を構築する能力や知識、それらを包括する人間的な魅力が無いと、ふとしたきっかけで簡単に別の男に横取りされてしまい自分が馬鹿を見る。
その友人が昨夜泣きながら僕に何度も繰り返していた言葉の中で印象的だったのが
「不平等だ、世の中は不公平だ」
という言葉。
残念ながら、これは事実だ。
不平等であり不公平だし、正義と悪も立場や見方によっていつも簡単に入れ替わる。
絶対的な善も絶対的な悪も無くて、ただ自分の持ち合わせている知見の中で最善を尽くすことしか人には出来ることはない。
であるならば、知っている世界を増やし、シュミレーションや思考をし続け、感情処理が追いつかない場面を減らしていくことに注力することが我々に出来る最適解だろう。
教訓として
この界隈で女遊びをするプレイヤー、つまりあなたの身にも、今回のような出来事が降りかかる可能性は十分にあるのだ。
もちろん僕にも。
もしその時が来た場合に、「感情の処理速度」が早ければ、自分や周りの人の不幸度の総量を減らし、幸福度を最大化する方法を貫けたら、終わらせる以外の意義ある選択肢を取れるはずだ。
この友人はとある業界で知名度のある人物だが、どれだけある分野で成功していようが、対人スキルや心理耐性がないことによって恋愛関係一つで全てが崩れ去りそうになってしまった。
人間は脆い。
あなたも、もしこの先に
「全てを終わらせたい」
と感じてしまう瞬間が訪れてしまったとしたら
それを実行に移す前に一度、“自分の知識と世界の狭さ”を一度疑ってほしい。
生きてさえいればまたやり直せる余地が残るというのは、絶対に変わらない普遍の真理なのだから。
