選挙アノマリーに沸く日本株。「積極財政」を掲げる高市政権への期待で市場は円安・株高に振れていますが、果たしてこの上昇は「本物」でしょうか?日銀が並行して進めるETF売却という逆風の中、私たちはこの熱狂に飛び乗るべきか、それとも嵐が過ぎるのを待つべきか。加熱する「高市銘柄」の裏側に潜むリスクと、私が敢えて静観を貫く戦略的意図を説明します。
本記事を読む前に、前回の「日銀ETF売却が市場に与える短期的・長期的影響」についての解説をご覧いただくことを強くおすすめします。今回の「衆院選と積極財政」というアクセルに対し、日銀がどのようなブレーキをかけようとしているのか、その前提条件がより明確になります。

1. 衆院解散がもたらす「選挙は買い」の定説と高市バイアス
株式市場には「解散から投開票日まで株価は上がる」という強いアノマリー(経験則)があります。今回の解散を受け、日経平均が上昇基調にあるのは、まさにこの期待感の表れです。
特に注目すべきは、支持率70%を超える高市総理の存在です。自民党が勝利し、議席を確保することで、高市総理が掲げる「積極財政」の実現可能性が一気に高まります。市場は高市総理の支持率の熱狂ぶりから円安・株高を加速させています。
2. 日銀ETF売却:円安暴走を食い止める「静かなるブレーキ」
ここで重要になるのが、前回解説した「日銀による年間3,300億円規模のETF売却」です。
高市政権による積極財政が「アクセル」だとするならば、日銀のETF売却は「ブレーキ」の役割を果たします。これにより、過度な円安進行を抑制するメカニズムが働くと予想されます。
- • 積極財政(アクセル): 景気刺激による株高、金利抑制による円安
- • ETF売却(ブレーキ): 需給の引き締め、市場の過熱感の抑制
この「アクセルとブレーキを同時に踏む」特殊な相場環境に直面しようとしてます。
3. 注目セクター「高市銘柄」と、私が狙う真の本命
「高市銘柄」として熱視線を送るのが以下の3セクターです。
• 防衛・航空宇宙: 安全保障強化の文脈
• 次世代エネルギー: 核融合・原発再稼働
• 資源・エネルギー安全保障: 供給網の自立化
特に私が注視しているのは「資源・エネルギー」セクターです。最近の経済ニュースで取り上げられたある事で今後の日本のエネルギーと資源において極めて重要な鍵を握ると考えています。この企業については、次回の記事で詳しく掘り下げたいと思います。
4. 私の見解:熱狂の中で「静観」を貫く理由
期待感が先行する市場ですが、私のスタンスは一貫して「静観」です。
理由は明確です。現在、日本株の多くはすでに高値圏にあります。私は「企業が生み出す本質的な価値」に投資することを信条としていますが、チャートの過熱感も無視はできません。「他人が貪欲になっている時は恐れよ」という格言通り、群衆が同じ方向に走り出した時こそ、最もリスクが高まる瞬間です。
今は無理に波に乗るのではなく、キャッシュポジション(現金比率)を高め、狙っている銘柄が適正価格まで調整される「真の投資チャンス」をじっくりと待ちます。
まとめ
衆院選というお祭り騒ぎの裏で、積極財政と出口戦略(ETF売却)が複雑に絡み合っています。高市銘柄への期待で市場は盛り上がっていますが、高値圏での飛び乗りは禁物です。
「価値ある企業を、正しい価格で買う」ために。今は牙を研ぎながら、次の大きなうねりに備えるべき時だと思います。
次回の記事では、私が注目している「資源・エネルギーセクターの本命企業」について具体的に触れる予定です。よろしくお願いします。
