こんにちは!
わらびもちです。X→(@warabiiiAMZ)
最近はAmazonに出店している方も楽天市場にも店舗を構えて商品を出すケースも増えてきているかと思います。
数年前は、楽天へ出店するのは資本金が100万円以上であったりバーチャル(シェア)オフィスの審査が厳しかったりと楽天へ出店するハードルというのが高かったため「Amazonには出しているけど楽天市場はやっていない」という方も多かったです。
しかし、最近になり楽天市場への出店のハードルが下がったり、Amazonだけで在庫を抱えるリスクなどを鑑みて楽天市場へも出店する方というのは増えてきました。
データから見ても楽天市場の出店数は毎年、前年度の105〜110%ほど増加しています。
OEMをやっていて楽天市場で販売している方のほとんどがAmazonもやっていてそれぞれで販売個数や売上を伸ばすように日々、色々なことに取り組んでいると思います。
0からOEMを始めた方はまず第一にAmazon、そして楽天市場にも横流し的に商品を出すというケースが多いです。私もそうですし、クライアントさんもこの"まずはAmazonにフォーカス"というケースが非常に多いです。
ですが、実際に販売してみると同じ商品なのにAmazonで売れてるモノが楽天でも同じように売れるというわけではなく、この商品はAmazonで売れるけど楽天ではあんまり売れない、ということが起きるわけです。
- 楽天市場で売れないのはマーケ力不足が原因?
もちろん、Amazonと楽天市場という同じモールでも購買層が若干違うこともあり、売れるor売れない(売りづらい)ということがあります。
ですが、紐を解いてみるとAmazonのマーケティングは得意だけど楽天市場はあんまり・・・という楽天向けのノウハウ不足であったり、楽天マーケ力のなさだったりすることもあります。
私も楽天市場に出店した始めの方はAmazonのノウハウだけで楽天市場に挑んでいましたが、1年頑張ってもAmazonの1/3以下の売上しか出すことができませんでした。
ここで楽天マーケ力の無さを痛感しました・・・
- 楽天市場には楽天市場に特化した施策
その後、あれこれと様々な施策を試していました。(詳しくは後日リリース予定のコンテンツに全て書いてあります。)
その中でもレビュー獲得というのは楽天市場でもAmazonと同じように大事です。楽天ではレビューはSEOには影響しませんが、アルゴリズム的にも販売実績の高い商品が検索結果上位に来るようになっています。
販売実績上位の商品というのは、レビューが数件というのは珍しく、ほとんどがレビュー1,000件、5,000件、10,000件という莫大な数のレビューを獲得しています。
要するに、レビューが直接的にはSEOに影響しないものの、楽天の検索結果上位の商品というのはクリック率・コンバージョン率が高く、それらにレビューが影響しているということです。
- 楽天市場は新商品の検索結果が上がりにくい
実際に楽天市場で商品を販売したことがある方ならなんとなく感覚で分かると思いますが、Amazonに比べて楽天市場は新商品を出しても「発売して1ヶ月でビックキーワード5番目!」みたいなことにはなりにくいです。
Amazonには新商品にはハネムーン期間という登録して2〜3週間は検索順位が上がりやすく新商品でも大きなキーワードで上位に食い込むことができる(かもしれない)期間が存在します。
ですが、楽天市場には2024年10月現在では、ハネムーン期間のようなアルゴリズムはなく地味に販売実績を積んでいくある意味、王道パターンしか存在しません。
- レビューが少ないと新商品が埋もれてしまう
ハネムーン期間がない分、検索結果でも沈んでしまい、せっかくRPP広告をかけたとしてもROASが悪く赤字を掘ってしまうパターンもあります。
そうならないようにするため新商品でまずやるべきこととしては、レビューを集めてコンバージョン率の高い商品ページを作ることが大事です。
コンバージョン率が良くなれば、少しずつ広告経由のROASも数値が良くなり、販売実績を貯めることができます。販売実績を貯めることで少しずつ検索結果でも上位に食い込んでいくことができます。
- レビュー10件、100件、1,000件、10,000件の壁
売れている商品や実際に販売しているレポートを見てみるとレビュー数10件、100件、1,000件でコンバージョン率に"壁"があるように思えます。
10件以下だとレビュー数が少なすぎて参考にならない・・・
100件あれば10件とかの商品よりは信頼できるかな
1,000件あればかなり信頼できる
10,000件を超えていればまず間違いない!
といった感覚があります。そしてその感覚というのは数値としても出ていて同じ商品でも10件以下の時はCVR2.8%、10件〜100件の時は4.2%、100件〜1,000件の時は4.6%、1,000件〜の時は5.5%になりました。
レビュー数 | コンバージョン率 |
10件以下 | 2.8% |
10件〜100件 | 3.9% |
100件〜1,000件 | 4.7% |
1,000件〜 | 5.2% |
- 新商品はまずはレビュー100件を目指そう!
上記のコンバージョン率の変化を見てわかるように10件以下と100件〜1,000件とでは、それぞれ2.8%と4.7%とで約1.7倍もの変化があります。
もちろん、100件〜1,000件は900件も幅があるのでレビュー数110件と980件とでは見え方というのは変わってきますが、新商品ではまずは100件レビューを集めることでやっとスタートラインに立てると言っても過言ではありません。
なので、新商品の初めのレビュー件数のKPIは100件として、そこを最短で達成することが新商品をロングテール商品にするための初めの一歩になります!
- ※サムネイルはガチの数値です
このTipsのサムネイルの画像のガチの数値です。この施策で集めたレビューがだいたい220〜230件ほどでそれ以外は何も施策をせずオーガニックで獲得したレビューになります。初めの100件は発売から丸2ヶ月で獲得しました。
このTipsは、そんな初動でレビュー100件を集める施策を詳しく解説しています。
このページや普段の発信などをみて、「自分には参考になりそうだな」と感じた方のみ購入していただければと思います。