・追記情報
12/13 まはしさんとの面会で得た情報
本記事は不同意性交罪で逮捕され起訴されたとあるスト師(以下Mという)の裁判傍聴レポートだ。
もちろん裁判の争点や検察側と弁護側の主張などが分かるのはもちろんのこと、この裁判を傍聴して分かった、多くのナンパ師が使いがちな”実は危ない”グダ崩しフレーズについても解説する。
私のことを知らない方のために自己紹介をしておく。
私はアツストサロンという国内最大級ナンパサロンの副代表をしてる傍ら、弁護士のてみす先生(X:temitemitemiss)と共同でリスクヘッジtipsをリリースしたり、てみす事務所で法律のリサーチなどをしている。
事務所業務の一環として家宅捜索の現場に立ち会ったり、警察署に対し告訴状の提出なども行った。
他にも路上で暴行を受けた際に法律知識を駆使し犯人から示談金を取った経験もある。
そんなわけで恐らくナンパ師の中ではトップクラスに法律には詳しいし、過去に何度も裁判傍聴に行っている。
そんな私だが今回の裁判は過去に見たどの裁判よりも見ごたえがあった。
全面否認のバチバチだ。
罪を認めている事件と異なり、検察官(被害者側)の主張を真っ向から否定する形。
有罪率99.9%を誇る日本の刑事裁判において無罪を狙いにいく。0か100かの争いだ。
罪状は不同意性交等罪であり有罪になった場合5年以上の豚箱が待っている。
見ごたえがあった理由はこれだけでなく、裁判中に「パワギラ」「即」「案件」など我々が普段から使う隠語が法廷で飛び交った。
傍聴中に思わず汗をかいてしまったほどだ。
そんなクラスタ活動をする方にとっては他人事ではない裁判の傍聴レポートをいち早く、そして正確に世に出すべく今回の記事を執筆した。
本記事は1冊500円としているが、今回の傍聴にかかった交通費などの費用を回収したいと思ったのがその趣旨だ。
中身を読んでもらえれば、確実に500円以上の価値があったと感じてもらえると確信しているので、コスパに関しては安心して欲しい。
今回の裁判は全期日傍聴しレポートするつもりだ。
興味のある方はクラファン感覚で購入して欲しい。
それでは本題に入る。
いざ傍聴へ
裁判は某県地方裁判所で11時から行われるため、9時半大宮発の新幹線で某県へ。
1時間ほどで到着し、ロータリーのタクシーを拾い裁判所に向かった。
タクシーに乗ってから10分ほどで到着し当日の裁判メニューを見て、裁判が行われる法廷の番号を確認。
ちなみに私は今までに東京地裁、大阪地裁堺支部で裁判の傍聴経験がある。
東京地裁の場合、金属探知機を全身に当てて荷物検査を行う。大阪地裁堺支部の場合は特に落ち物検査等はなく入ることが可能だ。
今回行った某県地裁は少し特殊で、法廷に入る直前に荷物(スマートフォンを含む)を全て預かられ、手動で金属探知機を当てられた。
東京地裁の場合、荷物検査はあるものの預かりは無かったため少々驚きながら法廷に入室した。
入室したのが大体11時5分頃。
傍聴席は比較的空いており、既にMが証言台に立っていた。
Mの印象としてはスト師っぽくなく、少なくとも私の周りのナンパ仲間にはいないタイプの見た目をしていた。
裁判官席を正面に、向かって左側には検察官、右側には弁護人という構図。
検察官は女性でありかなり鋭く目を光らせており、まあまあの威圧感を感じた。
これはあくまで私の個人的な印象ではあるが少しのフェミっぽさも感じた。
弁護人は私選か国選か定かではないがキリっとしており、頼りがいのありそうな見た目。
裁判官席には裁判長、右陪席裁判官、左陪席裁判官の3人。いつも通りといった具合だ。
入室後間もなくして裁判長よりMに対し、被害者の本名を伏せる旨(通常の裁判でもよくある)告げられ検察官より公訴事実が読み上げられた。
いよいよ裁判のスタートだ。